指圧・マッサージは低気圧の日の高気圧。
今朝7時38分の地震はこちらでも低い地鳴りが十数秒続きました。茨城では震度5弱だったそうです。
地震のエネルギーを小出しにして大地震が避けられるならそれにこしたことはありませんが、天気の悪い日曜の朝に地震のおまけがつくと気分爽快というわけにはいきません。
今日のような曇りや雨の日に、関節に痛みを抱える方の症状が重くなるのは「気圧が下がったことによって本来は気圧より低い関節内圧が相対的に上がってしまう」ことが原因の一つにあげられます。
関節内圧は大気圧よりも低い「陰圧」で骨と骨とを引きつけて関節を補強しています。
肺の中も酸素を吸い込むために「陰圧」になっています。
相対的に関節内圧が上がると骨と骨とを引きつける力が弱まって腫れた(膨張した)状態になります。
低気圧だと関節が腫れて、傷ついた関節面がぶつかりやすくなり、患部は緊張して血行不良になります。
指圧・マッサージは外からの触圧刺激ですから、低気圧の日でも外圧を高めて関節内圧を下げることができます。
指圧は重力を操作するだけでなく、気圧も操作しているわけです。
気持ちも体も重い雨の日でも、タッチは爽やかな高気圧となります。
曇りや雨の日には、気持ちのいい青空の下で酸素に富んだ爽やかな空気を深呼吸するイメージでタッチをしてください。
それは春の野原なのか、秋の公園なのか、施術者のタッチのニュアンスが低気圧の日の関節の内圧に影響するはずです。
1つの患部の痛みが全身に影響するなら、1つの患部へのタッチから全身に影響を与えられるように、「爽やかな高気圧の気」を手指に集めてタッチをしましょう。
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