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2013年3月19日 (火)

80代女性、転んで左手をついて左前胸部から左上肢が痛い。

 昨日も強い風が吹いて花粉症のない方にも大変な一日でした。

 80代女性、スリッパを履いていて自宅でつまずき左手をついて転びました。

 左鎖骨周囲から左上肢、その末梢の母指と示指の間まで痛みがあります。

 花粉症の薬と降圧薬を服用しています。

 高齢者でなくても、ちょっとした段差でスリッパを履いていてつまずくということはあります。

 朝の出かける前など余裕がない時には、自宅でも大きな怪我につながるような転倒をすることもあります。

 花粉症で頭がボーっとしていたり、降圧薬が効き過ぎているような時も転倒につながることがありそうです。

 まず座位で左肩をゆっくりと外転・内転、外旋・内旋、前方挙上(屈曲)・後方挙上(伸展)と動かして痛みを確認します。

 肋骨に響くような痛みはなく、肩関節可動域も年齢的には十分な範囲でしたので骨折は除外できます。

 左鎖骨下筋と左大胸筋には強い緊張がありました。花粉症ですが春の畑仕事が始まったそうなので、肩関節内転のこりのようです。

 触診していくと左三角筋前部から左上腕外側のこり、そして左母指と示指の間に痛みがあり、これは橈骨神経の支配領域です。

 頚から背部がこっていて、左ふくらはぎ外側も硬くなっていました。

 まず伏臥位の指圧で第5頚神経から第1胸神経までの橈骨神経を意識して頚部、肩上部、肩甲間部を緩めていきます。

 背部のこりと左ふくらはぎ外側のこりは「鍬を使う時に背筋を使った」こともあったかもしれませんし、普段の猫背とO脚も原因だと考えられます。

 年齢を考えて弱い刺激で全身の緊張を緩めていきます。

 仰臥位の指圧では左鎖骨下部の鎖骨下筋、大胸筋は特に丁寧に緩めていきます。

 転んで左手をついた時の鎖骨から腋窩にかけての衝撃と橈骨神経の圧迫を結びつけて考えて指圧をしていきます。

 全身指圧後、左鎖骨下部の緊張が緩むと背部の緊張もすっかり緩んで、体が楽になったと言ってくださいました。

 花粉症でも畑仕事をするお元気な方ですが、風も強い日でしたので2~3日は家でのんびりとしていくださいと申し上げました。

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