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2012年2月11日 (土)

オスグッドシュラッター症候群にセントジョーンズワート浸出油を使ってみました。

 営業時間を過ぎて、陸上競技をやっている30代の男性が膝が痛いので診てほしいとやってきました。

 1ヶ月ほど前から、右膝下の大腿四頭筋膝蓋腱から前脛骨筋上部に痛みがあります。

 軽く膝を曲げて、膝が伸ばしきれない感じで足をひきずってやってきたので、典型的なオスグッドシュラッター症候群だと思いました。

 オスグッドシュラッター症候群は、スポーツによる激しい膝の屈伸によって脛骨上部付近に炎症が起こる骨軟骨炎です。

 まず仰臥位で、患部と右下肢の可動域を確認しました。

 大腿四頭筋膝蓋腱付近と前脛骨筋上部に炎症があるようで、患部は軽く圧しても痛みが出ました。

 この2つの筋肉の故障ですから、膝が伸ばせず、足の他動的背屈で痛みが出ました。

 オスグッドシュラッター症候群に限らずスポーツ障害では安静が必要です。

 彼の場合は痛いのに練習を続けて症状が悪化してしまったようです。

 指圧でできることは全身性の血行促進で痛み物質や老廃物を流し回復を早めることですから、下肢だけでなく仰臥位でできる指圧は上肢から顔面、頭部、前胸部、腹部とすべて行います。

 伏臥位では膝を軽度屈曲させるために、足枕を入れて少し足を高くします。

 右膝軽度屈曲で足をひきずってあるいているので、右大腿後側にも強い緊張があり、坐骨神経に沿って指圧をすると痛みがありました。

 伏臥位の指圧後、仰臥位に戻って膝屈曲で患部周囲にアロマオイルマッサージをしました。

 ブレンドオイルは、関節痛の炎症をやわらげるセントジョーンズワートの浸出油をベースに、ローズマリー・シネオールと、ちょうど作ったばかりのスペシャルブレンドオイル(これはサイプレスやグレープフルーツやサンダルウッド・オーストラリアやカモマイル・ローマンなどをブレンドしたむくみ排出とちょっとしたこりとリラックスのブレンド)も入れてマッサージをしました。

 右脛骨上部には塗布くらいのタッチをしばらく続けます。

 必ず痛みは緩和されていくので、筋肉が紙4~5枚分ゆるんできた感覚にあわせて、紙3~4枚分圧を足して軽擦します。

 それでも患部は撫でる程度です。痛がられるようでは傷を拡げています。

 むしろ、大腿二頭筋の緊張をとることが大切です。

 こちらは負担を請け負って緊張しているのですから、血行促進のしっかりとした強擦ができます。

 膝屈曲のままで、斜め下方に向かう大腿後側に、母指で前方向の圧をかけながらの強擦もできますが、私は膝を伸ばし気味にして、四指で筋肉を持ち上げて強擦を行いました。

 こちらのやり方のほうが下肢の重さを利用して圧がかけられるので、施術に力がいりません。

 オイルマッサージ後、立ち上がって歩いていただくと「来た時と全然違う!」とのこと。

 傷が夢のように治ったわけではないので、少し膝を曲げたままの歩き方ですが、症状は緩和されたようです。

 膝の使い過ぎの炎症ですから、肝心なのは陸上競技の練習を休んで安静にすることです。

 ローズマリーはカンファーがあればシネオールに代えて使いたいところです。

 また、むくみ排出+鎮静作用を目的としたオイルをこのケースで使ってみるのも炎症には効果ありです。なかなか良いと思います。

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