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2012年6月24日 (日)

自閉症の人は表情のコミュニケーションに関わる内側前頭前野の活動が低下。

 「自閉症の人は相手が友好的かどうかを判断する際、表情より言葉の内容を重視する傾向にあり、それは他人の意図や感情の理解に関わる脳の「内側前頭前野」の活動が低下しているためであることを、東京大学の研究チームが米オンライン科学誌プラスワンに発表した」という記事を今朝の産経新聞で読みました。

 自閉症の人に、通りすがりの会釈や愛想笑いは、友好的な感情を示す態度として理解されないようです。

 逆に自閉症でない人たちにとっては、通りすがりの会釈や愛想笑いはコミュニケーションの手段として、暗黙の(沈黙の)了解事項であるわけです。

 自閉症の人にとって、他人が自分との距離を縮めようとする時は、それが笑顔であっても、怒った顔であっても、友好や敵意の判断材料とならず、言葉の内容こそが大事だということです。

 自閉症の人を、心のない口角を上げた笑顔でごまかすことはできないのです。

 自閉症ではない人が、愛想笑いで近づいてくる人のうまい話に乗って詐欺にあったり、だまされたりするのでしょう。

 自閉症で個のバリアを強めた人と、通りすがりの無言の会釈や愛想笑いでコミュニケーションをはかる人。

 人間社会の共同体の中で生きていくためには、面白くなくても敵意がないことを示すために笑顔を作ることが必要だった、そしてこれからも表情で友好を示すことはコミュニケーション手段として大切で、それが忘れ去られるようなことにはならないでしょう。

 「言葉の内容こそ大事、表情にはだまされない」ということからすると、自閉症の人は「愛想笑いでコミュニケーションをはかることはできるけれど言葉には内容がない人」よりは、ずっと人間的な重みがあって優れているように思います。

 愛想笑いが心からの微笑みになるように、言葉が的確で内容のある笑顔そのものになるように、今日も笑顔で、言葉にも笑顔を乗せて、一言ずつ思いを伝えていきたいと思います。

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