« ペインクリニックでの腰痛のIMS療法、神経ブロック注射、SCS療法。 | トップページ | 「揉む」の注意点、『あん摩マッサージ指圧理論(医道の日本社)』より。 »

2013年9月22日 (日)

40代男性、ヘルニア気味の腰痛の指圧。

 40代男性、主訴は肩こりと腰痛です。

 猫背で、腰椎に軽く触れて痛みがあります。腰の外側左右ともに強い筋緊張が診られました。

 伏臥位では、第3腰椎が後方に突出し高くなっていて、左脊柱起立筋の指圧で右手根部に触れるのがとても気になりました。

 椎間板ヘルニアで神経症状が強い時にはもっと痛みを訴えることが多いので、「ヘルニア気味」くらいの状態のようです。

 脊柱のS字の矯正をするには強く圧し込むのではなく、スタティックストレッチのタッチをしていきます。

 「深い呼吸をさせながらゆっくりと徐々に伸ばしていく」ことを心がけてください。

 後方突出した腰椎の、骨を圧し込んで戻そうとすると神経と強くぶつかって腰だけではなく体全体を緊張させてしまいます。

 腰部脊柱起立筋のストレッチだけでなく、猫背も肩こりもありますから、頚、肩、肩甲骨周囲、肩甲間部をまず緩めます。

 伏臥位の御客様の左体側に位置し、斜め下方(右大腿の方向)に顔を向けて右手で仙骨上部際(脊柱左側)に母指指紋部、腸骨稜に母指球、仙骨に四指を当て、肘伸展で足の方向に圧をかけ、左母指指紋部は項窩のやや右寄り「天柱」に当てて、脊柱全体を伸ばします。

 脊柱の右側と左側に母指指紋部を当ててその中間を大きく伸ばすストレッチ的な指圧は、姿勢の矯正に効果が高く、痛みも出にくいので私がよく使っているテクニックです。

 左の腰部脊柱起立筋に対しては、左母指を第1か第2腰椎の左側に当てて、右母指を当てた仙骨左上際とのストレッチをします。

 脊柱起立筋は仙骨から始まっているので、この時も四指で仙骨をとらえていることが大切なポイントです。

 左大腿後側中央のこり(坐骨神経症状あり)、右大腿後側の外側のこり(大腿二頭筋のこり→総腓骨神経の延長の下腿前側のこり=O脚+踵体重)、左上腕外側のこり(左の腋が開いている=右下肢の外開きとの対角線のバランス)などを緩めていきました。

 伏臥位背部の指圧中に第3腰椎の後方突出は矯正され、それに伴い腰部外側の緊張も緩和されました。

 全身指圧後には猫背も解消し、肩こりも腰痛も緩和されていました。

|

« ペインクリニックでの腰痛のIMS療法、神経ブロック注射、SCS療法。 | トップページ | 「揉む」の注意点、『あん摩マッサージ指圧理論(医道の日本社)』より。 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 40代男性、ヘルニア気味の腰痛の指圧。:

« ペインクリニックでの腰痛のIMS療法、神経ブロック注射、SCS療法。 | トップページ | 「揉む」の注意点、『あん摩マッサージ指圧理論(医道の日本社)』より。 »