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2013年3月 1日 (金)

花粉とPM2.5、「換気をするな、外出するな」と言うけれど…。

 「今週の火曜日から鼻水がツーッと垂れてくるようになった」という50代女性に指圧をしました。目も赤く、炎症反応で瞼は腫れぼったくなっています。

 今までも花粉症ではあったようですが、今年ほど症状が強く出たのは初めてだそうです。

 火曜日に診察を受けた診療所の待合室は患者さんで一杯だったということでした。

 中国から黄砂と一緒に飛んでくるPM2.5と花粉を一緒に吸い込むと、アレルギー症状が強くなると言われています。

 PM2.5の濃度が基準値を超えるのは年に10日程度だろうとのことですが、その際には「換気をしない」「外で激しい運動をしない」「無用な外出を控える」ということを国民に求める発表がありました。

 暖房が必要な地域や家庭もありますから、暖房器具によっては換気をしないことで一酸化炭素中毒なども心配です。

 「布団を干さない」ことで「殺人ダニ」の被害が増えることだってあるかもしれません。

 運動不足も体の不調の原因になります。

 換気ができない空気の濁りをアロマミストで補うのは良い方法です。

 空気清浄機の需要は増えるでしょう。

 外で運動ができないなら、室内でのストレッチやエクササイズが必要になります。

 そして指圧、マッサージを受けても運動になります。

 花粉症では前頭部の髪の生え際中央・督脈の「神庭」とそこから1.5寸外側の膀胱経「曲差」の間にある「眉衝」が反応点となっていることがあります。

 鼻詰まりは血管拡張ですから、圧をかけて血管を収縮させれば鼻が通ります。

 アレルギー反応はアレルゲンを排除するために血液が集まって血管が拡張し炎症部位から鼻水や涙が滲み出します。

 花粉症の指圧は小鼻の脇で大腸経の「迎香」や、同じく大腸経で肘窩横紋外側の「曲池」とそこから手関節に向かって2寸の「手三里」など、広範囲に反応点を探って全身の血行を促進していきます。

 大腸経の指圧の効果からヨーグルトの乳酸菌の効果を考えるなど、指圧の中には体の過剰なアレルギー反応を抑制するヒントがあります。

 鼻が溢れるように滲み出すと言っていた方も、一度鼻をかんだだけで、あとは症状が落ち着いたまま指圧を終えることができました。

 アレルゲンと接触しないにこしたことはありませんが、外出を控えて家にこもるにしても全身の血行促進は必要です。

 

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