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2012年12月25日 (火)

左肩が上がらない、烏口突起周囲の痛み、烏口腕筋か上腕二頭筋短頭に原因があると考えられるケース。

 「左肩が上がらない、ドライヤーが使えない」という50代女性、五十肩なら棘上筋腱や肩峰下滑液包がある肩上部外側や小円筋が回旋腱板となる背中側の肩甲骨外側の問題が多いのですが、一番痛む部位は体の正面で肩鎖関節よりやや下の烏口突起周囲です。

 烏口突起から起始する筋肉といえば、上腕を屈曲(前方挙上)・内転させる烏口腕筋と、前腕を屈曲・回外させる上腕二頭筋短頭です。

 おそらく左上肢は左肩内転内旋、肘屈曲・前腕回内で固定して使われていて、ドライヤーを使うような肩の外転外旋の動きは窮屈になっていたはずです。

 朝、寒い洗面所でドライヤーを使うということはストレッチのできていない肩関節に苦手な動きをさせることになるので、烏口突起周囲でギックリ腰のような筋肉の挫傷、肉離れのようなことが起きることもあるでしょう。

 座位の触診では左肩の屈曲も外転も90°が精一杯でした。

 伏臥位の指圧では左半身全体がこっていました。

 筋肉が全体的に細く弱くなっています。

 肩から背部の筋肉を緩めた後には、左腰に腰痛といえる痛みがあることに御本人が気づきました。

 脳に近い部位の痛みだけが意識されたり、主訴の痛み以外は脳に意識されないのはある意味幸せなことです。

 全身指圧後、肩関節の屈曲も外転も180°までできるようになりました。

 肩を大きく動かすと烏口突起周囲には痛みがあるようですから、おそらくそこに傷があります。

 典型的な五十肩というようなことではないでしょう。

 寒い環境でドライヤーを使う朝の習慣で痛めたのかもしれません。

 左手でドライヤーを持って頭の上にかざして肘を曲げ、ドライヤーを前に動かす時に前腕を回内、後ろに動かす時に前腕を回外させます。

 上腕二頭筋短頭は肘屈曲と回外で使われています。

 烏口腕筋で考えるとドライヤーを前に持ってくる時に上腕を屈曲・内転させていることになります。

 どちらかといえば上腕二頭筋短頭に負担は大きいと思われますが、烏口腕筋の上に上腕二頭筋短頭があり、その判別は難しいところです。

 傷があれば、筋肉を収縮させる時にも伸展させる時にも痛みが出ます。

 この時点での答えは上腕二頭筋の傷の可能性が大きいとだけしておきます。

 日がたつともう少しはっきりしてくるのではないでしょうか?

 ドライヤーは暖かい部屋で使うか、ハンズフリーのドライヤースタンドがあるといいのですが。

 インターネットで見てもあまり使いやすそうなドライヤースタンドがないので「五十肩用ドライヤースタンド“肩がわりクン”」を開発して発売したら売れるでしょうに。

 上位機種は「湿度&位置センサー付きドライヤー一体型自動運転タイプ」、廉価版はスタンドのみで自宅のドライヤーを取り付けて頭のほうを動かします。

 ロボット掃除機がある時代なのにドライヤーはあまり進化していないのはどういうわけなんでしょう?

 このお話をお客様としながら出た結論は、ドライヤー開発者に女性がいないから相変わらず手で持って使うタイプしか発売されないのではないかということでした。

 ドライヤー開発者の方たちが、皆さん薄毛の方ということはないと思いますが。

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