上眼瞼挙筋が目を開ける、眼輪筋が目を閉じる。
上眼瞼挙筋が上の瞼を持ち上げて目を開くというのは当たり前といえば当たり前ですが、眼輪筋という言葉の印象からは眼輪筋も目を開ける筋肉だとうっかり思い込んでいる人が多いのではないでしょうか?
眼輪筋は目を閉じる筋肉です。
普段は目を大きく開けることも、しっかりと強く閉じることもほとんどしませんね。
目を大きく開けなければ上眼瞼挙筋が衰えて瞼が垂れ下がり、しっかりと目を閉じることがなく眼輪筋が衰えれば(目が開きっぱなしなら)ドライアイになります。
前頭筋も眉を引き上げて目を開ける働きをする筋肉です。上を見上げる動作をしてみると、前頭筋の収縮を感じることができます。
驚いた時に目を大きく見開くのも前頭筋の働きです。
額にしわを寄せるのも前頭筋の働きですから、しわを作って無理難題を長時間考え込むのは頭痛の原因になるのでやめたほうがよさそうです。
突風が吹いた時に、埃が目に入るのを避けて咄嗟に目を閉じるのは眼輪筋の働きです。
眼輪筋はストレスにさらされた時には働きますが、平常時にはしっかりと使われないこともある筋肉だといえそうです。
目の疲れ(ストレス)が肩、頚にまで影響して血行不良により頭痛が起こるのには、このような目を開ける筋肉と目を閉じる筋肉の使われ方にも原因があります。
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