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2013年9月10日 (火)

肩関節烏口突起付近の圧痛+外転外旋で痛む、上腕二頭筋短頭腱だけでなく対角線の小円筋、棘下筋も緩める。

 肩関節の痛みには、烏口突起に起始する上腕二頭筋短頭腱の炎症が原因の場合があります。

 上腕二頭筋短頭は、鎖骨外側下にある肩甲骨烏口突起に起始し、三角筋前部線維の内側際に沿って上腕を下行し、橈骨粗面に停止します。

 三角胸筋溝の外側で肩の膨らみの内側を圧すと痛むポイントがあるとすれば、それは上腕二頭筋短頭腱の炎症の可能性が高くなります。

 肩関節の強い内転+内旋+肘屈曲での手仕事で痛めるのが上腕二頭筋短頭腱です。

 ギターのハイポジションでの演奏は、肩関節の強い内転・内旋+肘屈曲+手関節掌屈の動きになります。

 肩関節外転+外旋で痛みが出れば上腕二頭筋の炎症、肩関節外転+内旋で痛みが出れば棘上筋の炎症とおおよその見当をつけることができます。

 肩関節内側の痛みで患部を絞り込む時は、三角筋、大胸筋、鎖骨下筋も圧痛があるか確かめて、肩関節外転・外旋をしながら三角筋の膨らみの内側際に痛みがあれば上腕二頭筋短頭腱の痛みです。

 こりと違って触診ではわからないことが多いので、肩関節をゆっくりと外転外旋させながら「ここは痛みますか?」と聞いて、1点ずつ指をずらしていきます。

 上腕二頭筋短頭腱の起始する烏口突起付近には経穴で一致するツボはありません。

 典型的な症例や典型的なツボ以外に患部を発見することは、地図にない島を発見するのと同じです。

 地図にない島を見つけるには地図が必要、つまり基礎的な知識がないと典型例にはない真の患部を見落としてしまうことがあります。

 そして肩関節内転内旋でできた上腕二頭筋短頭腱の炎症には、対角線の肩を外転外旋させる小円筋や棘下筋のこりがつきものです。

 動かさな過ぎという同じ位置で固定された“使い過ぎのこり”が小円筋や棘下筋に生じます。

 肩関節外転外旋に働く筋肉のこりを緩めると、上腕二頭筋短頭腱の炎症があっても肩関節外転外旋での上腕二頭筋のストレッチ痛が緩和されます。

 なかなか理解しにくいところかと思いますが、一つの炎症は関連痛を生むと考えて広範囲に緩めることで無理のない症状緩和につなげてください。

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