ジュニパー+ラベンダー、右下肢の筋肉痛、左下肢のむくみ。
「早朝3時に座骨神経痛による足のしびれと痛みで目覚めて、それから営業開始時間をずっと待っていた」という70代の女性、寒さが厳しいので症状が悪化して眠れないという方も多いようです。
全身指圧とストレッチ、PNFなどで症状は緩和できましたが、「アロマオイルマッサージもしてほしい」とのこと。
早朝のしびれと痛みの不安から、もっとよくなりそうな“魔法”が欲しくなったようです。
左腰痛、両母趾のしびれ、足が一回り大きくなったような感じ、大腿から足に時々血液が流れるのがわかる(動脈硬化の兆候)、などが自覚症状です。
右下肢は体重がかかって緊張し、左下肢は腰痛もあって体重をかけないのでむくんでいました。
こんな時は精油の効能を説明し、魔法(暗示)をかけながらブレンドオイルを作ります。
「右は筋肉が硬く緊張しているので“痛みをとるラベンダー”、左はむくんでいるので“むくみを流す”ジュニパーがよく効くので、この2つをブレンドしてマッサージをしますね」
テンポの良いタッチで筋肉に運動をさせればむくみは解消し、筋肉の緊張には弱い刺激で対応できるので、右にラベンダー、左にジュニパーと分ける必要はありません。
むくみの奥、深部の筋肉に指圧ではとらえにくい緊張を見出すことができるのがオイルマッサージの特長です。
むくんでいる左ふくらはぎの深部にはむしろラベンダーが効果的と思われる緊張があり、右下肢の筋肉は緊張していていましたが大腿内側やふくらはぎにはむくみがありました(これが普通です)。
同じ効能の精油を足していくブレンドが効果的なこともありますが、違う効能の精油を合わせることがブレンドの醍醐味であり、強過ぎて毒性をおびるということのない(安全性の確保につながる)東洋医学的な考え方です。
足趾~足、膝窩の『委中』、大腿後側遠位で外側の座骨神経(≒膀胱経)が分かれて総腓骨神経になる部位、ふくらはぎの深部内側と外側、左腰部と、痛みやしびれの訴えを確認しながら手掌軽擦、母指軽擦、時に母指強擦を加えながらアロマオイルマッサージを行いました。
痛みとしびれが「抜ける感覚」が御客様にあったようですし、私も感じることができました。
魔法がかかっていますから、「すっかりよくなった気持ち」になっていただけたようです。
玄関を出て歩いていく後姿も軽やかでした。
感覚を楽しみ、味わうための資料として、精油に関するエピソードや産地、効能などの知識を会話に盛ることで、アロマテラピーの効果が上がります。
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コメント
おはようございます☆
先生の技術と魔法・・・素晴らしいデス☆
私にもアロマについてご教授いただけると
うれしいです☆
オススメの教科書や本がありましたら・・・
ぜひぜひお願いしま~す☆
投稿: eri | 2012年2月 1日 (水) 08時17分
eriさんコメントありがとうございます。
精油の治療的な選択を上げて症例を紹介する本がいくつかありますが、この一冊というのはなかなかなかありません。
あえてあげれば『クリニカルマッサージ』と『オイルマッサージ教本』(どちらも医道の日本社)で、前者は解剖学的な細かいタッチ、後者はオイルを使ったタッチの参考になります。
精油の選択は香りや効能を物語として自分のものにした時に治療的な選択の引き出しが開くようになりますから、感性で楽しみながら知識を蓄えていってください。
投稿: 鈴木 | 2012年2月 1日 (水) 18時15分