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2013年10月 4日 (金)

猫背の解消法、「一度より猫背に緊張させてから緩める」。

 昨日は飯能の生活の木薬香草園で「猫背(改善)」のアロマ指圧講座をしてきました。

 家の庭と同じように薬香草園の玄関脇の花壇でも、薄紫色の花をつけたローズマリーの香りが昨日は際立っていました。

 猫背を矯正する時に、「一度思い切ってもっと猫背になる」と、背部の筋肉は「それ以上伸ばされると筋肉が引きちぎれてしまう」と感じて、自ら収縮して引き戻そうとします。

 立位で両上肢を肩の高さで目一杯前に伸ばして顎を引き頭を下げて「より猫背になる」と、菱形筋は外転された肩甲骨を内転させて引き戻そうとし、同じように脊柱起立筋も広背筋も背中を引き戻そうとします。

 猫背の人は猫背でいることは楽でも、背中を起こした良姿勢をしようとすると背中の硬さが障害になります。

 猫背の人はいつも中途半端な猫背の位置を持続することが常で、努力の必要な「思いっきり猫背」になることはありません。

 「より猫背」になることは背筋のストレッチとなるだけでなく、持続のあるストレッチをすれば意識をしなくても筋肉は元に戻ろうとします。

 これによって普段使わない背筋群を使う準備ができます。

 「一度“より緊張させれば”後は緩むしかない」、これはリラックスするための自律神経訓練法の考え方です。

 仰臥位で、腋を強く締めて肘を曲げ、拳を思いっきり握り締めて、顎を上げ後頭部で支えて背中を浮かし、そのまま息を止めてその姿勢を持続、苦しくなったら息を吐いて完全に脱力(腋を緩め肘を伸ばし手を開く)、これは一度「猫背を矯正し過ぎる姿勢に緊張させてから緩めるストレッチ」です。

 指圧では伏臥位背部の指圧、仰臥位前胸部と上腕の指圧(猫背で浮いた肩をベッドにつけるようにする)、仰臥位で肩甲間部から後頚部に中指と薬指を入れて持ち上げ、受け手の体重を利用して猫背を矯正する指圧を行いました。

 アロマオイルトリートメントでは猫背=交感神経支配部位の緊張と考えて、副交感神経を優位にするマジョラムとラベンダーを使って、前腕の経脈を利用して肩から頚に効かせる母指軽擦を行いました。

 前腕を6角形と考える東洋医学の経脈で大腸経をとらえることは初心者の方には難しかったようですが、握手をする形にして長・短橈側手根伸筋が真上にくるような位置取りがわかるようになると、やがて経脈のラインが「指紋部の触圧覚」で見えてくるようになります。

 施術者が猫背にならないこと=「見て圧さないこと」、難しかったと思いますが、触圧覚をフルに活用することによって指力で押し込むのとは全く違う世界が広がります。

 「圧そうとするから圧せない」、「猫背を改善するには一度より猫背になる」、禅問答のような逆転の発想の中に身をおける柔軟な感性の持ち主には、タッチセラピーの正解へたどりつく道が開かれています。

 

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