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2012年11月 7日 (水)

往療で注意すべき環境のこと、換気、ほこり、庭、仏壇の花。

 昨日も大腿骨骨折の方のお宅へ指圧に行ってきました。

 強い雨が降り出した時間で、部屋に入ると灯油ファンヒーターで室内の空気が息苦しいほど悪くなっていました。

 室温が上がり過ぎていたので、ヒーターを止めて窓を開け換気をしました。

 睡眠薬を飲み過ぎたのかロレツが回らない上に、ゼーゼーという呼吸をしています。

 往療で大事なことは、「当たり前になってしまった環境を外から来た人の感覚で調整する」ということです。

 指圧を始めると次第に呼吸の荒さは消えていき、やがて「喉が乾いた」とスイノミでジュースを飲み、指圧の途中と指圧後に循環がよくなって簡易トイレで排尿ができました。

 喉が渇くわけです。

 私が指圧後に頭が痛くなったほどの新鮮な空気に乏しい室内環境でした。

 高齢者の感覚はあらゆるものが鈍くなっていきます。

 糖尿病で下肢の神経障害があれば、煮え立った風呂に足をつけて火傷をするなどということまで起こります。

 温度の感覚がそこまで鈍くなくても、これからの季節は湯たんぽなどによる低温火傷の心配があります。

 介護するにも老々介護であれば、介護する方も疲れによって感覚が鈍る、細かい調節は面倒臭くなるというようなことになってきます。

 お宅にお邪魔する時に、庭の手入れだとか、玄関の靴がきちんと並んでいるか、仏壇の花が枯れていないか、室内のほこりのたまり具合など、外から何度も訪ねていくわれわれだからわかることがあります。

 そもそもわれわれが呼ばれたSOSは、要介護者からのものだけではありません。

 タッチのプロとして効果も安全性もその時間は安心してまかせられるなら、介護をする方が休んだり他のことができるのです。

 指圧後、お茶と今年はこれが最後だという「きゅうりの漬物」をいただきました。

 塩漬けか糠漬けかと思っていただいたら、甘酢に旨味を合わせた調味液で漬けた和風ピクルスのようなお味でした。

 塩味が強過ぎることもありませんでした(塩味が強過ぎれば奥様の疲労度や血圧の高さ、亜鉛不足、味覚障害など、いろいろと推測できますね。要介護者の食事としても塩分過多は好ましくありません)。

 「今年は介護が忙しくて夏に糠をダメにしてしまった」と奥様からうかがいました。

 “糠をかき混ぜる”時間も後回しになるような介護の状況、御自分の体力との兼ね合いだったのです。

 そんなこともカルテに、少なくとも頭の中のカルテに残しておくべきことです。

 指圧後のお茶のいただき方、これだけをテーマにいつか講座をしたいくらいです。

 これができたら一人前、私は最近やっとお茶とお茶うけに「何がでできても」とまどわなくなってきました。

 このてのコミュニケーションが上手にできるくらいなら普通タッチセラピストなどにはならないので、今苦手でもそのうちに何とかなります。私がそうですから。

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