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2012年6月12日 (火)

病は①小腸経・膀胱経→②三焦経・胆経→③大腸経・胃経と進行する。

 東洋医学で病は、①表証→②半表半裏→③裏証と進行すると考えられています。

 表証は「皮膚や粘膜の症状、悪寒・発熱、項・腰・背・四肢関節などの身体痛」の段階です。

① 表証

 表証は太陽病とも言われます。

 手の太陽は小腸経、足の太陽は膀胱経です。

 上肢外側で尺側の小指から肩甲骨の周囲を巡り、耳の前側で顎関節後縁に終わるのが小腸経です。

 小腸経は膀胱経に連絡し、膀胱経は内眼角から頭部、背中と下り、足の第5趾外側爪根部に終わります。

 東洋医学では人間の体を四足歩行で考えますから、太陽のあたる「表」は上肢外側や背部ということになり、病気の最初の段階の「表証」は小腸経や膀胱経の症状に注目します。

 風邪の初期症状、背中がゾクゾクするような寒気や頭痛の状態は、小腸経や膀胱経の症状であるとも、表証であるとも言えます。

② 半表半裏

 表証と裏証の中間に「半表半裏」があります。

 上腹部の肋骨弓の際、横隔膜のあたりに張りや圧痛のある状態が半表半裏です。

 半表半裏は「少陽病」とも言われます。

 手の少陽は三焦経(上肢外側中央を上行し、眉毛外端に終わる)、それに続く経絡が足の少陽・胆経です。

 三焦経は胃を中焦とし、それより上の口から胃の入り口までが上焦、胃より下から肛門までが下焦です。

 半表半裏の状態は急性期からの移行期で、口が苦かったり、舌に白苔がついたりします。

 これは三焦のうちの上焦の症状ということになります。

 胆経は外眼角から側頭部を下行し、肋骨弓に沿って上腹部を外側に進みますから、横隔膜の前後の突っ張り感と胆経の緊張は一致します。

③ 裏証

 裏証は陽明病とも言われます。

 手の陽明は大腸経、足の陽明は胃経です。

 横隔膜を超えて腹部内臓の消化管まで病が進行した状態が裏証です。

☆ そしてさらに病が進行すれば…

 裏証の先、陽明病がさらに進めば「厥陰病」となります。

 足の厥陰が肝経、手の厥陰が心包経です。

 肝の病が進行して解毒も栄養の分配もできなくなれば、心臓の守りをする「心包」が機能しなくなり、心不全となって死に至ります。

 「心包」の実態は二アリーイコール冠動脈のことではないかと私は考えています。

 病の全体像をとらえた俯瞰的視野で「表証の段階で病の進行を止めること」を考えてみてください。

 肩こりや腰痛の方に施術をする時の、指圧やアロマテラピーの意義が見えてくるはずです。

 

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