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2013年10月22日 (火)

ふくらはぎの把握揉捏をワンランクアップする密着のポイント。

 昨日指圧をした80代の女性は、一週間空けて2回の指圧をしただけで、10月10日以来、足のしびれがすっかり消えているそうです。

 昨日の主訴は左肩の痛みでした。

 寝ていても少し体の向きを換えると痛みで目覚めてしまうことがあるということでしたが、背部のこり、左小円筋などのこりを緩めて全身指圧を終えると、左肩の痛みは消えて関節可動域が拡がりました。

 指圧・マッサージが良く効く、効かないの違いはどこにあるのでしょう?

 その大きな要因に手指の「密着」があります。

 高齢者の下肢のしびれや左肩の痛みの原因には「使わな過ぎ」があります。

 若い方でも、爪先立つことが少なく右利きなら、ふくらはぎは血行不良でむくみ、左肩は同じ姿勢の固定でこってきます。

 それで「運動させるタッチ」が症状緩和には必要になります。

 ふくらはぎを大づかみする把握揉捏を例に、密着を考えてみましょう。

 伏臥位の被術者の片側のふくらはぎを両手掌で大きくつかむ時、指先に意識がいく人が多いのではないでしょうか?

 指先の力で揉めば密着が甘くなり、ふくらはぎ全体に運動させるという意味ではあまり効果がありません。

 そこで密着のポイントは、「手指を伸展+外転させて手掌を開いて、まず手掌の中心をふくらはぎに当てて、次に指の付け根の基節骨の部分までを密着させます」。

 指先は軽く浮いていてもいいくらいのつもりで、手掌の中心を意識して、開いた手指を中指に自然に寄せながら、ふくらはぎを吸い上げるように密着させて持ち上げてください。

 「真空を作る」イメージです。

 それでタッチが格段に変わります。

 指先で上っ面を揉むと、衣服で擦れて皮膚を傷つけてしまうこともあるので注意してください。

 密着がしっかりとしていれば「心が近くなってタッチを素直に受け入れてもらえる」と私は感じています。

 タッチセラピーは普通なら他人からは拒絶されるプライベートな距離に入り込んでいくわけですから、それを許された者であるからにはそれ相応のタッチテクニックを磨いてください。

 効果が違ってきます。

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