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2013年3月31日 (日)

トドマツ精油で窒素酸化物除去。

 「エステー化学とそのグループ会社のかおり研究所が手がける事業「クリアフォレスト」は、トドマツの精油が窒素酸化物(NOx)や二酸化窒素(NO2)の除去能力に優れていることを発見して昨秋から商品化し、今後住宅や医療などでの抽出成分の応用を検討中」という記事を今朝の産経新聞で見つけました。

 昨日たまたまテレビ番組で間伐後のトドマツの枝葉から精油を抽出する様子を見ました。

 PM2.5の対策としてトドマツ精油に期待しています。

 トドマツはモミ属の「Abies sachlinesis」で生活の木の精油にトドマツはありませんが生活の木のモミ精油が北海道産の「Abies sachlinesis」です。

 生活の木のモミ精油=トドマツ精油ということなのでは?(近々聞いておきます)。

 環境とアロマテラピーの密接な関係を考えれば、今後トドマツ精油を売り出すメーカーが増えそうです。

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2013年3月30日 (土)

70代女性、運動不足で膝痛が悪化。

 花粉や黄砂や強風で外出を控えた高齢者の持病やその随伴症状が悪化しています。

 先日指圧した狭心症の80代男性は日課の散歩をしばらくやめていたところ、肩こりが悪化して頭痛になりました。

 下半身の血行が心臓の働きを助けるのだということがこういう事例からもわかります。

 今回取り上げるのは、数年前に両方の変形性膝関節症の手術をした70代女性です。右膝の痛みが悪化し、夜眠れないということも訴えの中にありました。

 喘息の持病があるので外出を控えていたうえに、家の中で2才の孫の世話をする時の中腰・猫背の姿勢の連続も運動不足、ストレッチ不足の原因となっているようです。

 座位の触診では肩もこっていましたが、肩こりの自覚はないというほど意識は右膝の痛みに集中しています。

 不眠になるほどの交感神経支配部位の緊張を取り除くことがこの指圧の目的となります。

 仰臥位で膝枕を入れて膝軽度屈曲で下肢の指圧から始めます。

 左下肢は問題ありませんでした。

 右下腿は熱を持ってむくんでいました。膝に炎症があるということです。

 右大腿は前側、外側、後側とこっていて、後側は大腿二頭筋全体と半腱様筋と半膜様筋の膝上部分がこっていました。

 右膝関節をO脚気味に軽度屈曲させて痛みが出ないように力を入れて生活していたようです。

 右下肢の指圧後、右膝屈曲は90°を超えると痛みがあり、膝伸展も最大では痛みが出るので関節運動や牽引は痛みが出ない範囲で行いました。

 伏臥位の指圧で肩から背部の筋肉が緩んで血行が良くなってくると、足の甲を乗せた足枕に「ヒーターでもついているか?」と聞いたほど足が温かくなったようです。

 全身の血行促進によって炎症のある膝の熱くなった血液が末梢に流れて心臓に戻り、体温が平均化していきました。

 全身指圧後、背中が伸びて歩行による右膝の痛みはなくなったようです。

 狭心症の男性は上にのぼせ、膝痛の女性は患部周囲に熱を持ちました。

 歩くこと、体を動かすことで詰まりを除いていくということが高齢者の健康管理には重要です。

 

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2013年3月29日 (金)

「見たいものが見えてしまった」という間違いを防ぐにはtexture(手触り・質感)を重視する。

 立川断層帯の調査で人工構造物を横ずれ断層だと誤って発表したことについて東大の佐藤比呂志教授は「非常に強い思い込み」から「見たいものが見えてしまった」と誤認の原因を語りました。

 立川断層帯の一般公開では見学者から「人工構造物ではないか」との指摘があったそうですから、トップレベルの専門家でも「思い込み」が判断をくもらせるてしまうことがあるのですね。

 昨夜は柔道整復師酒井先生の肩こりの施術をテレビ番組が取り上げていました。

 ストレートネックの矯正から肩こりを緩和していくということが中心の施術でした。

 具体的には後頭骨と頚椎の際、ツボでいえば「天柱」「風池」「完骨」のラインの隙間を拡げ、頚椎間の隙間を拡げ、頚椎の生理的前弯を戻していくという施術です。

 仰臥位で頭の重さを利用して後頚部から垂直圧で頚椎間を拡げていくという手技はカイロプラクティック的ですが、指圧はカイロプラクティックの手技を含んでいますから伏臥位の指圧でも実は同じことをしています。

 酒井先生は横臥位で肩関節の牽引、座位で脊柱の矯正もしていました。

 ストレートネックを考える時には頚椎だけではなく、胸椎や腰椎までを診て脊柱の生理的弯曲を正す、肩の内巻きを戻すなど、やはり広い目付けをしないと「肩が上がる」ようにはなりません。

 施術中の「鼻が通ってきた」という変化は、頚椎の間隔が拡がって椎骨動脈や頚動脈の血流が良くなってきたことを示しています。

 垂直圧で椎骨の間隔を拡げることができているセラピストならば、施術中に「鼻が通った」とお客様に言われるような体の不調の具体的な改善を何度も経験しているはずです。

 酒井先生の施術は理論的で明確な目的を持っています。

 ですからとても変わったことをやっているわけではありません。

 テクスャー(texture=手触り・質感)を重視していくことで「見たいものが見えてしまった」という誤認をしないようにするのがタッチセラピーなのでしょう。

 職人の手は手触り・質感から多くの物語を読み取り、その物語をハッピーエンドまで展開していきます。

 

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2013年3月28日 (木)

乳児のアトピー性皮膚炎、処方されたステロイドを適切に使う。

 アトピー性皮膚炎の3ヶ月の乳児を持つお母さんからステロイドについての相談を受けました。

 処方されたステロイドはよく効いているようですし、ステロイドの強さのレベルは下から2番目だということなので、心配はいらないでしょうと申し上げました。

 ステロイドの他にもワセリン、亜鉛華軟膏ヒルドイドが処方されているので、保湿と抗炎症の目的で使い分け、症状が悪化した場合は迷わずステロイドを使えば効果がありそうです。

 手袋をさせていないようだったので、自分で掻き破らないように手袋をさせたほうがいいとアドバイスをさせていただきました。

 どうやらお母さんが一緒の時はいいのですが、お母さんが目を離して家事をしている時などに自分で引っ掻いているようです。

 お医者様の処方は合う薬を見つけられるように配慮をしてくださっているようですし、お母さんの毎日の処置も適切のようです。

 家にこもっていると不安もあると思いますが、赤ちゃんは基本的に実証ですから強い生命力に溢れています。

 ご機嫌が良く、声に力が溢れていますから、後はお母さんの見えなくなったストレスで皮膚を掻き破らないための手袋をはめることくらいです。

 適切に使えばステロイドは炎症に良く効きます。

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2013年3月27日 (水)

最初から最後まで同じ強度で施術しては体をまかせられる安定した施術とはならない。

 昨日のニュース番組でリフレクソロジーの店でNO.1の売り上げの方の施術に対して会社の方が「最初から最後まで強さが安定した施術だからお客様が体をまかせられる」というコメントをしていました。

 触圧刺激を受ける側の感覚と施術をする側の感覚は違います。

 もし同じ強度の刺激だとお客様が感じるなら、セラピストの作り出す刺激量は、少なくとも強度の曲線が時間経過とともになだらかな漸増漸減のカーブを描いているはずです。

 一定の刺激量を保って圧せば、硬直した筋肉へのファーストタッチでは痛みを感じ、施術によって緩んできた筋肉には強過ぎる刺激になります。

 おそらくNO.1のセラピストの方ですから意識的に、あるいは無意識に、そのあたりは調整しているのでしょう。

 お客様のコメントが「最初から最後まで強い圧が続く」という評価だったので、適量刺激よりは強めの刺激をしています。

 同じ圧が続く施術であればそれは適量刺激の施術ではありません。

 強い圧が続く施術も適量刺激ではありません。

 関節で圧して胼胝(たこ)を作る手技と、関節で圧してはいけないと教わる指圧とではタッチが違います。

 両母指の関節に胼胝を作って指力で圧す、肘を曲げて腕力で圧す、もっと力が抜けるのに映像を見ながらおしいなぁと思いました。

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2013年3月26日 (火)

脊柱の両側を指圧することの意味。

 脊柱の両側を指圧することの意味を理解するなら、伏臥位の指圧よりもむしろ仰臥位で背中に手を入れて脊柱起立筋を持ち上げる時の垂直圧を考えてみたほうがわかりやすいかと思います。

 例えば「ヒレ肉の塊りの中心に指を立てて当てバランスをとって静止させます」、この時にヒレ肉は指を支点として自分の重みで両側に伸ばされます。

 これが垂直圧です。

 伏臥位で背柱起立筋を指圧する時も母指指紋部1点を境にその上下左右の筋線維がストレッチされます。

 筋肉が伸びると脊椎の間隔にも余裕ができますから神経根にかかっていた圧迫からも解放されます。

 朝のドラマのリハビリシーンを見て、上肢(主に肘から先)の関節運動や末梢のマッサージばかりなのが気になりました。

 脳の中心前回から運動神経が末梢へ伸び、末梢から感覚神経が中心後回につながっています。

 神経の脊柱からの出口にある神経根を圧迫から解放するタッチは仰臥位で昏睡中の方にもできます。

 神経促通という意味では脊柱両側から末梢へのタッチと末梢から脊柱両側ヘ向かうタッチが理にかなっています。

 リハビリも指圧・マッサージも広範囲な目付けをしたほうが効果が上がります。

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2013年3月25日 (月)

腸内細菌叢の善玉菌がビオチン(ビタミンH)を作り、それがEPAになる。

 ミスユニバース日本代表に栄養指導をしているエリカ先生は美容食として「サバを食べる」ことを勧めています。

 サバなど青魚に多く含まれるEPAは中性脂肪を減らし、、乾燥肌や敏感肌を改善します。

 EPAは人間の体内でも作られ皮膚から分泌しています。

 EPAは腸内細菌叢で作られるビオチン(ビタミンH)から変化したもので、皮膚のバリアとなります。

 EPAの分泌が不足すれば手荒れやアトピー性皮膚炎を発症しやすくなります。

 ですからまず腸内細菌叢の善玉菌を増やしてビオチンを増やし、体内でのEPAの生産を活発にするということが必要になります。

 便秘の改善、肥満の解消も必要です。

 サバを食べればEPAによって中性脂肪を減らすことになるので肥満解消や動脈硬化の予防になります。

 花粉症の季節の手荒れにはサバを食べること、そして腸内の善玉菌でビオチンを増やすためにヨーグルトや乳酸発酵した浅漬けなどを積極的に食べて、自分でもEPAを作るようにしたいものです。

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2013年3月24日 (日)

妊娠6.5ヶ月、花粉症+下痢。

 妊娠6.5ヶ月になった女性が下痢で調子が悪くなったということで指圧にいらっしゃいました。

 前回よりも目の周りの皮膚炎(赤い丘疹群)の赤味は薄らいでいます。

 上のお子さんが四月から通う幼稚園の見学に行った後に下痢になったようです。

 花粉のピークと黄砂とストレス、幼稚園では普段接しない細菌との接触があったかもしれません。

 免疫力の低下もあって下痢になり体はだるいようですが、下痢がデトックスになって目の周りの皮膚炎が治まってきたのではないかと思います。

 座位の触診では頚から腰までの緊張が強く、クシャミをした時に左腰がぎっくり腰になりそうだったことがあったようです。

 おなかはずいぶん大きくなってウエストは現在94cmだそうです。

 ウエスト100cmを超えないようにと産婦人科で注意されたということでした。

 下痢の時にオシッコが出なくなったそうですから、体液のバランスは悪くなっていたようです。

 仰臥位下肢の指圧から始めると、大腿はむくんでいましたが足首やふくらはぎはさほどむくんでいません。

 足が冷えていましたが指圧をするとすぐに温かくなりました。

 横臥位の指圧で背部の緊張を緩め、左腸骨稜上部の腰方形筋が最近はこりやすいポイントになっているので時間をかけて弱いタッチで緩めました。

 腰方形筋の位置に大腸兪があることも意識します。

 下痢といえば下腿内側の脾経も注目ポイントですが、妊娠中は「三陰交」から「地機」といった脛骨に沿った脾経のツボを強く刺激してはいけません。

 また下痢も治まっていたので、内踝上8寸脛骨際の「地機」が特別な反応点ではありませんでした。

 全身指圧後、明らかにウエストの後部がくびれ、背中が伸びました。指圧後のウエストは94cmないでしょう(もちろんおなかの側面や前面に強い刺激をしてはいけません)。

 花粉症で運動不足もあり、お子さんの幼稚園入園準備などもあって心身にストレスと老廃物を溜めていたようです。

 おなかが前に突き出してきた重みで恥骨にも負担がかかり、股関節の動きも悪くなっていました。

 「花粉の飛散が収束したら歩いてください。今でも大きなショッピングモールに行く機会があれば是非歩いてください」と申し上げて指圧を終えました。

 転勤や新入学の時期と花粉の時期が一緒なのは困ったものです。

 

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2013年3月23日 (土)

「曲池」に母指を当て、肘屈曲から伸展の関節運動だけでツボ刺激をする。

 母指で圧し込まない「曲池(肘窩横紋橈側)」の指圧のテクニックを紹介します。

 まず肘を屈曲させて前腕内側をおなかにつけて反対側の母指指紋部を「曲池」に当てます。

 母指で圧し込まなくても、そこから前腕を下げていき肘を伸展させることで「曲池」には圧刺激が加わります。

☆ これで圧がかからない人は四指の密着ができていません。「四指で前腕を母指の側に寄せておく」、これが母指指紋部の密着をフォローします。

 「曲池」は長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋にまたがるツボですから、その二つの筋肉の働きである手関節の背屈+橈屈でも圧は加わりますが、肘関節にあるので肘の伸展のほうがしっかりとした圧が加わります。

 これが両筋上で2寸遠位の「手三里」なら「手関節背屈+橈屈」でしっかりとした圧がかかります。

 指で圧し込めば方向がずれて垂直圧ではなくなり、漸増の圧刺激になだらかな微調整はできなくなります。

 「曲池」は便秘、花粉症のツボです。この圧し方を覚えてください。

 応用問題として前腕内側で尺側の心経のツボを圧す時は尺側手根屈筋ですから「母指指紋部は当てただけ、手関節掌屈+尺屈」でツボ刺激をします。

 指力で押し込むよりも「正しくツボにはまった刺激」だと感じるはずです。

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2013年3月22日 (金)

田中 宥久子さん死去のニュース。

 「田中 宥久子さん肺がんで死去」のニュース、インターネットを開いてびっくりしました。

 造顔マッサージで有名な田中さんは愛煙家としても知られていました。

 田中さんのブログを読ませていただきましたが、年末以後は「この世に残したいこと」を綴っていたのかなと思いました。

 浪越では道場訓に「タバコを吸わないこと」も入っていて、実技の前に毎回全員で道場訓を唱えます。

 セラピストの手の臭いや体臭、口臭にタバコの臭いをさせないことはセラピストとしての基本だと私は考えていますが、そうではない方も、そう思ってもできない方もいることでしょう。

 田中さんはファッションにも御自分のスタイルをお持ちでした。

 まだ亡くなるには早い年齢でした。

 御冥福をお祈りいたします。

 

 

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2013年3月21日 (木)

「繭玉マッサージ」天然スクラブ繊維+セリシンの保湿効果。

 マッサージ用の繭玉が売られているのを昨日見つけました。

 繭玉のタンパク質繊維「フィブロイン」にはスクラブ効果が、粘液状タンパク質「セリシン」には保湿効果、紫外線から肌を守る効果、活性酸素を抑制する効果があります。

 「絹糸を紡ぐ女工さんの手は一日中手をお湯につけているのにスベスベだった」そうです。

 繭玉の使用方法は、指にはめられるように先端を切って、1~2分お湯に浸してから使用します。

 スクラブ効果が強いので力を入れ過ぎないよう注意が必要です。

 インターネットで検索してみると繭玉マッサージをメニューに取り入れているところもあるようです。

 繭玉は使い捨てですから料金設定など営業的にもなかなかオイシイのではないでしょうか(私は営業センスがないのでやらなそうですが…)?

 お客様のフェイスやボディへの効果も気になりますが、セラピストの指がスベスベになりそうで、とても気になります。

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2013年3月20日 (水)

お彼岸。

 お彼岸の今朝は花曇りです。

 四月が前倒しでやってきたような春分の日です。

 花粉、強風、暑さ、体のリズムがおかしくなって、昨日は刃物を振り回す事件が続いたのでしょうか。

 年度が替わり、重圧から解放された人、新たな重圧を抱える人、重圧を引きずる人、様々です。

 みんな気分転換が必要です。

 今日はいつもよりゴシゴシとお墓を洗ってきましょう。

 花粉の張り付いたお墓を綺麗にしてその映像を脳のメモリーに残してから、遠くを見て歩いてきましょう。

 体も心も調整が必要な春分の日です。

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2013年3月19日 (火)

80代女性、転んで左手をついて左前胸部から左上肢が痛い。

 昨日も強い風が吹いて花粉症のない方にも大変な一日でした。

 80代女性、スリッパを履いていて自宅でつまずき左手をついて転びました。

 左鎖骨周囲から左上肢、その末梢の母指と示指の間まで痛みがあります。

 花粉症の薬と降圧薬を服用しています。

 高齢者でなくても、ちょっとした段差でスリッパを履いていてつまずくということはあります。

 朝の出かける前など余裕がない時には、自宅でも大きな怪我につながるような転倒をすることもあります。

 花粉症で頭がボーっとしていたり、降圧薬が効き過ぎているような時も転倒につながることがありそうです。

 まず座位で左肩をゆっくりと外転・内転、外旋・内旋、前方挙上(屈曲)・後方挙上(伸展)と動かして痛みを確認します。

 肋骨に響くような痛みはなく、肩関節可動域も年齢的には十分な範囲でしたので骨折は除外できます。

 左鎖骨下筋と左大胸筋には強い緊張がありました。花粉症ですが春の畑仕事が始まったそうなので、肩関節内転のこりのようです。

 触診していくと左三角筋前部から左上腕外側のこり、そして左母指と示指の間に痛みがあり、これは橈骨神経の支配領域です。

 頚から背部がこっていて、左ふくらはぎ外側も硬くなっていました。

 まず伏臥位の指圧で第5頚神経から第1胸神経までの橈骨神経を意識して頚部、肩上部、肩甲間部を緩めていきます。

 背部のこりと左ふくらはぎ外側のこりは「鍬を使う時に背筋を使った」こともあったかもしれませんし、普段の猫背とO脚も原因だと考えられます。

 年齢を考えて弱い刺激で全身の緊張を緩めていきます。

 仰臥位の指圧では左鎖骨下部の鎖骨下筋、大胸筋は特に丁寧に緩めていきます。

 転んで左手をついた時の鎖骨から腋窩にかけての衝撃と橈骨神経の圧迫を結びつけて考えて指圧をしていきます。

 全身指圧後、左鎖骨下部の緊張が緩むと背部の緊張もすっかり緩んで、体が楽になったと言ってくださいました。

 花粉症でも畑仕事をするお元気な方ですが、風も強い日でしたので2~3日は家でのんびりとしていくださいと申し上げました。

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2013年3月18日 (月)

花粉症、疲れ目対策。上瞼外側の涙腺を指圧で刺激する。

 目が充血したので、疲れ目用の目薬を差してみました。

 久しぶりに目薬を差したら喉に薬の味が下りてきました。

 正しい目薬の差し方は、目をしばらく閉じるか、さらに目頭を圧迫します。

 いい加減な差し方だったから上瞼と下瞼の内側にある涙点から鼻小管、そして咽喉まで目薬が流れ下りてきたのですね。

 涙腺は上瞼外側の眼窩の中にあります。

 ドライアイはサラサラの漿液である涙が不足して目が乾燥します。

 パソコンなどの画面や車の運転時の「見つめ過ぎ」、瞬き不足、強風や乾燥した環境もドライアイの原因になります。

 目の周囲の指圧では眼窩の縁に沿って眼輪筋を刺激し、上瞼外側の涙腺と目の内側にある上下の涙点にも意識をして圧をかけます。

 上瞼外側のツボは三焦経の「絲竹空(しちくくう)」、内眼角のツボは膀胱経の「睛明(せいめい)」です。

 母指と示指の間で示指橈側の大腸経のツボ「合谷(ごうこく)」も「顔目の特効穴」です。

 血行促進の指圧と目薬を併用して、花粉の飛散がピークで強風も多いこの時期の花粉症、疲れ目対策をしていきましょう。

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2013年3月17日 (日)

花粉症、内眼角のただれ(皮膚炎)。

 30代男性、花粉症で朝起きるとクシャミが出ます。

 主訴は背部のこりですが肩もこっていて、メガネをとるとフレームのあたる内眼角(目の内側)から鼻に沿って皮膚が赤くただれています。

 アレルギーの薬を使用中ということで激しい症状は抑えられていましたが、アレルギー性結膜炎の涙とメガネの接触刺激で内眼角の皮膚は治りにくい炎症を起こしているようです。

 東洋医学では目の症状と肝臓を結びつけて考えます。五官(目・舌・口・鼻・耳)の「目」と対応するのが五臓(肝・心・脾・肺・腎)の「肝」です。

 右肩上部、背部は肝の反射区として意識しながら丁寧に緩めていきます。

 仰臥位の指圧では下肢内側の硬さ、股関節のストレッチでの動きの悪さが目立ちました。これも肝の経絡ですから「目の症状を緩和するポイント」として意識して丁寧に緩めていきます。

 内眼角は皮膚の炎症ですから顔の指圧で強く圧さないようにします。

 同様に頭部顔面、頚などの露出している部分は皮膚の炎症に注意して、強い刺激やこねるような刺激は控えます。

 指圧中よく眠り、おなかも動き出して、クシャミや鼻水が出ることもありませんでした。

 目の周囲の指圧で涙が溢れ出すようなこともありませんでした。

 全身指圧でリフレッシュしていただけたようです。

 花粉症の方のほとんどはこの時期の皮膚の状態はよくありません。

 指先の荒れがひどくなっていたり、顔の潤いがなくなっています。

 マスクやメガネが花粉症の必須アイテムですが、マスクやメガネで接触性皮膚炎が起きている方も多いのです。

 ティッシュが手放せないという花粉症の方は、何度も何度も鼻をかむうちに鼻が赤くなるので肌に優しい素材のティッシュを選ぶようになります。

 マスクには肌に優しいものもありますが締め付けが緩いと花粉を防ぎきれないという難点があります。

 メガネは残念ながら絹や木綿のものがないので、内眼角に接触性皮膚炎ができてしまう方がいるのですね。

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2013年3月16日 (土)

肩がこっているのにわからない→知覚鈍麻→弱い刺激を短く行う。

 肩がこっているのにそれがわからない人がいます。

 肩こりを感じるまでの許容レベルが高いタフな人、筋肉の太い人はこの傾向にありますが、柔軟性を失った筋肉は脆いのでメンテナンスが必要です。

 筋肉の細い人でも肩こりが日常的になると「肩こり」を感じないことがあります。

 内臓の病気を抱えていたり、他の部位に痛みがあれば肩こりが意識に上らないということもあります。

 野球の試合でピッチャーが100球の全力投球をした時、肩は使い過ぎで炎症を起こすのでアイシングをします。

 しかし日常生活での肩こりは圧倒的に同じ姿勢の連続つまり肩関節の「使わな過ぎ」が原因で発症します。

 「頭の重さ+猫背+肩関節内転内旋+肘屈曲+手指屈曲の手仕事+目の使い過ぎ」で起こる肩こりには「弱い刺激を短く行います」

 理論で教わる「あん摩・マッサージ・指圧の治療効果」のうちの「興奮作用」を及ぼす手技が、知覚鈍麻や麻痺に行う弱い刺激の短時間の施術です。

 「刺激量が多過ぎて痛みを残す」、それが揉み返しなのです。

 肩がこっているのがわからないという方に弱い刺激の指圧をしていくと、まず「血が流れのがわかるようになった」と言われるはずです。

 肩や頚や背部の筋肉の運動不足で様々な筋肉が癒着して血管や神経を圧迫した状態が「手仕事の肩こり」です。

 強い刺激では硬くて脆い筋肉を損傷させてしまいます。

 この時期、花粉症で運動不足の方に強い刺激は禁物です。

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2013年3月15日 (金)

中国のガソリンには日本の46倍の硫黄を含むものがあったそうです。

 日本のガソリンは硫黄の含有量を10ppm以下と定めていますが、中国の基準では150ppm以下となっているのだそうです。

 日本テレビの朝のニュースで放送した実際の計測では、日本のガソリンの硫黄含有量は2ppm、中国のガソリンの硫黄含有量は日本の46倍の94ppmだったそうです。

 中国では精製にかかるコストを惜しんで粗悪品のガソリンが流通しているために、排気ガスに含まれる汚染物質も多くなっているようです。

 硫黄の刺激性は火山ガスなどでも周知の通りです。

 エアコンや換気扇は外とつながっているので、家の中にいても全く外気と触れないということにはなりません。

 花粉やPM2.5と全く接触しないということはまずできないでしょう。

 硫黄には目をピリピリさせる刺激性があります。

 昨日はパソコンの仕事で目が疲れ、肩や背中がこって、何となく調子が悪い、何もやる気がしないという花粉症の40代女性に指圧をしました。

 気温の急激な変化や強風と花粉やほこりや汚染物質との接触もあって、ストレスが溜まっていたようです。

 背部の指圧後に胃腸が音を立てて動き出しました。

 肌荒れ、髪の毛の乾燥、指先の荒れ、爪の傷みなど様々な衰えが見えましたが、指圧中よく眠ってリラックスできたようです。

 季節の変わり目に調子が悪いという方は、ここしばらくはメンテナンスを頻繁に行ってください。

 

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2013年3月14日 (木)

ラクダのマツゲのように強風と土埃でマツゲが伸びるのでは?

 昨日に続いて、今朝も強風が吹いています。

 外出時にはメガネとマスクをしていても、昨夜は目が充血していていました。

 「東京に出てきて鼻毛が伸びた」という話をよく聞きます。

 空気の澄んだ土地から排気ガスの多い東京で暮らすようになると、異物から体を守るために鼻毛が伸びます。

 環境は皮膚の色や体毛に影響を与えます。

 砂漠で暮らすラクダのマツゲは、砂塵や紫外線から目を守るために長くなったのだそうです。

 ぐるりと周りを見渡してみると、東の筑波山も、北の赤城山も、西の秩父や奥多摩も、そして南も、花粉と土埃で昨日は霞んでいました。

 そのうちに人間も大気汚染に順応してラクダ並みにマツゲが伸びるのでは?

 付けマツゲのいらない時代には「昭和や平成の人はマツゲが短かった」と言われていそうです。

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2013年3月13日 (水)

PM2.5は家庭でも発生させている。

 インターネットで検索して環境省のPM2.5についての説明を見ると、家庭もPM2.5の発生施設となっています。

 たばこもお灸も線香も焼き魚も、煙はPM2.5です。

 たばこの発癌性、「焼き魚の焦げた部分は体に悪い」、そう言えばさんざん言われていました。

 枯れ草の野焼きもPM2.5の発生源とされています。

 やがて渡良瀬遊水地や若草山の野焼きも行われなくなるかもしれません。

 かつては家庭用の焼却炉が売られていて、ごみを家庭で燃やせる時代もありましたが今はそういうわけにはいきません。

 治療効果のあるお灸や、瞑想の時の鎮静効果や香りを楽しむ線香も、大気汚染が進めば禁止される時代が来るかもしれません。

 柔軟剤の芳香成分もホルムアルデヒドもアレルゲンとなり、家の壁や着ている衣服がアレルギー症状を悪化させていることだってあります。

 だからといって無菌室で暮らすようなわけにはいきませんから、嗜好品や香りの選択は快刺激となるものを慎重に選ばないと、ただ発癌性物質やアレルゲンを吸い込むことになって残念です。

 車で指圧に来た方に聞いてみると、車の窓についた花粉と埃の粘着力が今年は例年よりしつこいと感じている方が多いようです。

 目の周りが赤い方が多いのも気になります。

 今日も煙霧が予想されています。

 煙霧をまともに浴びないように気をつけたいと思います。

 

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2013年3月12日 (火)

50代女性、花粉症と左肩の痛み、背部のこり。

 50代女性、マスクからのぞく目の周りは真っ赤、花粉症です。

 保育園の勤務を終えて久しぶりに指圧にいらっしゃいました。

 主訴は左肩の痛み、時には左手先のしびれもあるようです。

 右示指屈筋腱の腱鞘炎もあったようですが、これは整形外科の治療で治ったということでした。

 乳児の担当のためオムツ換えもあり、抱っこをすることも多く、上半身のこり、下半身のむくみというバランスの悪い状態です。

 東日本大震災の後、パートタイムの保育士から新設保育園の正規職員になったということで、保育園の立ち上げからの心労も積み重なっているようです。

 座位の触診で頚から肩、上腕のこり、背中のこりがありましたが、肩関節可動域は正常でした。

 伏臥位の指圧から始めます。

 左斜角筋隙を圧すと強い圧痛があります。

 腕神経叢が筋緊張によって圧迫されている神経根症状です。

 肩上部と鎖骨の上際に圧痛があるようですが、腋窩を圧して痛みはなく、ひどい猫背ということでもありません。

 背部のこりを仙骨部まで軽いタッチで10回以上指圧をしていきます。

 長年積み重なった筋緊張ですから、「軽く圧しても痛い」つまりこういう場合は軽く圧しても強い刺激になるので、特に丁寧に、段階的に微圧を乗せていくように触れてください。

 遠心性の背部の指圧では①最長筋の内縁のライン、②最長筋の中央のライン、③最長筋の外縁のライン、④棘筋のライン、⑤腸肋筋のライン、と緩めていくことができます。

 この縦のラインだけではなく、横のラインでは⑥小菱形筋・大菱形筋、⑦棘下筋、⑧棘上筋、⑨骨盤の腸骨稜上部があります。

 さらに⑩小円筋・大円筋の肩甲骨外側や⑪背部外側の広背筋、⑫棘突起の刺激法、などがあります。

 これ加えて、指の向きを脊柱と平行にしたり、足先に向きを換えて母指の先端を足先に向けることで当たりが変わるので、この3倍のバリエーションを得ることができます。

 軽擦、母指の先端を揃えた二指圧、母指球圧、軽い叩打法などの選択と適量刺激を全て微調整したタッチをしていけば、組み合わせは無限です。

 指圧中よく眠り、お疲れだったのでしょう、伏臥位の額枕にかけたガーゼハンカチには薄い涎が沁みていました。

 東洋医学では涎が薄い唾液、唾がねばついた唾液で、五臓の「肝・心・脾・肺・腎」と対応する五液は「涙・汗・涎・涕・唾」となります。

 五官の「目・舌・口・鼻・耳」、五腑の「胆・小腸・胃・大腸・膀胱」まで照らし合わせれば、「涎-脾-口-胃」の関連性が見えてきます。

 東洋医学で「脾」は、消化吸収した栄養を気血に変えて全身に運び、血液が漏れて足りなくなることがないように管理する働きがあります。

 現代の免疫系に働く脾臓の考え方というよりは消化器系として考えていたようですが、血液を管理するという部分では免疫系の異物を排除する働きに近いところまでを描いていたように思います。

 アレルギー性の炎症反応により患部が充血する花粉症では体の他の部位に血行不良が生じます。涎からストレスと胃炎という関連性も考えることができます。

 起き上がってからは涙も溢れてきたようで、来た時には詰まっていた鼻が通っています。

 炎症反応の副産物であるむくみが排出されて、拡張していた鼻の血管が収縮したようです。

 花粉の飛散がピークのこの時期、花粉症の方は運動不足になりがちです。

 指圧を受けてみてください。体が変わるのがわかるはずです。

 

 

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2013年3月11日 (月)

車のフロントガラスに貼り付いた花粉と黄砂?が去年より落ちにくいこと。

 昨日は午後になってから急に強風が吹き荒れて、各地で電車が止まるなどの大荒れの天気になりました。

 午前中に練馬で28℃を超えたそうですから、夏から一つ二つ季節が急に後戻りしたような天気の急変には驚かされました。

 「煙霧」という言葉も初めて耳にしました。

 土埃が巻き上げられて視界が悪くなったのが煙霧だそうです。

 黄砂ではないということのようですが、すでに舞い降りている黄砂は巻き上げられています。

 車のフロントガラスには花粉と土埃がビッシリと貼り付いていて、濡れたティッシュで拭いたくらいでは簡単に落ちません。

 洗剤をつけた雑巾でもシールをはがした後の接着剤のような付着物がゴツゴツと残り、3~4回拭いてやっと前が見えるようになりました。

 例年よりも粘着力が強いのは、黄砂とともにやってきたタールのような成分が粘着力を強めているせいなのかもしれません。

 午前中に車を運転しているとマラソン大会の交通規制で渋滞していました。

 あの強風が吹き荒れる前でしたが、この時期のマラソン大会は今後中止にしたほうがいいのではないかと思います。

 車のワイパーのゴムには黄土色の細かい土埃が溜まっていました。

 洗剤をつけた雑巾でも簡単には落ちない汚れを貼り付けた車が乾いた土埃を巻き上げ振り落としながら走る横を、マラソンランナーが走っていました。

 昨日もPM2.5が暫定基準値の4倍を超えた地域があります。

 PM2.5の濃度が濃い時は「激しい運動を控える」ということからすれば、この時期のマラソンは体に悪いのでは…。

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2013年3月10日 (日)

強いストレスによる冷え。

 先月指圧をした時には氷のように冷たかった看護師さんの手が、今回の指圧では温かく感じられました。

 秋から取り組んでいた研究論文が完成したそうで、やはり冷えの原因にはストレスもあったのだろうと思いました。

 もちろん先月は寒い日が続き、昨日一昨日は気温が20℃を超える日だったということもあります。

 前回の指圧で注意したのは「手が氷のように冷たいのに手袋もしていない」ということです。

 論文に意識が集中し、冷えが感覚として意識できなくなっていたその先には重い体の不調が起こりそうな状態でした。

 前回の指圧後には手袋やヨモギ蒸しなどで体を温めるようにしたそうです。

 それが功を奏したのでしょう、今回の指圧では背部のこり以外は筋肉の緊張は問題にしなくていいレベルでした。

 指圧中はよく眠り、全身指圧後は論文疲れからリフレッシュできたようです。

 ストレスの重しが感覚を麻痺させて「心頭滅却すれば火もまた涼し」というような状態も作ることもあるようです。

 ストレスによる交感神経の興奮、血管収縮、冷え、消化管運動の停滞、便秘、不眠といった状態が日常化すれば、表証の病気が裏証(実質臓器に及ぶ重い病気)に移行します。

 看護師さんは「定期的に指圧に来ます」という言葉を残して帰っていきました。

 看護師さんであっても、ボディセラピストによる体のトータルチェックによって気づくことがあります。

 指圧・マッサージは、病院の検査や薬による治療とは違ったアプローチをすることができます。

 猫背でも手足の冷えでも、当たり前になっていることの問題点を客観的に指摘して正していくことができ、それを素直に受けとめてもらえるのが「触れ合う」というマイルドなタッチが持つ不思議な説得力です。

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2013年3月 9日 (土)

妊娠とNPAH(PM2.5)。

 PM2.5であるPAHと窒素が結びついたものがNPAHです。

 NPAHはすすやディーゼルの排気ガスなどと窒素が結びついてできますから、トラックやバスの通行が多い道路沿いなどでは以前からNPAHに敏感に反応していた人がいたはずです。

 バスの運転手さんを見るとほとんどの方がマスクをしているようですから、以前から知られていた「花粉症はディーゼルの排気ガスで悪化する」ということの原因にはNPAHも関係していたのでしょう。

 妊娠6ヶ月が近づいた30代女性が指圧にいらっしゃいました。

 マスクから出た目の周りはいくつもの丘疹で赤く腫れています。

 前回の指圧でうかがっていたお兄ちゃんになる2人目のお子さんの断乳には成功したそうです。

 末っ子ならまだお母さんに甘えられたのに、丸1日泣いて、その後あきらめて、急にお友だちの家での遊びから帰りたがらなくなったということですから、小さな自我が芽生えたようです。

 環境によって人間は自分を委ねるシェルターを見つけていくものなのですね。

 NPAHは環境ホルモンですから、ホルモンの分泌を誘発したり阻害したりします。

 妊娠を維持するためにエストロゲンの分泌は抑制されますが、NPAHによって早産や流産が増えるというようなことが今後の研究で明らかになってくるかもしれません。

 「目の周りの赤い丘疹群」と手足の痒み、くしゃみなどのアレルギー症状が例年より激しいということから考えても、妊娠によってアレルゲンに対して過敏になっているようです。

 埼玉県のいくつかの地域で一昨日も昨日も1時間あたりのPM2.5の値が基準値を超えた時間がありました。

 エストロゲンの分泌が抑制されていれば皮膚は荒れやすくなっています。

 妊娠で荒れやすくなった肌に花粉や花粉と結びついたNPAHが突き刺さって腫れるほどの炎症が起きたのでしょう。

 今回の指圧ではおなかが大きくなって左の仙腸関節に痛みがありました。

 まだ胎動を感じていないとのことでしたが、腹部の手掌圧では腹部大動脈の拍動とは違う鼓動を感知しました。

 左下腹部の膨らみが大きいのでおそらく胎児の位置によってスペースを空けるために左仙腸関節が開き始めたのでしょう。

 仰臥位、横臥位と指圧をして腰椎後弯が増強していた腰がストレッチされました。

 妊娠中ですから骨盤周りを矯正し過ぎないようにしました。

 むくみは前回の妊娠より少なく、つわりも終わって妊娠の経過は順調のようです。

 目の周りの症状を始めとするアレルギー症状が強いので、専門医への受診を勧めて指圧を終えました。

 指圧中にくしゃみをすることも手足や目の周りをかくようなこともなく、リラックスできたようです。

 指圧前にトイレに行き、指圧後にもトイレに行きました。

 むくみが比較的少ないとはいえ、全身のアレルギー症状による炎症反応のむくみもありますから、妊娠中の指圧は血行促進によるアレルギー反応の軽減にも有用だと考えています。

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2013年3月 8日 (金)

便秘のアロマ指圧。

 昨日の飯能 生活の木 薬草香園のアロマ指圧講座のテーマは「便秘」でした。

 消化管は副交感神経支配ですから、腸を強く揉むことが便秘の根本的な改善法にはなりません。

 強い刺激、痛い施術では体がリラックスできず交感神経が優位になるので消化管運動は抑制されます。

 丁寧な施術を考えるなら「主訴に対して遠回りの施術をする」ということは何度もお話していますね。

 おなかの主訴には背中の施術から始めます。

 頚、肩、背中、下肢、交感神経支配部位の緊張をまず緩めます。

 第4、第5腰椎棘突起間で棘突起から1.5寸に「大腸兪」があります。

 兪穴はその名称の内臓の治療穴ですから、大腸兪の指圧は意識して行ってください。もちろん腰痛の一番起きやすい部位だということも忘れてはいけません。

 足の冷えも交感神経を優位にさせていますから、指圧や摩擦熱で温めるような軽擦で緩和していきます。

 交感神経支配部位の緊張が緩和されれば、体は副交感神経優位に切り替わります。

 交感神経支配部位の緊張を緩めてからおなかの施術をするのと、いきなり強刺激で腸揉みをするのとではどちらが丁寧な施術か、どちらが効果を得られそうか、わかると思います。

 9点の手掌圧「①胃→②小腸→③膀胱→④盲腸→⑤上行結腸→⑥横行結腸→⑦下行結腸→⑧S状結腸→⑨直腸」、これが基本です。

 子宮筋腫があるかもしれない、腹部大動脈瘤があるかもしれない、癌かもしれない、検査で診断されていなくてもファーストタッチではいつも「ここにこのように触れていきますよというお知らせのタッチ」から入ってください。

 受け手の腹式呼吸を利用すれば手掌を乗せているだけでも垂直圧が加えられます。

 内臓下垂の下腹ぽっこりおなかは手掌圧の垂直圧で位置を上げていくことができます。

 「腹部20点の指圧、臍の周囲8点の指圧、S状結腸部4点の母指球圧、下行結腸を手前に寄せ上行結腸を外側に押す艪棹(ろとう)揉捏、腰から小腸を捏ね上げる、ウエストを絞る、腹部輪状軽擦+振せん」など、単に腸を揉むのではなく、下垂した内臓を上げて位置を正していきます。

 アロマオイルトリートメントでは花粉症の時期でもありますから、ローズマリー・シネオール+マジョラム+スイートアーモンドオイル(濃度1%)で、大腸経のツボ「合谷」「手三里」「曲池」から2点をとって、遠位のツボは手前に引き、近位のツボは求心性に圧す「経絡の刺激を増強するツボ圧し」を行いました。

 オイルを使っていますから圧してから滑らせる母指強擦のようなタッチで2点間を綱引きのように引っ張ります。

 花粉症の鼻詰まりであれば刺激した上肢の反対側の鼻が通ってきます。

 精油の選択は便秘用にしてありますから、花粉症が主訴ならユーカリ、ティートゥリー、ラベンダー、ペパーミントなどから選んでください。

 交感神経支配部位の緊張を緩めて自律神経を調整すること、下垂した内蔵を上げるというテクニック、上肢大腸経のツボ刺激で便秘と花粉症を改善できるということ、皆さん感心しながら実技をされていました。

 不安や不調を抱えた方に許された幸せな時間を提供することが指圧であり、アロマセラピーだと私は考えています。

 そのためには指力で強引に刺激をする単なる施術ではなく、受け手の感受性に合わせた理論的なテクニックを身につけてください。

 

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2013年3月 7日 (木)

「割り箸の真ん中に両母指を、反対側に両四指を当てて半分に折る」、その時に母指で圧し込まないのが体重移動の指圧です。

 昨日は指圧師の方が勉強に来てくれました。

 資格を取ったからといってそのタッチが指圧になっているかと言えばそんな簡単なことではありません。

 指を見て深爪にしないようにアドバイスさせていただきました。

 深爪で指の先端が爪より前に出てしまっているのは指力で押し込んでいるからです。

 爪が指の先端を覆うように指のコンディションを整えなければいけません。深爪では指を傷めます。

 そして指圧をする時に四指の間隔が空いていることも注意しました。

 柔らかく圧す時は四指の間隔を空けていいのですが、「指圧を見せる」場合は基本指圧をしてください。我流でも素晴らしく理にかなっていれば文句は言いませんが…。

 指圧の時に四指をそろえる意味を「割り箸を折る」ことで説明してみましょう。

 まず両母指を割り箸の真ん中に当て、反対側に両四指を当てます。

 割り箸が指の間隔を空けられるほど長くないということもありますが、もっと長い木の枝でも、短い楊枝でも、「半分に折ろうとする時」は四指の隙間はなくなるはずです。

 つまり大きな力を出そうとすれば四指の間隔が空かないのが自然なのです。

 四指の間隔を空けた指圧は力を逃がしています。

 体重移動の圧を逃がしている人は指力で補うという余計なエネルギーを使うことになります。

 「割り箸を折る時に、母指は当てただけで力を入れなくても、四指の密着と手関節の尺屈だけでポキリと半分にすることができます」、これが指圧です。

 母指で押し込むのではありません。

 これを割り箸を折る時のような母指と四指が対立する位置で行うだけではなく、背中のような平面的な曲面でも行うのが指圧です。

 母指は皮膚表面に密着させるだけ、四指指紋部で皮膚をとらえたままそれをずらさずに四指を母指に寄せてくることで1点への体重移動の構えが完成します。

 これに肘が伸びている、おなかを引っ込める、背中を伸ばす、手元を見ない(頭を下に向けない)といった条件が加わって、体を母指1点で支えるプッシュアップの体重移動となります。

 猫背で肘を曲げる方向にプッシュダウン?すれば圧迫法にはなりますが「指圧ではありません」。

 指圧師の方に全身指圧を受けていただいた後、指圧の体重移動のポイントをいくつかアドバイスさせていただきました。

 極端なクローズドスタンス(前の足が内側に入る)で上半身は反対側にひねり前にのめる指圧だったので、足をスクエアにして上半身を起こすことだけをイメージしていただきました(確かに「トルネード」と私が呼んでいる体をひねることで上肢を竜巻の回転軸にして難しい部位に垂直圧を作る高等テクニックもありますが、それをやってフォームを崩すくらいならそれはやめておきましょう)。

 ベッドで膝枕への指圧をしていただきましたが、繰り返すうちに、姿勢の良い、小さな力を最大限無駄なく伝える効率の良い体重移動の指圧になっていきました。

 それが本当に自分のものになるのはもっと先だと思いますが、人間の体と向き合い、体からの発見を重ねていけば、重力を操る面白さがきっとわかることでしょう。

 資格をとってわかることなど人間の体に複雑さからすればほんのわずかです。

 情報発信基地となる面白い人になってください。

 体のメンテナンス具合からしても、まだまだ勉強することがたくさんありますから、興味のあることやわからないことを追求していけば、それを知る喜びがこれから数限りなく訪れるはずです。

 

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2013年3月 6日 (水)

いよいよ黄砂とPM2.5が飛んできます。発癌性があり、心筋梗塞、不整脈の原因にもなるので注意が必要です。

 今日から黄砂が飛来するようです。

 排気ガスやすすなどの大気汚染物質「PAH(Polycyclic Aromatic Hydorocarbon=多環芳香族)」が黄砂と結びつくと窒素と反応して「NPAH(Nitropolycyclic Aromatic Hydorocarbon)」となります。

 (アロマテラピーで芳香族について学びますが、PM2.5の名称には「Aromatic」がついているのですね。今朝の発見でした。)

 PAHにも発癌性がありますが、NPAHのほうがより人体への悪影響があるようです。

 PM2.5は2.5mmの1000分の1の大きさですから、吸い込めば気道の奥まで侵入して細胞を傷つけ、発癌性の他にも心筋梗塞や不整脈を起こすリスクがあるそうです。

 またNPAHは発癌性物質であるだけでなく「内分泌攪乱物質(環境ホルモン)」でもあるので、ホルモンの分泌を誘発したり阻害したりして、人体に悪影響を及ぼすことが懸念されています。

 ディーゼルの排気ガスもPM2.5ですから、ずいぶん前から国内にPM2.5はあったことになります。

 中国の大気汚染と中国からの黄砂の飛来も今年に始まったことではありません。

 しかしニュース映像で見る中国の街の大気汚染の状況から、今年黄砂とともにやってくるPM2.5の量は間違いなく増えているでしょう。

 数年前から顔がチクチクするとこの時期に感じていた方は黄砂とぶつかってNPAHとなったトゲトゲした微粒子であるPM2.5を感じていたのかもしれません。

 今日からはマスクとメガネと帽子でPM2.5との接触を避け、吸い込まないようにしたいものです。

 

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2013年3月 5日 (火)

小さな筋肉を動かす、緩める。

 指圧の間違ったイメージの代表が「首と肩関節の真ん中あたりをグイグイ押すこと」です。

 それが「肩井(けんせい)」の指圧だとすると、位置は「大椎(だいつい)」と「肩髃(けんぐう)」を結んだ中間をとらえます。

 「大椎」は第7頚椎と第1胸椎の間の陥凹部に位置し、「肩髃」は腕を水平に上げた時に肩関節にできる二つの窪みのうちの前側に位置します。

 「肩井が胆経、大椎が督脈、肩髃が大腸経」、そこから拡げてそれぞれの経脈の流れまでイメージして指圧をするのと、ただ肩を押すのとでは効果まで違ってきます。

(私の文章では「ただ押すこと」と「圧すこと(圧を加えること)」を分けています。)

 点で圧すだけではなく、1点から様々な方向への拡がりを持つのが経絡の考え方です。

 これに筋肉の端と端(起始と停止)の腱紡錘を刺激して筋肉を緩めるという生理学のアプローチを加えたのが現代のあんま・マッサージ・指圧理論です。

 あんま・マッサージ・指圧師が「筋肉の真ん中のこって硬直した部位をグイグイ押して潰す」というような考え方を持っているとしたら、どこかで理論の解釈を間違ってしまったのでしょう、それでは残念です。

 大きな筋肉の真ん中をグイグイ押すのが科学的なこりを緩める方法ではないことがわかってくると、小さな筋肉の施術まで考えるようになります。

 例えば脊柱起立筋を指圧するのでも、太い最長筋で終わるのではなく、一番脊柱に近い棘筋までイメージするようになります。

 ふくらはぎの施術でも腓腹筋の下のヒラメ筋に横から指をもぐりこませるとか、大胸筋の下の小胸筋を見つけるのに腕を前下方向に引っ張って緊張させるとか、工夫して当たりを探すようになります。

 小さな筋肉は加齢によって衰えます。

 高齢者の嚥下障害や誤嚥も、喉の筋肉の衰えが大きな原因です。

 使わなければ20代でも小さな筋肉は加齢的に衰えます。

 小さな筋肉まで触れる技術を磨いてください。

 解剖学的な知識は毎日補完してください。いつまでたっても発見があるはずです。

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2013年3月 4日 (月)

痒みがある部位の反対側を冷やすと痒みが治まる。

 花粉症の方から「目を取り出して洗いたい」というような痒みのお悩みをうかがうことがあります。

 痒みは皮膚や粘膜に起こります。

 痒みは充血(血管拡張・発赤)を伴いますから、患部を冷やせば血管が収縮して症状が緩和されます。

 ただし患部を冷やすことをやめると、血管収縮からの反射で余計に血管が拡張して痒みが増すことがあります。

 右前腕に痒みがある時には左前腕を冷やしても「冷たさの脳への伝達が痒みより優先される」ので痒みが治まります。

 痒みや喘息などのアレルギー症状は、緊張から解放されて副交感神経が優位になった時(就寝時など)に強くなります。

 「副交感神経優位のリラックスした状態では血管が拡張する」、片頭痛もそうですが、緊張からの解放で厄介な症状が激しくなるのは困ったものです。

 圧発汗反射で考えれば「横向きに寝た時に上になる側の交感神経が優位なって血管が収縮する」ので、鼻詰まりでも、痒みでも、片側であれば患部を上にして横向きに寝ることは一つの緩和策になります。

 花粉症の両目の痒み、広範囲の顔の痒みは花粉との接触を避けることが最善策ですが、頭を冷やすと「冷たさの感覚伝達が優先される」ので効果があるはずです。

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2013年3月 3日 (日)

ペパーミント濃度1%オイルで花粉症メガネのくもりどめ。

 花粉症ではありませんが外出時はできるだけ花粉症メガネとマスクと帽子、そして花粉を落としやすいウインドブレーカーの上下で花粉との接触をできるだけ避けるようにしています。

 花粉症の「ダムが溢れないように」したいと思っています。

 マスクをして花粉症メガネをかけるとメガネがくもるので困りますね。

 花粉症メガネにはくもり止めが必要です。

 市販されている専用のものもありますが、5mlのキャリアオイルにペパーミント1滴の1%濃度のオイルを薄く伸ばしてレンズをコーティングしておくとレンズに水滴がつきにくくなり、呼気でレンズがくもっても吸気の時には視界が開けます。

 トニックシャンプーよりも効果があります。

 レンズに油膜を張るので見にくいはずなのですが気にならず、水滴びっしりで前が見えないことから比べると視界良好です。

 キャリアオイルにはスイートアーモンドオイルを使いました。

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2013年3月 2日 (土)

寝違えの指圧。

 先週寒そうな顔で指圧に来た40代女性はやはり風邪の引き始めだったようで、その後軽い風邪の症状が出て、治まって、今回の主訴は寝違えです。

 朝起きたら右頚から肩に痛みがあって、頚が動かしにくいということでした。

 触診すると右肩上部僧帽筋と前斜角筋の停止部が硬くなっていました。

 前斜角筋は第3~6頚椎横突起に起始し、第1~2肋骨に停止します。

 鎖骨内側で少し指をもぐりこませるような位置が硬くなっています。

 寝違えは東洋医学では「落枕」です。

 手の甲の示指と中指の間、中手指節骨遠位の窪みに「落枕」というツボがあります。

 上腕から指までの神経は頚神経の枝ですから、橈骨神経(第5頚神経~第1胸神経)支配部位である「落枕」へのツボ刺激は頚の筋肉へ影響を与えることがわかると思います。

 寝違えは捻挫と考えて、患部に強い刺激をしてはいけません。

 患部の前後やツボ刺激を使った誘導作用で血行促進をはかります。

 猫背で胸椎の後弯が増強すれば、いつもの枕では顎が上がり、頚から肩と枕の間に隙間ができます。

 風邪を引けば項背部が緊張するものなので、猫背で顎が上がって頭の安定を欠いて寝返りの時に枕から頭が落ちてしまったのではないでしょうか。

 寝違えの施術では肩甲間部から背部の指圧で胸椎の後弯を矯正し、鎖骨下から腋窩・上肢と、頚神経の枝から遠隔操作で頚の筋肉を緩めていきます。

 頚部にはソフトタッチで指圧をし、患部を刺激するのではなく、起始と停止をそれぞれ外側に引っ張るように軽いストレッチを加えた刺激をします。

 全身指圧後、猫背が改善され肩上部のこりは緩みましたが、前斜角筋停止部の緊張は残りました。

 最後に残るこりが痛みの中心と考えればいいでしょう。

 捻挫ですから2~3日は痛みがあるものです。

 「痛みを確認しないように」との一言を添えて指圧を終えました。

 グリグリ圧したり、痛みが出るまでのストレッチをするのは逆効果です。

 痛みを確認しなことで安静が保たれ、早く治ります。

 

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2013年3月 1日 (金)

花粉とPM2.5、「換気をするな、外出するな」と言うけれど…。

 「今週の火曜日から鼻水がツーッと垂れてくるようになった」という50代女性に指圧をしました。目も赤く、炎症反応で瞼は腫れぼったくなっています。

 今までも花粉症ではあったようですが、今年ほど症状が強く出たのは初めてだそうです。

 火曜日に診察を受けた診療所の待合室は患者さんで一杯だったということでした。

 中国から黄砂と一緒に飛んでくるPM2.5と花粉を一緒に吸い込むと、アレルギー症状が強くなると言われています。

 PM2.5の濃度が基準値を超えるのは年に10日程度だろうとのことですが、その際には「換気をしない」「外で激しい運動をしない」「無用な外出を控える」ということを国民に求める発表がありました。

 暖房が必要な地域や家庭もありますから、暖房器具によっては換気をしないことで一酸化炭素中毒なども心配です。

 「布団を干さない」ことで「殺人ダニ」の被害が増えることだってあるかもしれません。

 運動不足も体の不調の原因になります。

 換気ができない空気の濁りをアロマミストで補うのは良い方法です。

 空気清浄機の需要は増えるでしょう。

 外で運動ができないなら、室内でのストレッチやエクササイズが必要になります。

 そして指圧、マッサージを受けても運動になります。

 花粉症では前頭部の髪の生え際中央・督脈の「神庭」とそこから1.5寸外側の膀胱経「曲差」の間にある「眉衝」が反応点となっていることがあります。

 鼻詰まりは血管拡張ですから、圧をかけて血管を収縮させれば鼻が通ります。

 アレルギー反応はアレルゲンを排除するために血液が集まって血管が拡張し炎症部位から鼻水や涙が滲み出します。

 花粉症の指圧は小鼻の脇で大腸経の「迎香」や、同じく大腸経で肘窩横紋外側の「曲池」とそこから手関節に向かって2寸の「手三里」など、広範囲に反応点を探って全身の血行を促進していきます。

 大腸経の指圧の効果からヨーグルトの乳酸菌の効果を考えるなど、指圧の中には体の過剰なアレルギー反応を抑制するヒントがあります。

 鼻が溢れるように滲み出すと言っていた方も、一度鼻をかんだだけで、あとは症状が落ち着いたまま指圧を終えることができました。

 アレルゲンと接触しないにこしたことはありませんが、外出を控えて家にこもるにしても全身の血行促進は必要です。

 

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