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2012年10月14日 (日)

氷の張った湖面を歩くようなタッチ、それは薄氷かもしれないと常に思うこと。

 昨日、肩から腰までこっている男性の背中を指圧しながら浮かんだイメージです。

 この背中は「ワカサギ釣りができる凍結した湖面なのか、それとも今年は氷が薄くて湖面でのワカサギ釣りは解禁されなかったのか?」と。

 背中全体が緊張していましたから「凍結した湖面」のようではありました。

 しかし部分的には落とし穴のように薄氷の部位があるかもしれないと思いながら指圧を進めていきました。

 まんべんなくこっていても肩甲間部と肩甲下部の硬さは違います。

 氷の厚さが違う、筋肉の太さ・硬さが違います。

 右と左でも違います。

 腰が硬くなっていても腸骨の際は「薄氷」でした。

 こって硬くなった筋肉と同じように体重をかければ深く沈みます。

 しかし薄氷を踏んで湖面の穴に落ちたような制御を失った圧をかけてしまうと、その奥には傷ついた患部が潜んでいるかもしれません。

 硬いから飛び跳ねるようなムチャな圧し方ができると考えるのではなく、「この一歩は着地ができた」と考えて、次も慎重にふわりと着地します。

 硬さに指力でぶつかれば凍ったような筋肉は砕けます。

 瞬間冷凍させたバラの花が砕けるテレビCMもありましたね。

 氷を温めていけば融けていきます。

 血行促進させているのですから、筋肉は徐々に緩んでいるはず、刺激量は常に調節すべきです。

 「今度こそ薄氷かもしれない」と思って一点ずつ確かめながら指圧をしていきます。

 硬さとぶつからない指圧だから体が温まり、副交感神経が優位になっておなかがグーグーと動き出しました。

 疲労で硬くなったよくある緊急性のない指圧でしたから「ワカサギ釣りの凍結した湖面」がイメージとして浮かんだのでしょう。

 強圧で緊張させないということと、ぬるま湯のように陽だまりのように温めるということ、冷凍してあった食材の解凍も、自然解凍のほうが組織が崩れなかったりしますね。

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