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2012年7月10日 (火)

足を外反・背屈する「第3腓骨筋」(足を内反・底屈する後脛骨筋の拮抗筋)。

 下腿後面の骨間膜から足の内側に停止し足を内反・底屈する「後脛骨筋」は、足のアーチを維持する筋肉であるにもかかわらず、十分に使えていないことが多い筋肉なので、指圧・マッサージでは血行促進のポイントとなります。

 後脛骨筋の拮抗筋が「第3腓骨筋」です。

 「第3腓骨筋」は腓骨前面などから起始する「長指伸筋」から足関節前面中央付近で分岐して第5中足骨底に停止します。

 「第3腓骨筋」は、足関節中央から斜め外側に足の甲を横断して第5趾延長線上に伸びる短い筋肉です。

 「長指伸筋」は、第2趾~第5趾を伸展し(上に持ち上げる)足を背屈させ、「第3腓骨筋」は足を外反・背屈させます。

 「足内側中央から内踝外周を回ってふくらはぎの内側を上行する後脛骨筋の求心性マッサージ」の効果をさらに上げるためには、「足外側の第5中足骨底(中足骨の近位・足関節寄り)から足関節中央に向かう第3腓骨筋の求心性マッサージ」で拮抗筋にも血行促進をはかるようにします。

 サッカーのインサイドキックの動きをまねたエクササイズで、股関節を外転させて振りかぶった時、その勢いで足関節を外反+背屈させれば「第3腓骨筋」が使われて反動が増し、股関節の内転でボールを蹴る時の動きで足関節を内反+底屈させれば「後脛骨筋」が使われます。

 足のマッサージは、「反射区で考える」ことも「ツボで考える」こともあります。

 しかし基本はあくまでも筋肉の起始・停止と筋肉の作用を理解して、一つ一つの筋肉をしっかりととらえることです。

 エクササイズとストレッチを理解するために、一つの筋肉について勉強する時には、その拮抗筋についても勉強してください。

 足のマッサージをする人はたくさんいますが、第3腓骨筋が長指伸筋の分束だと言える人は少ないと思います。

 反射区やツボの反応は、その作用が得られる臓器や部位までの様々な拘束がそのままであれば弱まります。

 大雑把に1対1の反応を信じてよしとするのか、一つ一つの障害を丁寧に取り除いてリラックスさせていくのか、それが施術でよいのか、セラピーがしたいのかの違いです。

 それにしても“長「指」伸筋”と解剖学の教科書にあるのはどうしても変な感じです。

 足ゆびが手編だなんて。“長「趾」伸筋”を使って困ることはないでしょうに。

 

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