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2012年7月28日 (土)

20代女性、鼻炎と猫背で顔がこる、頭痛がする、頭頂部を圧して痛い。

 ロンドンオリンピック開会式、ローワン・アトキンソン(ミスター・ビーン)さんの「炎のランナー」のキーボード演奏(音楽コント)、素敵な演出でした。

 「炎のランナー」の曲はどこかで使われるだろうと思っていました。ドリフターズの荒井注さんの音楽コントを思い出しました。

 話は変わって、主訴が頭痛の20代女性の指圧について、思い返しながら書きとめておきます。

 まず椅子に座っていただいて、座位の姿勢からわかることは、猫背で脊柱がやや左に側屈、上半身はやや左に回旋しています。

 これは右手を使うために体幹を左にねじっている姿勢です。

 ズボンの中央のラインが左にずれていて、左のお尻に体重をかけて座っていました。

 猫背で手を使い、頭が肩より前にあるので、鎖骨周囲の大胸筋や三角胸筋溝が詰まり、右手を使うために体幹を左にねじっているので右腋窩が詰まり、右腋窩の肩甲下筋を圧すと跳び上がるくらいの痛みがあるようでした。

 猫背で頭の重さが頚の付け根にかかると、下行性には肩から上腕、頚から背中、上行性には後頚部で後頭骨際の『天柱』『風池』『完骨』から後頭筋と、血行不良による筋緊張が広がっていきます。

 この椎骨動脈周囲の血行不良だけでなく、前頚部の頚動脈の血行不良も上行性には顔面、目、脳へ、下行性には鎖骨周囲へと広がっていきます。

 この女性は通年性のアレルギー性鼻炎もあるので、鼻粘膜の炎症から顔面の筋肉の緊張も続いています。

 特徴的なのは頭頂部の帽状腱膜を軽く圧しても痛いということです。

 後頭筋と前頭筋をつないでいる薄い膜が帽状腱膜です。

 血行不良により痛み物質が溜まっていることもありますから、指紋部を広く使って頭皮をとらえ、それをずらさないように前後左右、円を描くなどに動かして、軽い刺激で癒着を少しずつゆるめるようにします。

 側頭部、耳の周囲も同様にゆるめていきます。

 顔の筋肉の運動を支配する顔面神経は顎関節の近くを通っていますから、耳の下の顎関節周囲をゆるめることは顔面や頭の緊張をゆるめることになります。

 指圧中も頻繁に鼻をかんでいました。鼻をかむ時は、息を止めて顔の筋肉を緊張させることになります。

 鼻には炎症があるので鼻づまりで呼吸が浅くなり、顔や頭の筋肉は酸欠になって、こりやすいということもあるでしょう。

 猫背を矯正する、脊柱の歪みを矯正することと、酸欠気味の頭部顔面に軽い刺激の指圧をすることで、頭痛は緩和されました。

 シャンプーや化粧をする時、化粧を落とす時に軽いタッチのマッサージをしておけば、こんな頭痛にも悩まされず、指圧を受けて気持ちがいいはずなのですが、20代前半の女性だと、まだ頭皮ケア、スキンケアがほとんどできていないない人もいるものです。

 シャカシャカ豪快に頭を洗うのではなく、「指紋部で頭皮をとらえていろいろな方向へ少し動かすような揉捏」、これは腕や足でやってみても揉み返すことが少ないので、一般の方にも是非覚えていただきたいタッチです。

 痛いような圧し方でなく、神経が張り詰めたような頭部の緊張をゆるめるためには、羽根で触るようなタッチでいいいのです。

 アレルギー性鼻炎で鼻を頻繁にかむことだけでなく、緊張性頭痛の場合は「歯を噛み締める癖」も原因になっていることがあります。

 「鼻の周囲に圧をかけて血行を促進する、顎関節の緊張を緩める、猫背の矯正をし、前頚部・後頚部の緊張をゆるめる」、緊張性頭痛には、このようなアプローチが有効なことが多いので、参考にしていただければお客様のお役に立てるのではないかと思います。

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