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2013年9月30日 (月)

夜の急患(安心をお土産にすること)。

 昨夜は急患がありました。

 指圧・マッサージで急患というのは、とても信頼をしていただいているということです。

 家族に車で送られてきた70代女性、主訴は肩こりと足のしびれなのですが「いても立ってもいられない不安」があったのでしょう。

 夜は留守電にしているので電話のメッセージを聞こうとしたらメッセージはなく、それからそう時間を置かずに直接いらっしゃいました。

 座位で触診をすると猫背で背部の緊張が強く、肩や首にも足にも影響はあるだろうと思いましたが、頭痛や吐き気はなく、脳血管障害の心配はなさそうです。

 脈は1分間に84で、足の冷えはありません。

 弱々しい声で、いつもよりもへりくだった言葉使いですから、「休みで指圧はしてもらえないかもしれない」と余程不安だったのでしょう、まずは落ち着かせることです。

 「自分で肩を押していて疲れてしまった」ということですから、それでより肩がこってしまったようです。

 「またおばあちゃんの痛い、痛いが始まった」と思う家族と、そういう扱いを感じて自分の中で痛みを増幅してしまう老人心理もこういう時には関係しています。

 ゆったりとしたテンポで、急がずに、指圧をします。

 お話を聴いていくと前日はお孫さんとTBSテレビの感謝祭をずっと見ていて、いつもよりも寝る時間が遅かったようです。

 座位の連続でも肩こりと坐骨神経痛の症状悪化は起こります。

 伏臥位の指圧の後、仰臥位では膝枕を使い、クッションを重ねて膝より足を高くして、両腕にもクッションを当てて腕も高くしました。

 猫背というか、骨粗鬆症もある円背ですから、南の島でリゾートチェアに横たわるような姿勢ができれば体がしっかりとサポートされて、末梢からの血液の還りも良くなります。

 内臓が下がって坐骨神経の圧迫を強めることになっていますから、腹部の指圧で内臓を上げていきます。

 全身指圧後、座位で両上肢をしっかりと前に伸ばす肩甲骨外転のストレッチ→そのまま肩の高さで肘を90°に曲げて胸を張る肩甲骨内転のストレッチを覚えていただきました。

 気にいってしまったのか、「先生見ていて、どう?」と、とてもゆっくりとこのストレッチを10回は繰り返したでしょうか?

 腕を前に出して猫背になるほうはできても、胸を張って肩の高さで肘を曲げるというのはできないものなのですね。

 『そろそろやめてくれないかな?』と心の中では思いましたが、最後のほうは面白くなってきてしまって、日曜の夜にトレーナー気分です。

 遅くなって家族を迎えに呼ぶのも可哀想な気がして車で家までお送りしました。

 穴場の温泉に入って、アルカリ温泉水をたくさん飲んで、岩盤浴も高濃度炭酸泉も堪能してきたゆるゆるの夜に、『センセイ』と呼ばれ、センセイに変身しました。

 こんなことがたびたびあって、ずいぶん前にお酒を飲むのをやめたのですが、お酒を飲まなくてもお酒を飲んだに勝る感覚を自分にも御客様にも与えられるようになったことは感じています。

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