39℃発熱後5日目の指圧。
夜勤明けの看護師さん、30代女性、5日前に39℃の熱が出て抗生物質を服用中です。
体調がすぐれないことは電話の声からもわかりました。
しかし玄関を入ってきたら「なんだか調子がよくなってきた」そうで、仕事の緊張からの解放と指圧で体が緩むだろうという安心は、体の滞りを動かしているようです。
座位で頚から肩に触れていくと、左側頚部、肩上部、肩甲間部にこりがあり、上腕内側の肺経に沿ったこりもありました。
発熱後、病み上がりの夜勤ですから体力、筋力が落ちていて疲れやすい状態にあったと思います。
発熱による関節痛や関節の硬さはなく、仕事で筋肉を使ってこっているように感じました。
上腕のむくみ、左ふくらはぎのむくみはありますが、いつもよりもむくみは少ないようです。
腹部の指圧では右の上行結腸にチャポチャポという振水音があり、急性症状から移行した治りかけの時の腹証である胸協苦満(両季肋部の際の硬さ)がありました。
後でわかりましたが水をあまり飲みたくないということ、大腸の働きが弱まって水の滞りがあります。
顔も手もカサカサしていて下顎に吹き出物ができているのも、水の代謝と大腸の働きの停滞によるものです。
夜勤明けですからイビキをかくほど熟睡していました。
自分のイビキでこれはマズイと思って目覚めたそうです。
抗生物質を使っていますから、ガスがたくさん出るという訴えがあるのもその副作用である胃腸症状の一つです。
御両親が現在百日咳の診断を受けて療養中だそうですから、今回の発熱も診断はされていませんが百日咳と関係があるかもしれません。
夜勤もつとまり関節痛もないようですから、発熱による痛み物質の抜けはいいようです。
指圧前にトイレに行き、指圧後にもトイレに行ったので詰まりと疲れがとれて、体も表情も元気になりました。
咳の出ない百日咳もあるようです。百日咳が流行っているそうなので皆さんお気をつけください。
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