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2012年12月22日 (土)

妊娠2ヶ月つわりの指圧2回目。

 前回の指圧から一週間たって、妊娠2ヶ月の女性が指圧にいらっしゃいました。

 顔のむくみは前回よりも減っています。

 指圧をしてからこの一週間は冷えが前ほどではなくなったということです。

 上のお子さんは幼稚園が冬休みになり、下のお子さんを昼寝させてから旦那様に子どもたちの世話をお願いして、今回は御自分で車を運転して指圧にいらっしゃいました。

 まだスーパーなどで揚げ物の臭いを嗅いでも気持ちが悪いようです。

 今朝は起きた時にめまいがして、耳鳴りも気になっています。

 仰臥位から指圧を始めました。

 「ここでは吐き気がしそうな気がしない」というのには、ペパーミントとレモンのアロマミストの効果もあると思います。

 お客様をお迎えする時はデフューザーのミストだけでなく、玄関にアロマミストをスプレーしたり待合室などの何ヶ所かにコットンを置いて、推測される症状に合った精油を香らせておきます。

 大腿のむくみ、足先の冷えはありますが、下肢全体のむくみは減っています。

 踵体重でO脚になる慎重な足の運びになっていて、歩行で爪先は使っていないようです。

 上肢では左手前腕内側のこり(吐き気止めのツボ「内関」を含む)、右前腕外側で橈側の「手三里」~「曲池」のこり(握手をする形で上外側に手首を使う時に使う)があります。

 抱っこと包丁を使うなどの家事をやらないわけにもいきません。

 横臥位では左肩甲下部の第6胸椎側点から第12胸椎側点までに指圧をして強い圧痛があります。

 胃疾患の反応点ですね。

 まだ炭酸飲料は飲みたくない、飲むと沁みるようです。

 左肩甲骨外側の小円筋を圧しても痛みがあって、これは抱っこをしている時間が長いので、肩関節の内転・内旋の固定による不動性の拘縮(動かさな過ぎ)が原因のようです。

 「腕を下に下げてペットボトルを持って肩関節をねじる」、これをやっていたようですけれどもまだまだ硬いですから(下のお子さんが小さいので抱っこもするようですし)、しばらく続けていくようですね。

 頭部・顔面の指圧で、耳の周囲にはむくみがありました。

 指圧をすると耳の中で水が流れる感覚があったようです。

 内リンパの停滞がめまいや耳鳴りの原因となっていたのでしょう。

 おなかは下腹部が前回よりも張ってきているようです。

 胃に動悸がありますが、強い拍動ではありません。

 悪いおなかではないと思いました。

 吐き気もなく指圧は終わりました。

 全身を診て前回よりも悪くなっている所はありません。

 揚げ物も甘い物も今は避けたいのにクリスマスの準備もするようだということなのでお母さんは大変です。

 背部のこり、冷え、交感神経支配部位の緊張によって眠れないようですが、そのことについて心配することはないとお話しました。

 もう5年くらいはずっとそれに近い状態で生活できているのです。

 2時間で目覚めてしまう眠りでも、眠りの質が高くなっています。

 指圧の1時間でも効果があるのです。

 何度も目覚めてしまうことを掘り下げて不安にしてしまうのではなく、眠っている時間は体の休息になっていることを感じてください。

 子どもの時、夏の昼寝で、お母さんやおばあちゃんが扇いでくれた団扇、目覚めるとお母さんは寝ているのに団扇だけは動いていたりしたものです。

 大丈夫、眠れていないような気がしても、団扇を動かすのに無理な力など入れていません。

 それと同じような「母性の眠り」をしているから心配しなくて大丈夫です。

 大丈夫を発見して伝えてください。安心の根拠は何となくそんな気がするでもいいんです。あなたが全身に触れたセラピストなら何か感覚をつかんでいるはずです。そこに価値が生まれ、セラピーが加速していきます(セラピーとしての価値を深めていきます)。

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