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2013年7月20日 (土)

心の不調の訴えには自覚できていない体の緊張を緩和する。

 30代女性、肩上部の肩こりと背部のこりがあります。

 指圧中に「心の不調」の訴えがありました。

 生活の中で新鮮な感動を見つけることができなくなった時、心は衰えています。

 行動のマンネリ化で「やらされている感」が強くなれば、それがストレスとなって心を圧迫します。

 「ここのところの猛暑はそれだけでもストレスですから、いつもよりも毎日を頑張って過ごしているはず…」、こんな話をしてみました。

 セラピーの時間は「ありのままの姿を認める時間」です。ありのままの姿を認めた上で現状での「マイベストの状態に調整して帰っていただく」それがセラピーだと考えています。

 タッチが上っ面でねじれたり強引な押し付けでないならば、タッチそのものが心にまで触れることのできるセラピーとなります。

 心を調整するには苦行よりも、体の緊張は緩め、たるみは引き締めるという当たり前のことを淡々としていくほうが効果があると私は感じています。

 このケースでは「右上腕二頭筋のこりと右大腿二頭筋のこり」、「左上腕三頭筋のこりと左大腿四頭筋のこり」という左右逆の筋肉の使い方が特徴的でした。

 右肘と右膝は曲げ、左肘と左膝は伸ばしています。

 これらのこりは肩こりや背部のこりと比べて意識に上っていないこりです。

 さらに右中殿筋のこりと左中殿筋の激痛も指圧を受けて御本人が気づいた疲労の蓄積です。

 「柵に囲まれた大きな台車を後ろ向きになって引っ張る時、両股関節外旋で右肘と右膝を曲げ、左足を進行方向に大きく伸ばすと体幹も進行方向にねじる半身になるので左肘が伸びる」こんなところでしょう。

 この御客様はパートタイムの配送業務による四肢の筋緊張を気づいていませんでしたが、お中元の季節の仕事の忙しさは体に刻まれていました。

 四肢の筋緊張を感じていなかったということは、仕事で使う筋肉を仕事で頑張って作ってきて、仕事に耐えられる体になったということもできます。

 指圧後、「今度温泉に行ってくる予定がある」とのこと、転地療養は五感に新しい発見のある心の不調の特効薬です。

 温泉の予定を話す気になれたのも体の緊張が緩んで心の重しが減ったからでしょう。

 温泉大好きの私はダチョウ倶楽部なみに「どうぞ、どうぞ(是非温泉に行ってきてください)」と申し上げました。

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