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2013年10月23日 (水)

『環跳』の自己指圧。椅子に膝を曲げて片足を乗せ、立位で圧してみましょう。

 胆経のツボ『環跳』は、横臥位で股関節を深く曲げて、股関節横紋(大腿と下腹部の間のしわ)の外端に取ります。

 もう少しわかりやすく説明すると、『環跳』は「大転子前上方の陥凹部」にありますから、下前腸骨棘に付く大腿直筋起始部から少し側面に回りこんだ大腿筋膜張筋上に取ります。

 横臥位で股関節を深く曲げての自己指圧はやりにくいので、立位で椅子に片足を乗せて『環跳』の自己指圧してみましょう。

 椅子の上に膝を曲げて片足を乗せ、大腿の付け根の下前腸骨棘から側面に回り込んで腸骨の盛り上がりの縁を圧していくと『環跳』をとらえた感覚がわかります。

 『環跳』は大腿筋膜張筋上にありますからその働きである大腿屈曲の姿勢をとると筋肉が収縮してツボがとらえやすくなります。

 (大腿筋膜張筋は腸脛靭帯とともに膝を伸展で固定する働きもありますが、膝伸展だと『環跳』は隠れて刺激しにくくなります。) 

 位置がわかったら今度はテーブルかマッサージベッドに足を乗せて、股関節の屈曲をより深くして圧してみてください。これが横臥位での環跳の圧し方とほぼ同じです。

 位置がわかれば普通に椅子に座ってでも、床で立て膝でも『環跳』を圧せるようになります。

 大腿筋膜張筋はL4~S1(第4腰神経~第1仙骨神経)からなる上殿神経支配ですから、『環跳』のツボ刺激は腰痛や仙骨周囲の痛みに効果があるだけでなく、股関節の痛みや骨盤内臓への効果も期待でき、側頭部から体側に伸びる胆経のツボですから片頭痛の時の反応点となっていることもあるはずです。

 自分で圧してみてもツーンとする刺激があって「これはただものではない」と思えるツボの一つが『環跳』です。

 効果が期待できるからといって、いつまでも圧し続ければ筋肉を傷つけたり、かえって主訴の症状を悪化させることがあるのは他のツボ刺激も同じです。

 ツーンと強い刺激を与えることができるツボにも適量刺激を考えながら施術をしていくのがタッチセラピストです。

  

 

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