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2012年12月12日 (水)

「パピーポジションの腰痛改善」と軽いタッチの指圧での腰痛改善は同じことをやろうとしています。

 昨日テレビ朝日『みんなの家庭の医学』で、梅沢富男さんがパピーポジションで腰痛を改善する様子を見ました。

 パピーポジションはうつ伏せで肘を90°に曲げて上半身をゆっくりと反らし、1分間その姿勢を保持します。

 梅沢さんはこれを朝晩2回2週間行ったところ、1週間過ぎた頃から効果を感じ始め、21°しか背中を反らせなかったのが、2週間後には正常範囲を超える36°まで背中を反らせるようになっていました。

 パピーポジションで背中を反らせて痛みがある場合は無理をせずに、うつ伏せで上肢を体側に沿わせて寝ているだけでもよく、つまりこれは「腰痛の方の伏臥位の指圧姿勢」です。

 上肢を体側に沿わせることの意味は、背中を反らせて痛みがある方には“猫背を矯正し過ぎない”ということです。

 額枕やバストマットがあればさらに「安定した軽い猫背」を作ることができます。

 梅沢さんの腰の状態は腰椎の前弯が失われて腰が硬くなり、椎間板が3箇所後ろに飛び出して脊柱管を圧迫していました。

 体幹の前屈でも後屈でも痛みが出る加齢による経年変化を伴う腰痛です。

 梅沢さんが舞台で使う花魁のカツラの重さは2.5kgもあり、衣装の総重量は10数kgにもなるそうです。

 日本舞踊の先生には腰痛が少ないと言われていますが、梅沢さんの舞踊は米袋を3つも4つも背負って踊るような重労働だったのですね。

 パピーポジションとヨガのポーズの違いが、「治療的なタッチ」と「マニュアルの施術のタッチ」の違いです。

 病人に通用するタッチは健康な人にも通用しますが、「体力のある人だけが我慢できるタッチ」では病人には使えません。

 腰痛の症状が強い方や高齢者の方には、軽いタッチで垂直圧をかけることで、背中を軽く反らすパピーストレッチと同じように脊柱起立筋を伸ばしていけばいいのです。

 パピーストレッチは伏臥位で1分間寝ているだけでいいのですから、それに加えて血行促進のタッチができれば効果倍増です。

 垂直圧さえかけることができれば圧刺激はもっともっと弱くていいのです。

 自信を持って温かい手で背中にふわりと乗っていてください。

 痛みを抱えた方には体重を乗せ過ぎないでください。

 気持ちのいい時間が固まった腰を緩めていきます。

 それで大丈夫です。

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