« 指の関節を曲げて体重移動はできない。 | トップページ | 「強い刺激は神経機能を抑制し、最も強い刺激は神経機能を停止させる」(アルントシュルツの法則と厚生労働省の見解)。 »

2012年11月 3日 (土)

治る痛み、治らない痛み。

 昨日も大腿骨骨折の方のお宅で指圧をしてきました。

 睡眠薬を処方されているので夜それが効いてくれるといいのですが、指圧を始めるとグッスリと眠り、血行促進によって睡眠薬が本来の力を発揮したのが指圧中だったようです。

 指圧後はいつも以上に頭がすっきりとして目覚めたようで、亡くなった友人の弔問にタクシーで出かけたことなどを話してくださいました。

 夜眠れないので睡眠薬を一錠多く欲しがり、奥様もしょうがなくて飲ませてしまうことがあるようです。

 マイナートランキライザーと呼ばれる抗不安薬のデパスでさえも「ふらつき」などの副作用が出ることがあります。

 副作用が疑われる痒みの訴えがありますから、薬を整理し、日中もう少し起きているようにして体を動かしていくと夜に眠れると思うのですが…。

 痛みは「炎症が治まり傷が治れば消える痛み」、「心の痛み」、「神経損傷の痛み」の三つに大別できます。

 擦り傷や上気道炎などは「治る痛み」「消える痛み」です。

 「心の痛み」は治るものも、治り難いものもあります。

 神経細胞や神経細胞に近い神経線維が傷ついてしまえば、痛みを抱えていくことになるでしょう。

 手術をしても痛みから解放されないケースは、すでに神経細胞が傷ついていたか手術で神経を傷つけてしまったかということです。

 老化は不可逆的変性を伴い、痛みの原因を根本的に解決できないことがあります。

 それでも痛みを紛らすことはできます。

 不安という心の痛みが減れば、神経の痛みも緩和されます。

 目覚めた時に右上腕が痒いということで見てみると、大きなよだれのシミが広がっていました。

 よく食べて胃腸は丈夫なようですから「よだれの多い子は良く育つと言いますから」と申し上げると笑ってました。笑えるようなら痛みの伝達は弱まっています。

 奥様の腰痛もなかなか治らないようです。

 年齢的な腰椎の変形も介護による疲れもあるのに、スーパーではカートを使わずにカゴを持って買い物をしているのだとか。

 老人くさい猫背の背中を見せたくないというのもあるようですが、それが習慣になっているとしたら良いことではありません。

 カートを使ったほうが高齢者の腰痛には楽ですし、重いカゴを手で持つことは腰への負担になります。

 「カートを周りの人にぶつけてしまいそうで…」、それをうかがって、なるほどそういうことが気になる人もいるのだなぁと思いました。

 スーパーのカートにも車輪が回らなくて変な動きをするものもありますから、白内障などで視力が鮮明でない方の中には手でカゴを持ったほうが気楽だという方もいるのですね。

 高齢者の腰痛、特に脊柱管狭窄症の方にはカートや杖で猫背を維持したほうがと楽だと公式のように言ってきましたが、それをしない方の理由は考えてみたことがありませんでした。

|

« 指の関節を曲げて体重移動はできない。 | トップページ | 「強い刺激は神経機能を抑制し、最も強い刺激は神経機能を停止させる」(アルントシュルツの法則と厚生労働省の見解)。 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 治る痛み、治らない痛み。:

« 指の関節を曲げて体重移動はできない。 | トップページ | 「強い刺激は神経機能を抑制し、最も強い刺激は神経機能を停止させる」(アルントシュルツの法則と厚生労働省の見解)。 »