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2013年10月20日 (日)

歯医者さんに「体調不良」と言われて指圧に来た御得意様。

「口の中に何かできているようで歯医者さんへ行ったら『体調ナントカ』と言われた」と予約無しでいきなりいらっしゃた70代女性の御得意様、その時は施術中でその後の予約もあったのでハーブティをお出しして1時間半ほど待っていただきました。

 前の指圧が終わって順番が来て、「体調ナントカ」は帯状疱疹のことかとお伺いすると、どうやら「体調不良」のことのようで、普通のことをいきなり言われて、どうやら脳がその言葉を理解しようとせずに、不安だけが増幅してしまったようです。

 「心配はいりません」とか、もう少し丁寧に説明していただいていたら、歯科から指圧にあわててやって来ることもなかったとは思うのですが、この後には「指に青黒い色がついていて、中から何か沁み出してきているのではないか」という、もう一つのパニックがありました。

 前日には髪のカットと髪を染めに行ってきたそうですから、指についていたのは髪を染める染料か、何かのインクだと思うのですが…。

 痴呆の症状が強く出ているということではないのですが、不安神経症のような病名はつくかもしれません。

 昨夜は眠れなかったということで、肩こりや下肢のしびれがあり、朝は「何を食べても美味しく感じられず、口の中の症状が気になって歯医者さんへ行くことにした」ようです。

 口を開けてもらって中を覗くと、目で見てわかるような口内炎などの炎症や腫れはありませんが、舌は舌苔で真っ白です。

 軽い胃炎はありそうです。気を病んで胃を悪くした神経性胃炎かもしれません。

 ストレスが舌や味覚にも影響を与えたのでしょう。

 歯科医院ではうがい薬だけ処方されたようです。

 全身指圧、バランスボールのストレッチ、大腿四頭筋の抵抗運動など、待たせた分いつもにも増して時間をかけて全身を緩めました。

 うがい薬の使い方が心配だというので、水100mlに対しての量を説明書を見て「スクリューキャップを逆さにしてネジネジの手前まで」と説明させていただき、家まで送って1件落着です。

 それくらい徹底的にやると落ち着いて、ごく普通のどこにでもいるおばあさんに戻ります。

 台風の後は朝晩の気温が下がってきました。関節の痛みや筋肉のこりだけではなく、血行不良ととともに気の巡りも滞って、気分の落ち込みを訴える人も増えてくる頃です。

 

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