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2012年10月27日 (土)

「その治療院」では治らない理由を施術を通して説明する。

 「笑顔のとてもいい先生が若い柔道整復師3人を使って経営している接骨院に通っているけど良くならない」という70代女性(お得意様)が指圧にいらっしゃいました。

 電気を当ててから10分の簡単な全身性の軽擦みたいなことをしているようですが、主訴は右膝痛です。

 全身指圧後、弱っていた右大腿四頭筋の伸展挙上のエクササイズと右下肢の抵抗運動を行ったら、「自分の足のようではなかった足に力が戻って楽に歩けるようになった」ということです。

 「回数券を買ったから」ということもあって接骨院に通っていたようですが、悪く勘ぐれば『経営のためにたいして治さない』ということなのかなぁと思います。

 温熱でも鍼灸でも指圧・マッサージでも、施術の後には鎮痛効果があるはずですから、関節可動域を拡げるために「そこでストレッチやエクササイズを行う」のが症状緩和の基本です。

 先生の下で働く若い柔道整復師の方々は、おそらく言われたことをこなしているだけのことでしょう。

 笑顔の溢れた空間であることは素晴らしいことですが、漏れ聞いた年間の治療実績はどう考えても従業員数からいってあり得る数字ではなく「のべ人数」にしてもちょっとマユツバものです。

 おそらく施術の「のべ人数」をちょっと多めに公表していて、それが効果を上げたかということとはまた別のようです。

 娘さんがむち打ち症の後遺症で通う接骨院に付いていって御自分も施術を受けていたようですが、待たされる時間もあって結局午前中は潰れてしまうそうで、娘さんも効果に疑問を持っていて、結局「センセイが一番いい」と言っているそうです。

 「センセイ」はこんなアリサマでも今年はなかなか忙しく、『笑顔の接骨院で良くなれば本当にいいねぇ』と思っていたのですが、個人の症状とマッチングさせるセンスがないのでは困ります。

 むち打ちも膝痛も傷がありますから、血行促進でどのように回復を早めるかという個人に最適な施術工程とタッチが要求されます。

 どなたのどんな症状もファストフードのような接客、マニュアル通りの施術では届かないということです。

 患部にも、心にも。

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