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2012年11月30日 (金)

80代男性、夜間38℃の発熱。

 前日指圧にうかがった80代女性から夜になって「夫が38℃の熱で真っ赤な顔をしてフーフー言っているが解熱薬を飲ませていいか?」という電話がありました。

 旦那様は風邪の症状がなかなか治らないので日中に病院に受診していますが、解熱薬は出なかったようです。

 手持ちの解熱薬では他の薬との飲み合わせの問題もあります。

 旦那様は心臓バイパス手術をしているので冠動脈の詰まりを防ぐために解熱薬の小児用バファリンを常用しているかもしれません。

 「診療時間は終わっていてもまず受診した病院に電話して指示をあおいでください。その病院で連絡がつかなければ近くの救急外来に行ってもいいですから」とお答えしました。

 普段発熱しても37℃くらいの高齢者がいつもとは違う発熱をした時は、感染症の可能性もありますが他の重篤な病気なのかもしれません。

 幸い受診した病院の先生と連絡がついて、解熱薬服用の指示があったと後で電話がありました。

 病院で受診を待っている間に感染したということもあるかもしれません。今はノロウイルスが流行しているようです。

 気になったのは「解熱薬の処方を断っていたようだ」ということです。

 医師とのコミュニケーションの問題の中には、「高齢者の耳が遠い」ということもあります。

 指圧でも高齢のお客様がこちらの質問は全く耳に入らず別のことを答えるというのはよくあります。

 そのあたりの会話のすれ違いを放っておくと、後でこのようなことが起こるのかなぁと思いました。

 待たされることに対しての抵抗性が衰えているのが高齢者ですから、イライラや耳が遠いことで十分な診療ができなかったのかもしれません。

 咳や痰の症状はないというのがかえって気になります。重篤な病気でないことを祈っています。

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2012年11月29日 (木)

セロシアキャンドルケーキ(ホールケーキの形のセロシア(ヒユ科)の寄せ植え)。

 ホームセンター(ジョイフルホンダ)の園芸コーナーで「セロシアキャンドルケーキ」を初めて見ました。

 遠目には「赤くて小さな尖ったイチゴとその葉っぱでデコレーションされたホールケーキ」です。

 よく見るとセロシアの花は小さな赤いクリスマスツリーのような形をしています(たくさん立てたキャンドルに火を灯したようには見えませんねぇ)

 プレゼントに使えそうです。

 ポインセチアやシクラメンと並ぶクリスマスシーズンの花として、これからは「セロシアキャンドルケーキ」が定番になってくるかもしれません。

 セロシアは日当たりの良い乾燥した場所を好む一年草で、水やりは葉がしおれてきた頃を見計らって、日中は日当たりの良い窓辺に置いて、花の結露を避ければ低温にも耐えるそうですから、冬の間しばらく楽しめます。

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2012年11月28日 (水)

スジャータ アサイーブレンド(ジュース)。

 スジャータ アサイーブレンド(1000ml紙パック)を飲んでみました。

 アサイーはポリフェノールをブルーベリーの18倍も含むアマゾン川流域に生息するヤシ科の植物で、鉄分や食物繊維も含み「貴重な栄養成分が豊富」であると紙パックに書かれています。

 アサイー自体はあまり特徴的な味がしないそうですが、ブドウとマンゴーをブレンドした濃厚な紫色のジュースなので美味しくいただきました。

 後味に少し残るエグ味が、ポリフェノールや鉄分なのでしょう。

 コップに残るざらついた紫色が食物繊維とポリフェノールのようです。

 便秘、冷え症にも良さそうです。

 最後のエグ味が薬として効きそうなので、野菜ジュースのローテーションとしてこの冬は飲んでみようと思います。

 

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2012年11月27日 (火)

痩せるには「美味しい」などの感覚刺激で褐色脂肪細胞の働きを活発にすることが効果的。

 今日の産経新聞に 京都大農学部 河田照雄教授の「褐色脂肪による肥満治療の研究」の記事がありました。

 河田教授の研究で「食事の際に本来食品が持つ熱量以上に体温が上昇しエネルギーが消費される現象には、糖質などの直接エネルギーになる栄養素だけではなく、匂い、味などのエネルギーにならない成分が関わっていて、“美味しい”などの感覚刺激によってノルアドレナリンが分泌され、褐色脂肪細胞の脂肪燃焼を盛んにする」ことがわかってきたそうです。

 褐色脂肪細胞を活性化するとみられる食品中の化合物には「サッカリン(人工甘味料 これは発癌性により日本では使用が制限されています)」「「カラシ辛味成分のアリルイソチオシアネート」「トウガラシ辛味成分のカプサイシン」「トウガラシ非辛味成分のカプシエイト」「ショウガ成分のパラドール」「コーヒーのカフェイン」「柑橘類のリモネン」「魚油のEPA、DHA」などがあるそうです。

 河田教授は「味気ない個食を避け、好物の食材や旬の魚を食べるなど食を満喫することが細胞の活性化につながるかもしれません」とのコメントを寄せています。

 カレー、煮魚、魚の寄せ鍋…、柚子やレモンを添えて、七味や一味、カラシも使って、デザートにはグレープフルーツやみかん、食後・ティータイムにはコーヒーやレモンティー。

 香りを楽しみながら美味しくいただけば、痩せそうです。

 この食事の時の交感神経の働きというのは食の感動、つまり味覚や嗅覚の刺激、そして盛り付け・彩りによる視覚の刺激、ジューッという焼ける音などによる聴覚刺激、舌触りや、硬さ・柔らかさなど箸などを通した食材の手触りの刺激もあると思います。

 食事で感動や発見が多い人は痩せやすいということになりますね。

 逆に、「空腹が満たされれば何でもいい」というような食事を続けていれば、それは太るための餌になります。

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2012年11月26日 (月)

しもやけ、あかぎれをリアルに見せつけるCMに目を背ける毎日です。

 最低気温が5℃を下回ってきました。

 テレビでは「しもやけ」や「あかぎれの傷口」を見せつける外用薬のCMをよく目にするようになりました。

 そのたびに目を背けていますが、こういうCMは恐怖で人を操るような手法の端っこに分類されるのではないかなぁと思います。

 目を背けていますから商品が何という名前で売られているかは、頭に入ってきません。

 あのCMが採用されたということは、「売らんかな」という意気込みで、やさしさとか、オブラートに包んで伝える品性とかは却下されたのでしょう。

 もうすぐ衆議院議員選挙が始まりますが、候補者名や政党名の連呼も「売らんかな」と同類のものを感じます。

 「いきなり」、「短時間に強刺激を詰め込む」、私は嫌いです。

 乾燥肌の痒みをかきむしった背中の赤みを見せるCMもあります。

 ボディメイクやCGの進化で傷をリアルに表現できるようになったのでしょうが、あのてのCMには目を背けてしまいます。

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2012年11月25日 (日)

訴えのなかった左手関節の痛みにハッとヒヤッと。

 医療事故の関連で看護師さんのうっかりミスが「ハッとヒヤッと事例」としてマスコミをにぎわせたことがありました。

 夜勤や一人でたくさんの患者さんを看護しなければならないなどの労働条件の中で、看護師さんが注意力を維持し続けるのには大変な努力が必要です。

 さほど問題のないお疲れの男性の左上肢の指圧でのことです。

 伏臥位で肩から腰、下肢と体の緊張を緩め、仰臥位で眠ったまま、左上肢外転45°肘屈曲で肩関節外旋のストレッチをしました。

 その時の「痛っ!」という顔に「ハッとヒヤッと」を思い出しました。

 問診では出てこなかったことで、左手関節の指圧でも痛がる様子はなかったので、私は左肩関節の痛みだと思いました。

 指圧後、「左肩の可動域が狭いようなのでストレッチを加減しておきました」と申し上げると、「言うのを忘れていましたが、重いものを持ったた時に左手首を痛めました」ということでした。

 御自分でもそのことを忘れていたようですが、肩関節外旋に伴う左手関節の背屈では痛みが再現されたので、まだ傷は完治していないようです。

 問診で出てくる情報はその時の主訴で、それ以外に御自分で省いてしまう小さな不調は多々あり、体全体から見ればほんの一部のヒントがわかったに過ぎません。

 ここでも言えることは「強く圧すな、強く引っ張る」なということです。

 丁寧に扱っているつもりでも角度によっては痛みが出ることがあり、そんな普段動かさない動かし方や普段圧さない部位を圧して御本人の気づいていない不調を一緒に探っていくのがわれわれの仕事です。

 肩のこりも背中のこりも緩んで血行が良くなり、よく眠ったのでリフレッシュされたお顔を見ても疲労回復になった様子ですが、左肩外旋の軽い揺さぶるようなストレッチで「痛っ!」という顔をされて「ハッとヒヤッと」しました。

 「命をもっともっと丁寧に扱え」との大いなるものからのメッセージだと肝に銘じました。

 

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2012年11月24日 (土)

ホルミシス効果からタッチの強刺激がいけないことを考えてみる。

 ラジウムを含む台湾の北投(ペイトウ)温泉や日本の玉川温泉の岩盤浴のように、低レベルの放射線はホルモンのように体を活性化させる「ホルミシス効果」があるとされています。

 もちろん高レベルの放射線を浴びれば被爆ですから体に害なります。

 「毒を薄めて使えば薬になる」、これはワクチンなどでだれもが体験しています。

 さて、例の「バラエティ番組でタレントさんが飛び退くような足ツボ施術」のことですが、これにホルミシス効果があるかどうか考えてみてください。

 体が受け入れられない触圧刺激は体にとって有益でしょうか?

 毒は薄めれば薬になりますが、毒を毒として使えば大変なことになります。

 殴る、蹴ると同じようなタッチならそれは言うまでもないでしょう。

 受け取れない物を強引に置いていくから、それが健康被害として国民生活センターへの苦情の増加につながっているのです。

 バラエティ番組の罰ゲームで足を圧されて飛び退いたタレントさんにも当たり前のように施術者がニコニコと「肩のツボを…」と言うのを見て、『それは肩のツボうんぬんの問題ではなく、あなたの圧し方の問題だ!』と思いました。

 自分が病気になった時、大切な人が病気になった時、彼女の手はホルミシス効果を生み出すことができるか心配です。

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2012年11月23日 (金)

「ヴァイオリンは背中で弾く ロビー・ラカトシュ」、「それぞれの手にそれぞれの音がある ミッシャ・マイスキー」。

 昨夜はNHK BSの『旅のチカラ』で、ヴァイオリニストの宮本笑里さんが自分の音を探す旅を見ました。

 ロマ(ジプシー)の音楽をルーツに持つヴァイオリニストのロビー・ラカトシュ氏のレッスンでは「ヴァイオリンは背骨で弾くのだ」という教えを受けます。

 猫背になると体が窮屈になり、自由な音の表現ができないということなのでしょう。

 チェリストのミッシャ・マイスキー氏には「それぞれの手にそれぞれの音がある」という教えを受けます。

 練習では楽譜からはみ出して音を表現することができずに、ラカトシュ氏との掛け合いがうまくいかなかった宮本さんでしたが、ライブハウスのステージでは旅の空気の中で湧き出した内からの音が自由なゆらぎを持って見事なタイミングのコール&レスポンスで掛け合いが披露されていました。

 ラカトシュVSマイスキーのクラッシックの枠を超えた即興の演奏も素晴らしいものでした。

 今日は勤労感謝の日です。

 人が動いて「働く」、感謝される働きとは心が伴った動きのことだと思います。

 それぞれの手にはそれぞれの「サウンド」がある、その響きは触感にもあります。

 「背骨で表現する」、ヴァイオリンの奏法もセラピーのタッチも同じだと思いました。

 あいにくの天気ですから、どうか無理をなさらないように。

 奥多摩で見た背中に落下の時のためのマットを背負い、前にリュックを抱えた中年の女性、岩登りをするのだと思いますが、濡れた岩場は室内のボルタリングのようにはいかないでしょう。

 奥多摩では山に慣れていなさそうな疲れた中高年の方をたくさん見かけました。この連休に山の事故がありませんように。

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2012年11月22日 (木)

多摩源流 小菅の湯 PH9.98。

 青空とイチョウの黄色の輝きのコントラストを車でたどっていたら、飯能から青梅、そして奥多摩周遊道路をさらに西へ、たどりついたのは多摩源流で大菩薩峠に近い小菅の湯でした。

 小菅の湯ではPH9.98高アルカリ性単純泉と謳っていますが、もっと低く紹介されているガイドブックもあるので、雨などの気象条件で実測値は変わるのでしょう。

 露天の岩風呂に浸かっていると肌のスベスベ感は半端なものではありません。漂白剤が指についた時くらいの感じです。

 秩父満願の湯よりも温泉のスベスベ感では勝っているようです。

 山のミネラルを含んだ透明な温泉ですが、湯の花がしっかり浮遊しているので温泉感が味わえます。

 温泉は熱過ぎず露天では紅葉が風に舞って湯に降りて、秋の山の彩りを眺めながらゆっくりと快適なリセットの時間を楽しむことができます。

 地元で採れた数種のペパーミントをブレンドしたイベント風呂はアロマセラピストを満足させる本物感があります。

 乾式のサウナには地元の千枚岩で作ったという円形のマットが敷いてあります。

 円形マットはラジウムを含み、遠赤外線効果とホルミシス効果(微弱な放射線がホルモンのような働きをする)があるそうです。

 サウナの壁の両側には素粒子板という粘土の板が掲げられていました。

 これにも何事かウンチクが書いてありましたが、私はさほど特別な感じがしませんでした。

 水風呂の冷たさは軽井沢の千ヶ滝温泉を超えます。

 心臓の悪い方は絶対に無理というレベルの冷たさですが、何とか段階的に体を沈め、早口で10数える間肩まで浸かり、それが限界で水風呂から飛び出しました。

 露天の岩風呂はよく掃除されていて、ぬめり感を岩で確かめようとしたらサラッとした手触りでした。

 それであの温泉のスベスベ感ですから、岩のミネラルや岩に付着した温泉成分に頼らずとも次々と湧き出す温泉が高アルカリ性だということなのでしょう。

 3時間入浴600円、標高1000mに近く、道中はロングアンドワインディングロードですが、盛りの紅葉と黄葉が存分に楽しめました。

 東京都を越えて山梨県小菅村にある小菅の湯、肌に嬉しい温泉です。

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2012年11月21日 (水)

80代女性、左肩痛、左坐骨神経痛、「頚が支えられない」。

 久しぶりの方が続きます。80代女性、左肩が痛くて上がらず、左殿部に痛みがあって下肢がしびれています。

 背中の後弯が増強し、頭が肩より前に倒れています。

 左薬指にばね指の症状があるということですが、弾発現象までは再現されませんでした。

 自転車でいらっしゃったのですが、途中でバランスを崩して倒れたのだとか。

 幸い雑草がクッションになって大事にはなっていないようでしたが、80才を過ぎて体の動きが悪い状態での自転車は危険です。

 座位で左肩上部肩根点を圧すと、頚がガクンと前後に揺れます。

 頚椎が神経を圧迫した神経根症状があると思われ、脊柱管狭窄症の影響が上半身にも下半身にもあるのだと思いました。

 左肩関節は前方挙上も外転も90°で痛みが出ます。

 仰臥位になれないということで、バストマットを置いた伏臥位で指圧を始めます。

 左の肩根点を圧すと伏臥位でも頚が前後にガクンと揺れます。

 神経の痛みから体が逃げようとしているということもあるのですが、「首が据わらない新生児」のように筋肉の衰えも感じます。

 痛くて動かさないので余計に不動性の萎縮傾向が強まっています。

 「接骨で裸にされて強い力で圧された」そうで、何でそんな必要があるのか意味がわかりません。

 器械を使ったということと、頑丈な人だけが我慢できるマニュアルのタッチだったということなのでしょう。

 足に冷えはありましたが、坐骨神経に沿った下肢の硬さはそれほどでもありませんでした。

 しかしストレッチ不足、運動不足であることは間違いありません。

 ☆ そしてこの後、仰臥位になる時に…。

 背中が伸びたので仰臥位になってもらいましたが、姿勢を変えるのに左半身に痛みがあるので、、右手でプッシュアップして体幹を起こして体をねじった後、「勢いよく頭から後ろに倒れました」。

 びっくりしました。

 もちろん下はマットで柔らかい枕も置いてありましたが、枕をはずれて、大袈裟に言えば「受身を取らずに頭から落ちたような形」です。

 頭の重さを支える首の筋肉が衰え、背筋も腹筋も非常に衰えていました。

 私が体幹を支えなければいけませんでした。まさかの倒れ込み体位変換でした。

 全身指圧を終え、左肩は135°まで上がるようになりましたが、仰臥位膝屈曲で股関節を屈曲させて(おなかに近づけて)いくと90°で左殿部に強い痛みが出ます。

 脊柱管の狭窄で坐骨神経はかなり重く傷ついているようです。

 電池も換えられない、お湯も沸かせない旦那様(認知症ということではなく昔気質の男ということのようです)との二人暮らしで、旦那様は何もやらないので畑を耕運機で耕し、竹林の竹も切らなければならないのだとか。

 農地だと固定資産税が安いとか、農地なら耕作をしておかなければいけないとか、いろいろ事情はありそうです。

 とにかく背中は伸びました(背中はだいたい伸びます。無理な力で伸ばすのは厳禁ですが、それが気持ちのいい時間であれば、無理のないちょうど良い位置まで背中は伸びているものです)。

 坐骨神経症状は悪くならないようにしておくということになりそうですが、左肩は物干しに手が届くようになっています。

 加齢でも首が据わらなくなるのですね。倒れ込むような体位変換にはヒヤッとしました。

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2012年11月20日 (火)

左母趾の動きが硬い→左片頭痛。

 40代女性、作日の日曜日に起きてから頭痛が強くなってきました。

 週末にはその予兆があったようです。

 ここのところの冷え込み、空気の乾燥、敏感な方は少し数が多くなっている地震までストレスになります。

 仕事のストレスで週末にセロトニンが不足、日曜日の睡眠で血管が緩み過ぎたということも片頭痛の原因として考えられます。

 左前頚部、左前額部に手指を当てると、右よりも熱が高くなています。

 肩こりや背中の緊張は右半身にあり、左は母趾の動きが悪いことからも、股関節が外旋し、足底内側が浮いた状態での姿勢が常となっていそうです。

 つまり左母趾の使わな過ぎが片頭痛と結びつきます。

 使い過ぎの右半身は筋肉も血管も収縮して冷えやすく、使わな過ぎの左半身は筋肉がたるみ、左半身の一部の筋肉や関節は動かさな過ぎで硬くなり、左半身の血管は拡張気味でその一部は充血して熱を持ち神経を圧迫して片頭痛が起こったのでしょう。

 全身指圧後、左右のバランスがとれて、額の熱の左右差もなくなりました。

 しばらくして水分の補給や排尿をすると、発痛物質や老廃物が排出されてもっと頭がすっきりしてくるはずです。

 寒くなったので普段の座位では足を外側に倒して足趾を丸めている女性が多いと思います。

 足趾に体重をかけるよう意識していただきたいと思います。

 足への施術は「足趾の指圧とストレッチ」を夏よりも時間をかけてしっかりと行いましょう。

 足裏の外側をしっかりと圧して、足関節に「外反の動きをさせる」のを忘れないでください。

 「使いにくい足の動きはセラピストがさせる」、足のメニューが主なセラピストの方は、そこから片頭痛まで届くようなタッチを作ってください。

 「足を圧していても目は頭を見る」、それだけでも圧の距離不足を防げます。

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2012年11月19日 (月)

ご褒美の先行投資効果。

 探して探して、ついにマーチンのギターを買いました。

 『いつかはマーチン…』、マーチンはギブソンと並んでアコースティックギターの2大ブランドです。

 ヤマハの新しいギター、テイラー、タカミネ、どれもピンときませんでした。

 たまたま入荷したばかりの買えそうな値段のマーチンギターが目に止まり、形が好みではなかったのですが、ギター屋さんで試奏すると普通は周りの雑音でギターの持つ本来の音が聴こえてこないものなのですが、そのギターは体に共鳴する響きがありました。

 ネックを持つ左手のフィット感とギターのボディと体幹のフィット感、弾きやすさ、弦のタッチ、なかなかそういうギターにはめぐり会えません。

 エリック・クラプトンがアンプラグドで使っていたボディの小さなタイプといえば聞こえがいいのですが、廉価版です。

 まさかこんな昔っぽいフォークギタータイプを買うとは思いませんでした。

 以前から自分のものだったように体にしっくりくるのは驚きです。

 指圧をしていて微妙なタッチについていつも考えているのですが、それはギターでも同じで、0.10ミリのギター弦と0.11ミリの弦のタッチの違い、ピックの硬さ・材質でのタッチの違い、指圧のタッチとギターのタッチは相互に影響し合って、今まで気づかなかった感覚の世界を広げてくれています。

 お金を払って買ったのですから堂々としていればいいのに、『もしかしたら返してくれと言われるのはないか?』、『そんな安い値段では売れない!』と言われそうで、顔はニヤニヤ緩みっぱなしでしたが、足早に店を出て車で家まで持ち帰りました(昨日ほど事故を起こしてはいけないと思ったことはありません)。

 昨日は誕生日でも何でもない日です。木枯らしが吹いて、クマのプーさんなら「風の日おめでとう」というところでしょうか。

 今朝もマーチンギターがここにあることを確かめてニヤニヤしています。

 鏡を見て、こんなに幸せな顔になるならご褒美の先行投資も悪くないなぁと思います。

 ご褒美と言えるように、今日からまた一生懸命考えながらジタバタ働きます。

 

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2012年11月18日 (日)

中国製浴室用換気扇の取り付け。1.5cm木枠を削ることになり…。

 浴室の換気扇が動かなくなり、ホームセンターでもサイズの合う在庫がないのでインターネットの通販で探して、同じ会社の換気扇を買いました。

 横幅が1.5cm大きくなるのが気になりましたが、そのサイズでは他社も同じ規格のようですから間に合いそうなのはそれしかありません。

 「案外ピタッと入ったりして…。中国製だし横幅は19.5cmないかも…」の期待はむなしく、横幅18cmの木枠に横幅19.5cmの換気扇はどうやっても入りません。

 古いサイズの規格を残してくれていたらいいのに、換気扇は大型化し、今は浴室用エアコンの時代に向かっているようです。

 浴室の窓の上にある換気扇の木枠を、亡くなった父が仏像を彫るのに使っていたしっかりとしたノミで削りました。

 木枠を1.5cm削るのに木屑が山ほど浴室にたまりました。

 ピアノの椅子の座面を最も高く調整して、側面に圧をかけてノミで木枠を彫る不安定な高所作業がしばらく続きました。

 『青の洞門か!脱獄囚か!何やってんだか…』

 汗をかきながら一時間近くかかってやっと中国製換気扇の取り付けを終え、換気扇の動作に問題もなくてほっとしました。

 業者さんに頼めばけっこうな出費になると思いますが、インターネットだと安い値段で手に入り、2日後には取り付け終了ですから大したものです。

 肩こりの条件をそろえた木枠削りと取り付け作業でしたが、肩も頚も腕も腰も痛くなりませんでした。

 指圧を続けることで、筋肉を無理せずに使うコツを体がつかんだのだろうと思います。

 自分主動でやったので疲れずにすみましたが、業者さんを待って取り付けをお願いしていたら、請求書を見ても肩がこったかもしれません。

 「1.5cm」に、時の流れや、生産拠点の海外転出や、インターネット通販や(日本通販も形を変える必要性に迫られたようです)、いろいろ考えさせられました。

 高い所に手を伸ばして意外と木枠が削れちゃうのも、目分量で削って換気扇がスッポリ収まったのも、変な筋肉痛にならなかったのもラッキーです。

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2012年11月17日 (土)

80代女性、鼡径部痛・殿部痛、仰臥位で寝られない。

 80代女性、久しぶりだなぁと思っていたら胃癌の内視鏡手術をしたのだそうです。

 1cmのはずが4cmの癌が内視鏡で摘出されたとか。

 指圧に連れてきたくださったお友達の方が、摘出されたその癌を見たそうです。

 喉を通して取り出す場面を思い描くとえずきそうです。

 主訴は両鼡径部の痛みと右殿部から下肢にかけての痛みです。

 背中は丸くなり、上半身はでっぷりと肥満し、下肢の筋肉は衰えています。

 仰臥位で股関節の動きを確かめてみましたが、仰臥位になることで背部に痛みがあり、普段は横を向いて寝ているようです。

 股関節の動きに問題はなく、股関節の変形は問題にしなくてよさそうです。

 伏臥位では頚、肩から背部がこっています。

 背中が盛り上がって脊椎の後弯が増強し、脊柱管狭窄症の病名がつくと思われる状態です。

 母指を重ねず広く使い、手掌も持ち上げずに安定した柔らかい圧で背中を伸ばしていきます。

 昨日は喉が痛かったそうで、やや微熱があり、今日は鼻水が出るということでマスクをしての指圧です。

 のど飴をなめ続けていたらのどの痛みは治ってしまったといいいますから大したものです。

 右殿部の指圧では圧し込むと筋肉が強く収縮しました。

 坐骨神経に沿って下肢まで緊張が走ります。

 背中が丸くなり脊柱管狭窄によって坐骨神経症状が出ていると考えられます。

 伏臥位の指圧を終えると痛みもなく仰臥位がとれました。

 力を入れない指圧でも背中は伸びるのです。

 全身指圧後、立位の背中が真っ直ぐに伸びています。

 伸ばせば伸びる背中です。

 東日本大震災の影響の残る地域で相続した不動産の問題や御自分の健康問題で夜はなかなか眠れないとか。

 脳梗塞、腎臓病、食道ヘルニア、正座のできない膝、そして胃癌の手術もしています。

 ペニシリンが使えない体質でもあるとか。

 高齢の一人暮らしということもあって不安でいっぱいのようです。

 ペニシリンが使えない体質でもピロリ菌の除去はできたのだとか、今は薬もどんどん開発されています。

 鼡径部の痛みは肥満のおなかがかぶさっての血行不良もあったようです。

 玄関を出て車に乗り込んだと思ったら戻ってきて「センセイお風呂に入っても大丈夫ですよね?」との御質問です。

 微熱も下がり、指圧中鼻水も出ませんでした。

 そんなに勢いよく玄関から入ってこられる方にお風呂に入らない理由はありません。

 『入りたいのですから』、もちろん「お風呂に入って大丈夫です」とお答えしました。

 気持ちのいい方へ導いていけばいいのです。

 これだけ病気を抱えていても、胃癌の手術をしてケロッとしているのです。

 指圧の時間に吐き出した重荷がありますから、きっと夜の眠りがおだやかに訪れたのではないでしょうか。

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2012年11月16日 (金)

電球を交換して頚、肩を痛めた女性。

 「はしご(脚立?)に上って事務所の電球を交換した後、頚の付け根が痛くなった」という40代の女性、右半身がこっています。

 足元の狭いはしご(脚立)の不安定さをこらえながら、右手を高く上げて電球を交換したわけですから、顔が上を向き背中が後ろに反っていたことになります。

 下半身と背部(特に右上半身)の筋肉は等尺性収縮のエクササイズになっていたはずです。

 肩が上がりますから、僧帽筋、肩甲挙筋も収縮しています。

 頚は後ろにいきたがらない(むち打ちの時には胸鎖乳突筋が前に戻そうと働きます)ので、足場の悪い高所で上を向いて作業するのは体全体に負担がかかります。

 ねじって交換する電球だと肩関節には回旋の動きも強いられます。

 寒さもあって体が縮んでいたことも、頚の付け根に寝違え状態を作った要因です。

 最近手足の冷えが気になっていたということもありますから、体全体の血液循環がよろしくない中での作業だったようです。

 幸い全身指圧後に緊張は緩みましたが、頚の付け根には小さな傷ができているようなので、2~3日は痛みを感じるでしょう。

 寒さ+運動不足は、思わぬ怪我の要因になります。

 毎日のストレッチと運動習慣をつけておかないと、これからの季節は換気扇の掃除などでも頚、肩を痛めることがあります。

 体の唯一の熱発生源は筋肉です。

 いろいろな方向に使いましょう。しない動きをしましょう。

 女性はホルモンによってもともと筋肉がつきにくくできていますから、運動をしなければ加齢によって筋肉が痩せていき、体は冷えを溜めやすくなります。

 仰臥位で手足を上にあげてジタバタするゴキブリ運動も普段はしない動きですから体を温めるには効果的です。

 

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2012年11月15日 (木)

ATMに置き忘れた封書を投函してくださった方、ありがとうございました。

 指圧師賠償保険の振込みをATMでした後に、申し込みの封書を投函しようと思っていました。

 振込みから一晩たって明け方に、『封書を投函していない』ことに気づいて目が覚めました。

 切手を貼った封書の表面には振込み先の通帳番号と金額を書いた付箋が貼ってあって、ATMの画面の横に置いて、それを見ながら振込みをして、その後はポストの方へ行かずに駐車場に戻った記憶しかありません。

 営業開始時間に銀行に電話をしたら封書の忘れ物は預かっていないそうで、実際にそのATMに行って確認もしましたが、封書はありませんでした。

 日本指圧師協会に電話をして「もしかしたらどなたかが投函してくださっているかもしれませんが、もう一度申し込み用紙を送っていただけませんか?」と言うと、「今の世の中、ヒトサマの封書をポストに入れてくれるような奇特な人はいないから申込書を送ります」という何ともネガティブな返事。

 『そんなものかなぁ…』と思って電話を終えましたが、午後になって申し込み用紙が届いたと協会から電話がありました。

 どなたか存じませんがありがとうございました。

 銀行の方が気をきかしてポストに入れてくださったのかもしれません。

 指圧協会の主観を交えた電話の応対には「昭和」を感じました。

 「ちょうど申し込み書を送ろうと思ったら封書が届いた」のだそうです。

 私なら午前中の電話の用件は昼には済ませてしまいます。

 そんなだから、あれこれ同時に大事なことをやるから封書を忘れたりしたのでしょうけれど…。

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2012年11月14日 (水)

心が脊柱に反映する。

 骨盤が右に傾き、頚が左に傾き、その間の脊柱はS字にカーブしている30代女性、背中に激痛が走ったということで指圧にいらっしゃいました。

 数日前から頭を締め付けるような頭痛が続き、肩上部僧帽筋がこっています。

 脊柱の横の弯曲に加え、胸椎後弯の増強で一番後方に突出している第9胸椎棘突起を軽く圧してみたところ、主訴と一致する痛みを感じたようです。

 深刻なヘルニアであればもっと痛がるので、「背中に走ったという激痛」も一時的なもので、ヘルニア気味ではあっても椎間板ヘルニアの病名がつくまでのことではなさそうです。

 以前から疲れてくると脊柱の側弯と胸椎の後弯が増強する方でしたが、骨盤が右に傾くことはありませんでした。

 骨盤の際、腸骨稜周囲を圧すと痛みがあり、触れた母指には詰まり感が伝わります。

 手足に冷えはなく、下肢の筋肉も意識して歩くようにしているので充実しています。

 坐骨神経痛はありませんでしたが、股関節の可動域が狭くなっていました。

 全身的には腰痛の所見です。

 指圧をしながらお話をうかがっていると「仕事をやめてから次の仕事が見つからないこと」が苦になっているようです。

 旦那様も指圧のお客様でよく知っていますから専業主婦でも困らないと思うのですが、ずっと働いてきた女性ですから、どうやら仕事のプレッシャーがないとちょうど良い体のバランスを保ち難いようです。

 時間を持て余して頭でっかちに考えてしまい「仕事をしていない自分に対する違和感で脊柱がクネクネと歪んでしまう」、変な表現ですが、そんな感じがします。

 「短期のアルバイトならこれからサンタの衣装でケーキを売るとかありますよね」など、指圧をしながら年末の光景を話してみたりしました。

 のんきな指圧師のタワゴト、これこそセラピーの必須アイテムだと私は考えています。

 何を言ってもいいというわけではありませんが、執着している思いから「気を散じること」がまず効果的ですし、「いくら何でもそれは…と思うような具体例をあげること」で、それよりマシな方向性が見えてきます。

 そのうちにおなかが大きな音をたてて動き出し、体がゆるんできたことがわかりました。

 全身指圧後、セーターの背中のボタンのデザインが来た時のS字から真っ直ぐになり、ズボンのお尻のセンターラインも中央に整いました。

 脊柱の曲がりが複雑だったので矯正は難しいかと思いましたが、上出来の仕上がりです。

 持て余すほど考える時間があるより、多少不本意な仕事でも働いていることでバランスがとれる体もあるようです。

 現代の女性はそういう人が多くなってきているように思います。

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2012年11月13日 (火)

「タマネギの苗192本…」、おばあさんの話は面白い。

 菊花展の季節です。

 菊のサークルに入っている70代女性、菊花展のお手伝いを数日した後、成田から浅草と菊花展を巡る日帰りバスツアー、そして土日の畑仕事で頚と腰を痛めました。

 畑で採れた八つ頭をいただきましたが、収穫作業で引っこ抜く時に尻餅をついて、頚がむち打ち状態になったようです。

 周りが柔らかい土で幸いでしたが、頚を前に倒すと痛みがあります。

 バスの長時間の座位姿勢や様々なストレスが重なって肉体的、精神的にお疲れです。

 今年は猛暑の影響で大根の育ちが悪いとか。

 タマネギもまだ苗の状態で、隣の畑の人から「今年はタマネギの苗が高いから貰えないか?」と言われていたそうです。

 『80本ほしい』と言っていたそうですが、「留守のうちに勝手に“192本”、状態のいい苗を選らんで持っていった」のだそうです。

 192本、数えたのですね。

 もちろん、「ずうずうしい人ですねぇ」と拾ってほしいだろう思いを感じて申し上げましたが、『192本数えたんだぁ』と思って指圧をしながらニコニコです。

 こういう小義名分(大義ではない)に生き(立川談志さんがよく仰ってましたね)、小義のストレスを溜め込んで疲れが増すのが人間なんですね。

 残ったタマネギの苗はきっと育ちの悪いものが多くて、選んで抜いていったから畑はポツポツと穴が開いているのでしょう。

 タマネギの苗は今年は高くて1本8円だそうです。

 タマネギの苗は1本8円で買ってはいけないのだと、相場がわかりました。

 全身指圧後、頚から肩の緊張は緩みましたが、転倒して軽いむち打ち(寝違え状態)の頚はまだ2、3日気になるでしょう。

 おばあさんの話は意外な切り口で展開するので、予定調和のバラエティ番組よりも相当面白いです。

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2012年11月12日 (月)

「デルモンテ温野菜」(ペットボトル入り 野菜ジュースとしての評価は△ 温めて〇)。

 「デルモンテ温野菜」はトマトベースの野菜ジュースで“チンしてもおいしい”とペットボトルに書いてあります。

 9月に発売されたそうですが先週まで気づきませんでした。

 温めて飲んでみた感想は、「もっとポタージュに近づけてもよかったのでは…」です。

 炒めタマネギが入っていることが普通の野菜ジュースとの違いで、常温で飲んだほうがその違いがわかります(常温だと炒めタマネギの臭みが気になりました)。

 かぼちゃのペーストとセロリのピューレも入っています。

 「温めても、冷やしても」ということなのでペーストとピューレを加減したようですが、ホット専用にしてペーストとピューレを増量してペットボトル入りなら新感覚です。

 コーンや豆やアスパラなどを使って、いくつかのバリエーションも作ってほしいと思います。

 素材感の残るポタージュをもう少し容器を工夫して一人前のサイズにしたら、コンビニの冬の定番として、コーンが残ってしまう食べにくい缶のコーンスープを押しのけてヒットするのではないでしょうか。

 

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2012年11月11日 (日)

理解しようとすれば放物線の関係になる。

 「物を投げて渡す」「離乳食を赤ちゃんに食べさせる」、こどもとのキャッチボールでも要介護の方の口にスプーンを運ぶ時の動きでも、いたわる気持ちがあれば「最短距離の直線上を速く動かす」ということにはなりません。

 湯呑みや雑誌の束をテーブルに「ドンッ!」と置く、その粗雑な動作のストレスが積み重なって離婚になったというような話も聞きます。

 「愛情が間にあれば人と人は放物線の関係になる」、これは今朝のラジオJ-WAVE「SUNDAY LIBRARY」で“ゆる体操”提唱者 高岡英夫さんが仰った内容です。

 「ロケットマンショー」を聞きながら寝てしまい、『いい話だなぁ』と思って目が覚めました(内容は自分なりに要約させていただきました)。

 「どうして強刺激ではいけないか?」というタッチへの疑問を解消するヒントになると思います。

 射抜くような直線的な視線は「敵意」や「殺意」を表します。

 視線を相手の目から少しずらすというマナーは敵意のないことを示し、その場の息苦しさを減らします。

 最短距離で直線的に制御できない最大の力を衝撃的・瞬間的に加えればそれは「殺法」です。

 セラピーであれば、「活法」ならば、放物線を描いて徐々に圧を加え、徐々に圧を抜いていきます。

 母指指紋部は皮膚表面にふわりと乗せただけ、肘を伸ばして体幹を起こしていきます。

 その時の体幹の動きを、胸を中心に思い描いてください。

 人間の体は曲面でできているので背中を起こす時に「胸は(後ろに反る)放物線を描きます」。

 人と人とが対面する時も、間にあるのは曲面と曲面ですから、直線で結ぶよりも放物線で結んだほうが自然です。

 飛行機も放物線で飛び、虹のふもと(両端)はたよりなくできています。

 漸増漸減圧をそんなイメージで行ってください。

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2012年11月10日 (土)

八会穴(はちえけつ)の髄会である「絶骨」というツボ=胆経の「懸鐘」。

 八会穴という特定の疾患に効く八つのツボがあります。

 「腑会」「臓会」「筋会」「髄会」「血会」「骨会」「脈会」「気会」が八会穴です。

 このうち髄会のツボは「絶骨」です。

 「ツボに絶骨ってあったけ?」と思ったのではないでしょか

 絶骨は「懸鐘(胆経、外踝から陽陵泉に向かい3寸)」のこと、髄の疾患に用います。

 髄は東洋医学で骨に栄養を供給するものとされていますから、現代医学での骨髄の働きとほぼ同じようにとらえていたことになります。

 (骨の髄までしゃぶるという言葉があるように、獣肉の食と解体によって髄の解剖学的な観察、研究は大昔からなされてきています。)

 絶骨(懸鐘)は下腿の外踝上3寸、短腓骨筋上に取ります。

 骨に栄養を与え造血作用のある髄の疾患に用いる髄会ですから、白血病や貧血のツボであると考えることができます。

 また骨会を補佐するのが髄会であると考えられるので、背部にある骨会の「大杼(膀胱経、第1・2胸椎棘突起間外1寸5分)」の刺激と髄会「絶骨」の刺激を「骨折の治療穴」として私は用いています。 

 以下に八会穴を記します。

 頚椎と胸椎の境であるとか、横隔膜、手関節など、八会穴のある部位は体の連絡の要であることをよく考えてみてください。どれも特効穴であることの意味わかってきます。

 ①腑会=中脘(任脈、へその下4寸)。腑(中空臓器)の疾患に用いる。

 ②臓会=章門(肝経、第11肋骨前下端)。臓(実質臓器)の疾患に用いる。

 ③筋会=陽陵泉(胆経、腓骨頭前下際)。筋の疾患に用いる。

 ④髄会=絶骨=懸鐘(胆経、外踝から陽陵泉に向かい3寸)。髄の疾患に用いる。

 ⑤血会=膈兪(膀胱経、第7・8胸椎棘突起間外1寸5分)。血の疾患に用いる。

 ⑥骨会=大杼(膀胱経、第1・2胸椎棘突起間外1寸5分)。骨の疾患に用いる。

 ⑦脈会=太淵(肺経、手関節横紋橈骨動脈拍動部)。脈の疾患に用いる。

 ⑧気会=膻中(任脈、乳頭線で胸骨体と正中線の交差するところ)。気の異常に用いる。

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2012年11月 9日 (金)

孤独死の後始末で肩こり、下肢のしびれ。

 「糖尿病と末期の癌で治療を拒否し、酒とタバコに明け暮れ孤独死をしていた」義弟、「お店に飲みに来ない」ことから何事か感じた飲み友達の連絡で幸い死後何日も置かずに発見されたそうですが、「その後が大変で…」と語る女性の主訴は肩こりと左下肢のしびれです。

 退職金を派手に使っていたようで、自棄になった毎日は幸せだったのか、苦しかったのか。

 自分で選んだ最期ではありますが、後の始末をする兄弟(義姉)は大変です。

 家の片付け、借金のあるなし、保険のこと、通帳や印鑑のありかなど、死後2週間でやらなければならないこと、49日までにやらなければならないことなど、ストレスで肩こりや坐骨神経痛が悪化したようです。

 誰かに話したいけれど滅多に話せることではありませんから、指圧を始めてすぐにそのことがわかったわけではありません。

 体が緩み、血行促進で腎機能が活発になって途中でトイレに行き、そのデトックスの勢いが胸に溜まった疲労の原因を吐き出させたようです。

 ゆっくりといろいろな話をしながら体に触れていると、左下肢のしびれがとれ、肩が緩んでいきました。

 この指圧は「嫁が義理の弟の死」を受け留め、義姉や夫に気を使いながら過ごした2ヶ月を肯定することがテーマです。

 「フーテンの寅さん」のような…と思えば幸せな最期だったのかもしれません。

 自分で人生の終わりを演出できたのですから。

 しかし後の始末をしなければいけない人は大変です。

 エンディングノートの用意があれば違いますが、亡くなった御本人も命のゴールはまだもう少し先にあるように感じていたのかもしれません。

 一周忌までに、これからいろいろな(予期せぬ)ことがわかってくるかもしれませんね。

 お疲れ様でした。でも体は大丈夫、冷えもなく、脈も元気です。

 しびれが何か大きな病気の予兆ではないかということでいらしゃったようですが、脳血管障害の心配はいらないと申し上げました。

 前頚部にも後頚部にも強い硬直はありません。

 指圧後の姿勢、表情、会話からもリセットできたと思います。

 少しずつ日常の生活に戻っていけるでしょう。

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2012年11月 8日 (木)

映画「天のしずく」見てきました。

 冒頭のシーンから、手間をかけてすること、「普通のことが素材の求め方で特別なものになる」ということを考えさせられます。

 里芋の葉に降りた朝露を集めてそれで…。

 うっかりこれを読んでしまった方の映画から受けるはずの感動が減ってしまうと残念なので詳細を書いてはいけないと思いますが、老若男女どなたにでも見てほしい映画です。

 食育ということだけでなく、土の美しさ(その土が美しいことをはっきりとわからせるとても丹念なフィールドワーク)、食材をスクリーンの大画面で見た時に言葉や文字を超えて語りかけてくるもの、木火土金水の五行の世界で生きている、生かされているということ、いろいろな思いが頭の中を駆け巡りました。

 泣けます。

 タッチのヒントを少なくとも3ヶ所で気づいてください。

 辰巳芳子さんの幼い頃の記憶、お母様に体を洗ってもらう時は他の人と比べて安心して体をまかせられたということ(工程が明確で、タッチそのものが侵害的なものではなかったということです)。

 鍋との距離が近いこともタッチのヒントになります。

 手を重ねることとか…。

 見て得ることの多い映画です。

 食も触も愛です。

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2012年11月 7日 (水)

往療で注意すべき環境のこと、換気、ほこり、庭、仏壇の花。

 昨日も大腿骨骨折の方のお宅へ指圧に行ってきました。

 強い雨が降り出した時間で、部屋に入ると灯油ファンヒーターで室内の空気が息苦しいほど悪くなっていました。

 室温が上がり過ぎていたので、ヒーターを止めて窓を開け換気をしました。

 睡眠薬を飲み過ぎたのかロレツが回らない上に、ゼーゼーという呼吸をしています。

 往療で大事なことは、「当たり前になってしまった環境を外から来た人の感覚で調整する」ということです。

 指圧を始めると次第に呼吸の荒さは消えていき、やがて「喉が乾いた」とスイノミでジュースを飲み、指圧の途中と指圧後に循環がよくなって簡易トイレで排尿ができました。

 喉が渇くわけです。

 私が指圧後に頭が痛くなったほどの新鮮な空気に乏しい室内環境でした。

 高齢者の感覚はあらゆるものが鈍くなっていきます。

 糖尿病で下肢の神経障害があれば、煮え立った風呂に足をつけて火傷をするなどということまで起こります。

 温度の感覚がそこまで鈍くなくても、これからの季節は湯たんぽなどによる低温火傷の心配があります。

 介護するにも老々介護であれば、介護する方も疲れによって感覚が鈍る、細かい調節は面倒臭くなるというようなことになってきます。

 お宅にお邪魔する時に、庭の手入れだとか、玄関の靴がきちんと並んでいるか、仏壇の花が枯れていないか、室内のほこりのたまり具合など、外から何度も訪ねていくわれわれだからわかることがあります。

 そもそもわれわれが呼ばれたSOSは、要介護者からのものだけではありません。

 タッチのプロとして効果も安全性もその時間は安心してまかせられるなら、介護をする方が休んだり他のことができるのです。

 指圧後、お茶と今年はこれが最後だという「きゅうりの漬物」をいただきました。

 塩漬けか糠漬けかと思っていただいたら、甘酢に旨味を合わせた調味液で漬けた和風ピクルスのようなお味でした。

 塩味が強過ぎることもありませんでした(塩味が強過ぎれば奥様の疲労度や血圧の高さ、亜鉛不足、味覚障害など、いろいろと推測できますね。要介護者の食事としても塩分過多は好ましくありません)。

 「今年は介護が忙しくて夏に糠をダメにしてしまった」と奥様からうかがいました。

 “糠をかき混ぜる”時間も後回しになるような介護の状況、御自分の体力との兼ね合いだったのです。

 そんなこともカルテに、少なくとも頭の中のカルテに残しておくべきことです。

 指圧後のお茶のいただき方、これだけをテーマにいつか講座をしたいくらいです。

 これができたら一人前、私は最近やっとお茶とお茶うけに「何がでできても」とまどわなくなってきました。

 このてのコミュニケーションが上手にできるくらいなら普通タッチセラピストなどにはならないので、今苦手でもそのうちに何とかなります。私がそうですから。

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2012年11月 6日 (火)

映画「天のしずく」辰巳芳子“いのちのスープ” を妊婦さんが見れば低出生体重児も減るのでは。

 “いのちのスープ”の辰巳芳子さんを追った映画「天のしずく」が公開されています。

 料理を仕事とする辰巳芳子さんの日常そのものが「今伝えるべきこと」だからドキュメント映画になって公開されているのだと思います。

 食を大切にすることは命を大切にすることです。

 辰巳さんの真剣なまなざしに射抜かれ、反省もしながら、「天のしずく」を見て勉強してこようと思います。

 今日の産経新聞に「低出生体重児の出生率が増加傾向」という記事がありました。

 日本では妊娠中の体重増加を12kg以下にするように指導されていますが、アメリカではやせていれば18.1kg、普通体重なら15.9kgまでの体重増加が許容範囲だそうです。

 また、イギリスでは妊婦さんに不必要な心配を与えないために、妊婦健診では体重測定をしないことが推奨されているそうです。

 20代の4人に1人がやせ体形の日本女性は、「ダイエット習慣を妊娠中の食生活でも継続して低出生体重児を出産するリスクが高い」ようです。

 弱火で丁寧に時間をかけてタマネギとにんじんを炒め、蓋をして蒸らし、蓋についた旨味の湯気まで無駄にせず、ミキサーにかけ、裏漉しして、いのちのスープは手間と時間をかけて美味しくなっていきます。

 綺麗に大きさをそろえてバットに並べられた食材の美しいこと。

 テレビで放送された「天のしずく」の映像の一部だけでも、美しさと美味しさと食に対する荘厳なまでの畏敬の念が伝わってきます。

 美しさは痩せとイコールではありません。

 年齢を重ねて衰えた部分はあっても、体全体から醸し出す雰囲気、所作、たとえ動きは多少衰えても、ひとつひとつの細かいことの積み重ねが命の力強さとして蓄えられてきたことを辰巳芳子さんの存在そのものが示しています。

 素晴らしい含蓄のある「先生」です。

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2012年11月 5日 (月)

垂直圧の練習にプラスチックのハンガーを使って肩を圧してみましょう。

 プラスチックのハンガーのクエッションマークの先端のようなところ、円の直径が5ミリ~7ミリくらいあれば指圧グッズとして使えます。 

 指圧棒でグリグリ圧すのは筋肉の繊維を断裂させてしまう可能性が高いので、プラスチックハンガーの先端で「引っ掛けて斜め前下に引く」感覚で“肩に垂直圧”をかけてみましょう。

 これが垂直圧の練習になる理由の第一は「見ないで圧すしかない」ということです。

 視覚が感覚の8割を占めますから、指先を見ることで垂直圧の方向を視覚によってずらしてしまい、指先を見れば猫背になるので体重移動ができないということは以前にも書きました。

 肩上部僧帽筋のやや背中側に下った部位にハンガーの先端を当てて、肘を曲げてハンガーの下部をつかみ、斜め下前方に息を吐きながらゆっくりと漸増圧で引いていきます。

 この感覚は指圧の指から肩関節までの体重移動を逆転させたような圧刺激の方法になりますが、力を抜いてこの方法で垂直の方向を微調整しながら圧すことができれば、「自分が施術をしている時の当たり」を自分で確認することができます。

 自分の指で自分の下肢などを圧すのとは違った「当たりの微調整」が必要なので、これでタイミングの良い、自分でも気持ち良く、誰かに圧してもらっている感覚で圧すことができたら、その感覚がセラピーのタッチには必要です。

 肩甲骨のほうに下がれば圧しやすく、鎖骨のほうで圧すのは難しくなりますが、角度による微調整は指を当てる角度の気づきにもなると思います。

 道具を使う時でもグリグリ圧さずに肩こりが緩和されることがわかれば、弱い力を最大限に使えるセラピストとしての実力がついてきたということです。

 昨日私は温泉に入った後、緩み過ぎてのぼせてしまったようで頭が痛くなって、指圧でいいし、指圧グッズも数々あるのですが、何となく「プラスチックハンガーで圧したら気持ち良さそうだとひらめいて」頭痛を治してこれを書いているので、実証済みです。

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2012年11月 4日 (日)

「強い刺激は神経機能を抑制し、最も強い刺激は神経機能を停止させる」(アルントシュルツの法則と厚生労働省の見解)。

 タッチの刺激量の正解を考える時に必ず登場するのが「アルントシュルツの法則」です。

 弱い刺激は神経機能を鼓舞しますが、強い刺激は神経機能を抑制し、最も強い刺激は神経機能を停止させます。

 足の反射区の刺激ならアルントシュルツの法則の例外ということにはなりません。

 体の機能を鼓舞し、本来体に備わっている力を喚起して症状を緩和しようとするのであれば「痛みを感じる強い刺激」の施術は逆効果なだけでなく、怪我をさせる危険性があります。

 平成15年11月18日、厚生労働省医政局医事課長は無資格者のマッサージ類似行為についての質問に対して「…痛みを感じる程度の強さを持って行うなど、あんま・マッサージ・指圧師が行わなければ人体に危害を及ぼし、又は及ぼす恐れのある行為については、無資格者がこれを業として行っている場合には厳正に対応を行うようにお願いする」と回答しています。

 整体、カイロプラクティック、足ツボ、リフレクソロジー、リラクゼーション等では「痛みを感じる強い刺激」をしてはいけないというのが厚生労働省の見解です。

 あんま・マッサージ・指圧師の業界でずっと問題視されてきたのが、柔道整復の保険を利用した(保険の適応範囲を拡大解釈した)マッサージと、無資格者によるマッサージ類似行為です。

 しかし職業選択の自由によってマッサージ類似行為が認められているのもまた事実です。

 短期間の練習で未熟な技術のまま「オン・ザ・ジョブ・トレーニング」のような形で系列店の現場に立たせてしまうマッサージ類似行為を教える学校はたくさんあります。

 マッサージによって健康被害を受けたと国民生活センターに寄せられる苦情の多くに、「未熟な技術による強い施術」が含まれています。

 これらのことから、あんま・マッサージ・指圧師の資格を持たずに「タッチセラピー」を続けていくのであれば「強い刺激に頼らないテクニックを磨く」以外に選択肢はないのです。

 あんま・マッサージ・指圧師の資格があるからといって、適量刺激を超えた強い刺激をするのは間違っています。

 私は強い刺激なしで十分にタッチセラピーが成立すると考えています(刺激量を増やすのであれば弱い刺激でも持続すればいいだけのことです)。

 強い刺激を教えるリフレクソロジーの先生がアルントシュルツの法則を理解しておらず、リフレクソロジーのおかれている社会的な立場を理解していないとしたら、志を持って教わる生徒さんがかわいそうです。

 

 

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2012年11月 3日 (土)

治る痛み、治らない痛み。

 昨日も大腿骨骨折の方のお宅で指圧をしてきました。

 睡眠薬を処方されているので夜それが効いてくれるといいのですが、指圧を始めるとグッスリと眠り、血行促進によって睡眠薬が本来の力を発揮したのが指圧中だったようです。

 指圧後はいつも以上に頭がすっきりとして目覚めたようで、亡くなった友人の弔問にタクシーで出かけたことなどを話してくださいました。

 夜眠れないので睡眠薬を一錠多く欲しがり、奥様もしょうがなくて飲ませてしまうことがあるようです。

 マイナートランキライザーと呼ばれる抗不安薬のデパスでさえも「ふらつき」などの副作用が出ることがあります。

 副作用が疑われる痒みの訴えがありますから、薬を整理し、日中もう少し起きているようにして体を動かしていくと夜に眠れると思うのですが…。

 痛みは「炎症が治まり傷が治れば消える痛み」、「心の痛み」、「神経損傷の痛み」の三つに大別できます。

 擦り傷や上気道炎などは「治る痛み」「消える痛み」です。

 「心の痛み」は治るものも、治り難いものもあります。

 神経細胞や神経細胞に近い神経線維が傷ついてしまえば、痛みを抱えていくことになるでしょう。

 手術をしても痛みから解放されないケースは、すでに神経細胞が傷ついていたか手術で神経を傷つけてしまったかということです。

 老化は不可逆的変性を伴い、痛みの原因を根本的に解決できないことがあります。

 それでも痛みを紛らすことはできます。

 不安という心の痛みが減れば、神経の痛みも緩和されます。

 目覚めた時に右上腕が痒いということで見てみると、大きなよだれのシミが広がっていました。

 よく食べて胃腸は丈夫なようですから「よだれの多い子は良く育つと言いますから」と申し上げると笑ってました。笑えるようなら痛みの伝達は弱まっています。

 奥様の腰痛もなかなか治らないようです。

 年齢的な腰椎の変形も介護による疲れもあるのに、スーパーではカートを使わずにカゴを持って買い物をしているのだとか。

 老人くさい猫背の背中を見せたくないというのもあるようですが、それが習慣になっているとしたら良いことではありません。

 カートを使ったほうが高齢者の腰痛には楽ですし、重いカゴを手で持つことは腰への負担になります。

 「カートを周りの人にぶつけてしまいそうで…」、それをうかがって、なるほどそういうことが気になる人もいるのだなぁと思いました。

 スーパーのカートにも車輪が回らなくて変な動きをするものもありますから、白内障などで視力が鮮明でない方の中には手でカゴを持ったほうが気楽だという方もいるのですね。

 高齢者の腰痛、特に脊柱管狭窄症の方にはカートや杖で猫背を維持したほうがと楽だと公式のように言ってきましたが、それをしない方の理由は考えてみたことがありませんでした。

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2012年11月 2日 (金)

指の関節を曲げて体重移動はできない。

 昨日は飯能の生活の木で『腰痛のアロマ指圧』の講座をしてきました。

 リフレクソロジーを勉強した方から「自分の思うタッチとリフレクソロジーの先生の教えるタッチが違う」という質問を受けました。

 「自分で施術をしているとお客様は眠ってしまう」、しかし、リフレクソロジーの先生が“良しとするタッチ”はもっと強い刺激だというのです。

 私の講座を見つけて受講してくださる方たちの中にはこの疑問を持っている方が多く、そこに疑問を持てる方はタッチセラピストとしての才能があると私は思います。

 『眠くなる』のは副交感神経が優位になったからです。

 気持ちのいいタッチが血管を拡張させ、血圧を下げて体の緊張も心の緊張も緩和していくから副交感神経が優位になり、眠くなるのです。

 血液は心臓を出て約1分で心臓に戻りますから、温かい手で足湯のように足を包み込んで気持ちの良い刺激のタッチができれば血液は温まり、体中を温かい血が巡って肩こりや腰のこりを緩和します。

 強い刺激を指導したリフレクソロジーの先生は指の関節を曲げて圧し、関節は落花生のように変形し膨らんでいるそうです。

 足裏をえぐるようにコンチクショーと刺激して、足裏の痛さで腰痛を忘れさせようとするならそれはセラピーではありません。

 試しに教わったその押し方で足裏を押していただきましたが、それはとても効率の悪い押し方でした。

 ドアを押すように、刺激は逃げていきます。

 四指のフォーローでしっかりと包み込み、母指の指節関節を伸ばし、肘を伸ばし、自分の背中を起こすように圧せば、体重移動の圧刺激は母指指紋部1点に『ズーン』と集まります。

 『眠らせるように圧せる』センスのある人は、この体重移動の凄さがわかります。

 関節を曲げて指力で圧すのとは違う世界がそこには広がっています。

 頭で理解できるのと、それが自分のものになるのはイコールではありません。

 指を当てる微妙な角度や柔軟性、漸増漸減圧、危険を感じたら途中で体重移動を止めることなど、時間をかけて身に付けていってください。

 頭でわかれば、一度でもその感覚で圧すことができれば、時間はかかっても素晴らしいタッチができるようになります。

 『眠らせるようなタッチ』をやがて偶然ではなく意図してできるようになっていきますから、力に頼らず、指圧をすることで自分の姿勢が良くなって自分の肩こりが治るようなタッチを楽しみながら工夫していきましょう。

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2012年11月 1日 (木)

札幌ドーム、日ハムファンの半袖の多いこととフェンスの「かもめちくわ」の広告。

 今日から11月です。

 明け方の西の空に輝いていた十三夜からの月も、今朝は雲に隠れて、寒さがいっそう増して感じられました。

 昨日の夜も冷えていましたが、プロ野球日本シリーズの札幌ドームでは日ハムファンの半袖姿が目立ちました。

 ドーム球場とはいえ、北海道の方は寒さに強いということでしょうか。

 ライトフェンスの「かもめちくわ」の広告も気になりました。

 練り物を一品広告しているのですね。

 日本シリーズ用に作ったとすれば、ここにまんまとはまってインターネットの動画で「かもめちくわ」のCMを見てしまったヤツがいます。

 ちくわはあまり食べませんが「かもめちくわ」という平仮名の視覚的イメージはなかなか良いものです。

 先日送られてきた『ひーりんぐマガジン』は“手技による事故の増加”が記事になっていました。

 国民生活センターに相談があった「手技を受けての損傷」は昨年からさかのぼる5年間で825件寄せられているそうですが、訴えられていない「手技による医療類似行為の危害」はその何倍にも上ることでしょう。

 筋、腱の損傷から神経、脊髄の損傷、骨折、皮膚障害、脱臼、捻挫と、あってはならない損傷内容が円グラフで示されていました。

 「手技療法で丁寧に施術をしなければ簡単に人を傷つけてしまうことがある」ので、真剣に自分のタッチを見つめ直してほしいと思います。

 寒さで体が硬くなっていれば「氷柱が折れるようなこと」が起こります。

 私は巨人ファンですが気持ちは日ハムファンのような熱血で、お客様の体も心も温められるようにと願いながら、11月も半袖で指圧をします。

 (「かもめちくわ」と比べて、「ひーりんぐ」と使うセンスは、如何なものか?と思います。真面目に問題提議を続ける雑誌として評価していますけれども…。)

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