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2013年9月 2日 (月)

軽擦の始めに肘を大きく曲げることをやめる。

 軽擦を、肘を大きく曲げて、猫背で、自分の脇腹に近い位置から窮屈に始めることは、自分の体を疲れさせるだけで、刺激の方向も真っ直ぐには進みません。

 肘を大きく曲げて手掌の尺側が前を向く時、自然に肘を伸ばしていくと指先は外側に向かって円を描きます。

 ジャイアント馬場さんの逆水平チョップもそういう動きでしたね。

 手掌の尺側が前を向いたまま真っ直ぐに進ませる軽擦をするなら、両肩が外側に開かないようにする力と、手掌を下に向かって圧しつける力が必要になる上に、50cm進むのが限界で、それ以上進むなら指先を外側に開くか、スタンスを前に移動するしかありません。

 手掌を前に進めるという動作を肘屈曲から伸展で行う時は、母指と示指の中間を動線の中心にするのが自然です。

 これは「合谷」の属する大腸経、長・短橈側手根伸筋のラインです。

 相撲のツッパリも母指と示指の間が動線の中心です。こんなことからも活法と殺法は紙一重なのだとわかります。

 肘を大きく屈曲させて軽擦を始めるとカメハメ波でも出そうな感じがして、形としては何事かありそうで良いのですが、軽擦の適量刺激を自在に調節しようとするならば無駄な動きです。

 個性的で、歌舞いたことをやるのは賛成ですし、アロマオイルマッサージならむしろ儀式的にやってほしいと思います。

 そうは思っているのですが、自分の体を痛めつけないでくださいね。

 いつも言いますが、鶴の恩返しのように自分の体を痛めつけて行う施術はセラピーの本質からずれています。

 疲れが溜まるような施術をしていては判断力が鈍り、プロとして合格点のタッチを続けられなくなります。

 1秒の何分の1かで、体温、脈、硬さ、むくみなどを瞬時に判断してタッチを繰り出していくのです。

 無駄な力は抜いてください。肩に力が入ったタッチは御客様に不快なタッチになります。

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