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2012年7月16日 (月)

NHK「ミラクルボディ」、体操・内村航平選手が技をイメージする時、脳の高次運動野が働いている。

 NHK総合テレビの特番「ミラクルボディ」は、ロンドンオリンピックで注目される選手の肉体の秘密を、最新の映像技術を使って科学的に解明する興味深い内容で目が離せません。

 第1回のウサイン・ボルト選手の回では、「脊柱側弯症のため歩幅に左右差が約20cmもあり、骨盤の前傾によってハムストリングス(大腿後側の膝の屈曲と股関節の伸展に働く大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)を使う時に強い負担がかかって怪我を抱えていること」などがわかりました。

 コーチは「ハムストリングスに大きな負担がかかる100mはやらせたくなかった」と語っていて、「選手の適正とリスクを把握している良いコーチだなぁ」と思いました。

 ボルト選手は脊柱側弯症からの影響で、スタート時に足を外側に蹴ってしまうこともタイム短縮のネックになっているようです。

 世界陸上でフライングをして失格になった原因は、少しでも速くスタートを切ろうとした焦りだったのでしょう。

 ロンドンオリンピックの100mでのボルト選手のスタートに、今から注目しています。

 昨夜の第2回「ミラクルボディ」は体操の内村航平選手を取り上げていました。

 (内村選手の横顔は、なでしこジャパンの澤選手に似てますねぇ。)

 内村選手が技のイメージトレーニングしている時の脳を調べると、高次運動野が活性化していることがわかりました。

 高次運動野は、運動部位に直接指令を出す中心前回の一次運動野の前に位置し、複雑な運動をする時や、実際に運動をしているように一人称でイメージできた時に活性化します。

 テレビの画面を視覚でとらえている時や、テレビを見るように外から第三者的に三人称でイメージしていては高次運動野は働きません。

 これはタッチにも言えることで、どこまで思い入れをこめて正解に近い感覚をイメージできるかということが、一人称のイメージにつながります。

 外から見たタッチをしている人の視覚的な映像をイメージするだけでは、まだまだタッチの正解からは遠いのです。

 内村選手の腕を使って姿勢を修正し両足同時に着地するテクニックも、なるほどと感心しました。

 着地は下半身だけの意識ではぶれるのです。

 指力の意識では指圧の垂直圧がずれるのと同じことです。

 『重力の感覚は「無意識の感覚」に属し、そのセンサーは耳石器だけではなく、筋肉や関節にもセンサーが存在する』と番組では説明していました。

 これは「重力とオトモダチになろう」と努力していけばわかってくると思います。

 内村選手の空中での優れたバランス感覚は、三半規管だけでなく、幼少時からトランポリンで視覚が鍛えられたことも大きいようです。

 成長期の五感の活性は、これからのスポーツ界、教育界の大きなテーマになってくると思います。

  「体操は楽しくなければ続かない」「絶対に理想の演技などできるわけがない」「答えがあると面白くない」これらの内村選手の言葉からは、だからその良さを楽しみながら理想を追求し、答えを求め続けようという現実的で前向きな姿勢がうかがえます。

 いいですねぇ。

 今夜の「ミラクルボディ」はアフリカのマラソン選手を取り上げるようです。

 鍛えて肥大した「スポーツ心臓」が映像で明らかにされることになると思うので、今から楽しみにしています。

 

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