« 左椎骨動脈の蛇行、左前腕外側の痛み。 | トップページ | セラピーのタッチはせん妄患者さんへのタッチになる。 »

2013年8月 2日 (金)

目のクマが消える、昨日の眼精疲労と頭痛の講座。

 昨日は飯能の生活の木薬草香園で「眼精疲労と頭痛」がテーマのアロマ指圧講座をしてきました。

 目に酸素と栄養を送るのは内頚動脈から、頭に酸素と栄養を送るのは内頚動脈と椎骨動脈から、いずれも前胸部から血管が伸びています。

 静脈もリンパも動脈に伴行しますから、眼精疲労も頭痛も目の周囲や頭部の施術だけでなく、頚部から前胸部まで施術をしないと血管の折れや詰まりが解消できないので血行不良が改善できないというのが今回のポイントです。

 目の使い過ぎで充血していれば血管を収縮させて過剰な血液を心臓に還します。

 これは強く圧すということではなく、目の周囲の眼輪筋の際に母指指紋部を密着させて、軽く当ててから離せばポンプの作用で瘀血(古い血の滞り)が改善します。

 際際に当てて皮膚をたるませないというテクニックが重要で、強さは全くいりません。

 上から顔を覗いていると圧すことばかりを考えて「皮膚に張りを作るように当てる」ということがおろそかになります。

 リフトアップするのにも、「軽く少し下に引いてから外に引いて上に持っていく」という細やかな作業をすると密着が確かなものになり、力を入れずとも血行促進の効果が高くなります。

 目の下に茶色いクマができていた受講生の方は、施術後に目の周りが白くなって静脈の青さまでがわかるようになりました。

 これは酸化した古い血が指圧によって心臓に還っていったということです。

 仰臥位で頭の重さを利用して中指薬指で持ち上げて指圧する後頚部の施術や、前胸部鎖骨周囲の指圧、顔を正面に向けたまま頭頚部を側屈させて行う僧帽筋のオイルストレッチ、頭を持ち上げて頭頚部回旋で行う肩甲挙筋のオイルストレッチ、頭皮のアロマオイルトリートメントなども行いました。

 ローズマリ・ベルベノン1滴+カメリアオイル5ml、濃度1%のブレンドオイルを使いましたから、スキンケア、頭皮ケアだけでなく、紫外線防止効果も期待できます。

 密着があれば小顔になるということは皆さん実感していただけたと思います。

 手順や行程は違っていいんです。

 臨床では臨機応変にやっていくしかありません。

 一つのタッチには必ずクレシェンド→クレシェンドの刺激量の推移があるようにします。

 必ず息を吐きながら施術をします。息を詰めれば攻撃的なタッチになります。

 施術をしている自分のストレッチになるように。

 受けた時の感覚の記憶を大切にしてください。

 手順や細かいポイントは忘れても、「気持ちよかった感覚の記憶」が正解に導いてくれます。

 繰り返し施術をしていくうちにわかってくることがあります。

 講座でできたくらいのことができれば「センセイ」と呼ばれることでしょう。

 それを否定しないでください。

 教わったことをそのまましようとするのではなく、あなたが気持ちがいいと思うタッチ、さらには被術者が気持ちがいいと思うだろうなぁというタッチを思いやって、タッチを創作してください。

 ワンタッチには文章にするととても長くなるような様々な要素を含んでいます。

 一つ一つのタッチを丁寧に紡ぎだしてください。

 そこにあなたの温かさも頼りなさも、良いところも悪いところも乗って、受ける人の体と心に伝わっていきます。

 

|

« 左椎骨動脈の蛇行、左前腕外側の痛み。 | トップページ | セラピーのタッチはせん妄患者さんへのタッチになる。 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 目のクマが消える、昨日の眼精疲労と頭痛の講座。:

« 左椎骨動脈の蛇行、左前腕外側の痛み。 | トップページ | セラピーのタッチはせん妄患者さんへのタッチになる。 »