華道の先生が市役所に飾る松や苔梅買出しのお供をしてきました。
華道の先生の指圧の前に、市役所の玄関に飾る正月のお花の買出しのお供をする約束がしてあって、ジョイフルホンダまで行ってきました。
大作の活花ですから、2mの梅の枝に苔をつけた苔梅、根の付いた松、金色に塗られた枝、シンビジウムの鉢植え、千両の鉢植えなど、お弟子さん気分で荷物持ちをしてきました。
年末まで風邪も引かず、相変わらず静電気にも悩まされず、80代の先生のお手伝いができてまた1つクエストをクリアすることができた感があります。
そんなことまで頼まれるようになったら、それもセラピーとなり、クライアントの日常動作を観察するチャンスです。
車の乗り降りのふらつき、歩行の足の運び、人ごみで疲れていないかなどを見ておきます。
枝ぶりの良さそうな2mの枝を大きなバケツのような容器から引き抜くのは私、一歩下がって見上げるのが華道の先生です(お弟子さんごっこが楽しめました)。
老老介護で旦那様の御世話をしているストレスがあるので、車中その愚痴など聞きながら、運転手兼荷物持ちはその後しばらくしてから指圧をさせていただきました。
肩こり、背部のこり、ふくらはぎのだるさ、踵の荒れ、冷えとストレスと乾燥による症状はありますが、御馳走していただいたお寿司屋さんでも食欲旺盛で、正月活花素材の買出しがいい気分転換になったと思います。
「そんなことまでやっていれば技術はいまいちでも良くなった気分になる」という声もあるかもしれません。
ふわりとこんなことができるようになるまでには、冬の真夜中の往診とか、死んでいく人の指圧とか、いろいろいろいろありました。
何をセラピーというのか、何を求められるセラピストなのか、個性もあるのでその振り幅はけっこう広いと思います。
自分の心を軽やかにすることができると、フットワークも軽くなり、対人関係も柔軟になります。
頼まれるのはできる人だと思われているからです。頼りになる人だと思われているからです。
日常の中に面白さを見つけようとするポジティブシンキングを心がけていけば、それはセラピストのセールスポイントになります。
苔の付いた梅の枝が活花素材として使われるのですね。
見たことはあるかもしれないけど理解はしていないことを知る、知らないことを知る、他の人のものの見方を見習ってみる、それも感覚のデータとして財産になります。
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