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2013年10月25日 (金)

寝たきりになると足の甲がむくむ。

 足の甲のむくみの指圧について考えていたら、寝たきりの方、肝臓癌の方、大腿骨骨折の方の足を思い出しました。

 寝たきりになると足の背屈の動きがなくなり、足底屈の形が常となって足の甲がむくみます。

 寝たきりの方やほぼ一日寝て過ごしている方の足の甲を圧した感触は、皮膚の中にスライムでも入っているかのようです

 末期の肝臓癌では門脈からの静脈血が行き場を失い、下腹部以下の静脈血やリンパの流れも滞って下肢全体がむくみます。

 それでも指圧やアロマオイルマッサージをすれば足の甲のむくみも下肢のむくみも一時的には緩和できました。

 下肢のむくみが流れて例えその後数時間でも体の詰まり感を和らげることができれば、終末期のケアとして十分に価値があります。

 介護をする家族の方やヘルパーさんが寝たきりの方に呼ばれるたびに毎回足のマッサージをすることは大変ですが、足底板の換わりに毛布などを丸めて足とベッドの間を埋めて足背屈の形を作ったり、足を高くしたり、指圧・マッサージまではできなくても、足底屈・背屈の関節運動を数回することはできます。

 足のむくみのチェックを下腿前側の前脛骨筋を圧迫して行うように(圧して戻りが遅ければむくんでいる)、ふくらはぎから足内側のむくみよりも、下腿前側から足の甲がむくんでいるほうが、より重症のむくみだと考えられます。

 椅子に座って生活する時間があれば、足底が床について足背屈の姿勢が続くので下腿前側の前脛骨筋を使い、足背静脈に圧がかかって足の甲のむくみは心臓に還りやすくなります。

 前脛骨筋の働きは足背屈+内反ですが、寝たきりでは足が内反しますから、足背屈+中間位から外反の形に足関節を持っていって指圧をすると、足を動かしていない方向に運動させたことになり、足の甲のむくみに効果があります。

 足関節の背屈+外反の形をキープして圧すことはなかなか難しいことですが、足を背屈させながら足底外側を圧すことでも足には外反の力が加わります。

 この時には足の甲に四指を密着させて内側にねじりながら(足回内=足外反)、足底外側をさらに足背屈させるように圧します。

 

 

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