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2013年2月28日 (木)

40代女性、一時的な激しい動悸と左ふくらはぎの痛み。

 40代女性、寒い体育館でお子さんの卓球の試合を応援した日の夜、心臓の動悸が激しくなり、脈を計ると脈拍が140を超えていたそうです。

 激しい動悸は一時的なものだったようで、病院ではホルモンバランスの変化による更年期症状ではないかと言われたそうです。

 念のために24時間心電図の検査をするという日の受診前に指圧にいらっしゃいました。

 左ふくらはぎの痛みが気になっているようです。

 ふくらはぎといえば第2の心臓です。

 足関節の底屈、つまり爪先立つことでふくらはぎの筋肉は収縮し、心臓のポンプの力を補って血行促進の役目をするのがふくらはぎの筋肉「下腿三頭筋」です。

 寒い体育館で座っていたとしても、立っていたとしても、卓球の試合の観戦で爪先立つ動きはほとんどしなかったでしょう。

 冷えと疲労を溜めて就寝したとすれば交感神経が優位になっている状態です。

 就寝姿勢では重力の影響が弱まって末梢からの血液が還りやすくなり、腎機能が活発になって昼間溜めたむくみが尿になるということがあります。

 それは還流する血液によって心臓に負担がかかる状態でもあるので動悸がしたのかもしれません。

 しっかりと爪先立っていないのに左ふくらはぎに痛みがあるのは、下腿三頭筋のうち腓腹筋は膝の屈曲にも働くということがあり、立位で中途半端な膝屈曲が繰り返されたとか、座位での中途半端な踵上げ姿勢によって腓腹筋が緊張したようです。

 また、遅筋であるヒラメ筋には膝屈曲を続けるという同じ姿勢で疲れるという特徴があります。

 右と比べて左のほうが筋肉が弱く、左のほうが右より動かさないのでストレッチもされないというのが一般的な傾向です。

 左ふくらはぎの痛む部位を触診すると腓腹筋のほぼ中央と内側の「三陰交」のあたりに圧痛がありました。

 おそらく座位で中途半端に踵を上げていた姿勢が続き、冷えもあって筋肉が緊張したようです。

 強い痛みがあるので、こういう時には足の底屈も背屈も強い負荷をかけたストレッチはしないのが無難です。

 弱い刺激で大きく把握するようにふくらはぎ全体を緩めていきます。

 全身指圧後脈拍は1分間に72、手足の冷えもなく体全体が緩みました。

 脈が跳ぶこともなかったので、おそらく24時間心電計をつけても異常は見つからないのではないでしょうか。

 最近の寒さで心臓の病気を心配する人に指圧をすることが多くなりました。

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