反りを合わせる。
「反りが合わなくて」うまくいかないということは、人間関係でもタッチでもよくあります。
「たわみ」や「しなり」や「あそび」がないと、曲面や球体と密着することはできません。
そうではあるけれども「たわみ」や「しなり」や「あそび」だけでは強い思いは伝わりません。
人間の体は直線や平面ではなく、人間の心も直線や平面ではなさそうです。
強い思いや真っ直ぐな意志をしなやかなタッチに込められた時に、もう一つ上のステージが開けるのだと私は思います。
毎朝100人くらいの人のことを考えることにしています。
呪文のようにお経のように御名前をつぶやくだけですが、その方たちは私のことを思っていてくださるから私もその方たちのことを毎朝思うことにしています。
それはつながりを感じているかぎり自然なことのような気がします。
数年ぶりであっても触圧覚の記憶が残っている方もたくさんいます。
それは「反りを合わせようとして」微妙な「たわみ」や「しなり」や「あそび」を調整した一期一会の気魄を込めたタッチを介して記憶されているのでしょう。
「気」は「血」に乗って巡ります。
細胞に栄養を供給した後の「血」は、老廃物を含んだ「水」として静脈やリンパから回収されて尿となります。
血を巡らせることが、気と水を巡らせることです。
「反りを合わせる」という気配りは、脳を使い、体を使い、血を巡らせます。
加山雄三さんが娘さんの離婚について質問された時の「反りが合わなかった」という言葉をテレビのワイドショーで見て、聞いて、こんなことを思いました。
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