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2012年10月30日 (火)

低出生体重児への「手あて」のリラックス効果を科学的に証明(近畿大学医学部付属病院)。

 近畿大学医学部付属病院リハビリテーション部理学療法士本田憲胤(ほんだのりつぐ)さんらの研究グループが、「NICU(新生児集中治療室)で過ごす低出生体重児の全身を両手で包み込む「手あて」をしながら左右のかかとに1秒間ずつ知覚針で刺激を与えたところ、「手あて」をしなかったケースと比べて痛み刺激による脳血流量の増加を最大で10分の1に抑えることができた」そうです(本日の産経新聞より)。

 脳の血流の変化は近赤外線を使う「光トポグラフィ」を装着して計測されました。

 低出生体重児にとって採血などの不快な疼痛刺激が繰り返されることは「脳の発達に好ましくない」とされています。

 本田さんらの研究によって、「刺激の1分前から両手で全身を包み込む「手あて」が低出生体重児にリラックス効果をもたらし疼痛緩和につながる」ことが科学的に証明されました。

 「手あて」はわれわれ手技療法者の基本です。

 この研究は、スキンシップの効能を科学的に裏付けるものでもあります。

 「まだ羊水に包まれていたい」であろう低出生体重児は、NICUの透明なケースの中で、まるで広い体育館の真ん中でひとりぼっちで寝かされているような不安に包まれているのではないでしょうか?

 羊水のような包み込まれ感のある「手あて」、“そうだよな”と思いました。新生児であっても、80歳を過ぎていても。

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