水道の漏水調査が末梢からの聴診だったこと。
水道の検針で漏水を指摘されて工事を御願いしました。
自分で調べてみて水道の蛇口やトイレからの水漏れはないようだったので、車の出入りがある入り口付近の給水管からの水漏れを予想していましたが、漏水調査は家の中の水周りから始まりました。
長い筒の先に漏斗のようなものがついた聴診器で水の漏れる音を聴いて調べていたので、人の体に置き換えると「末梢からの聴診」です。
漏水の量が多くないようなので見つからないかもしれないと思っていたのですが、2ヶ所穴が掘ってあって、家の裏の砂利を敷いてある土の下で塩ビ管に亀裂が入っていたということでした。
調査を含めて2時間半で工事が終わりました。
家の床下だったり、駐車スペースのアスファルトの下だったりすればもっと時間がかかったことでしょう。
穴を掘った場所は家の形に合わせて給水管を曲げてある部分で、水道の職人さんは経験的に漏水がありそうだと目を付けたようです。
人の体でいえば関節部分ですね。
車の振動を受ける駐車スペースの給水管に漏れはなく、人が歩くことさえない家の裏側に沿った砂利の下で水が漏れていました。
給水管の曲がるつなぎ目付近、人間でいえば関節部分が水の圧を受け続けて傷つきやすいということなのでしょう。
これが素人の目の付け所とプロの目の違いなのですね。
足のむくみを水漏れとすると、原因は運動不足なのか、心臓か、腎臓か、肝臓かと可能性を考えて、末梢からチェックしていって原因を絞ったという水漏れ工事でした。
職人技に感心しました。
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