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2012年12月10日 (月)

腹部自己指圧を深く入れるコツ、母指指紋部を上に向けて当て、お辞儀をする。

 「指力で圧し込むのが指圧ではない」ということを実感していただける圧し方を紹介します。

 椅子に座って、へその上の腹部正中線上(任脈)のどこでもいいですから自己指圧で、まず指力で圧し込んでみてください。

 その感覚を覚えておいて、今度は母指指紋部を下に向けて上腹部の皮膚表面に当てて(圧しこまないで)、お辞儀をすることで圧をかけてみてください。これを2番目の感覚として覚えておいてください。

 次こそが一番大きな刺激を作れる圧し方です。

 今度は「母指指紋部を上に向けて当てて」ゆっくりとお辞儀をします。

 (無理をして手関節をひねって指紋部を真上に向けるのは大変ですから、斜め上に向いていればOKです。)

 うかつにグイッと体幹の前屈をすると「ウゲッ!」となります。加減してくださいね。

 こういうことから活法と殺法は紙一重であることを考えてください。

 切腹の作法でも刃を上に向けます。

 「刃を上に向けて人を刺せば殺意があったと考えられる」、そんな話を聞いたこともあります。

 指力で圧し込むよりも、重力と密着を使ったほうが、はるかに深く強い圧刺激を作ることができます。

 だから活法を極めていくことは、殺法を得ることでもあります。

 胸骨上際(鎖骨中央)の「天突」は一撃で人を倒せるツボとして最近バラエティ番組でも紹介されていました。

 任脈はとても大事なツボが集まっています。

 「天突」は気管支炎の時に母指指紋部を「下に向けて」軽く当てておくだけでも、咳が止まったり、痰が切れる効果的なツボです。

 人を活かすためのタッチとはどういうものか考えてください。

 表面上だけで深く浸透せずバチバチ不快にはじけるだけの指力は、指紋部を上に向けてただお辞儀をするだけの圧に及びません。

 腹部の指圧は正中線だけでも冷え性やむくみ、便秘などに効果的です。胃の痛みには軽い圧をかけてください。

☆(もちろん腹部を広く指圧したほうが効果が増します)。

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