中指と薬指で圧す時の手の形。
中指と薬指は結合織マッサージで使いますし、仰臥位の顔や後頚部、肩甲間部にも使います。
結合織マッサージでは皮膚を波打たせるようにして中指と薬指で軽擦していきます。
この時に中指と薬指はそろえて隙間をなくし、中手指節関節は屈曲させます(指の付け根の関節を突き出します)。
他の3指を「影絵のキツネみたいに」伸展させることで、中指と薬指に圧が集中します。これは中指と薬指で指圧をする時も同じです。
仰臥位で肩甲間部から後頚部を圧し上げていく時、中指と薬指の指紋部あるいは指頭を皮膚表面に当ててから他の3指を伸展させることで、体を圧し上げながら体重を受け留めて圧刺激を浸透させていきます。「指力で圧し込むのではありません。」
この時に他の3指を伸展させないと体重をうまく受け留めることができず、圧を深く浸透させることができません。
これはつまり下から上に圧す時も、他の3指を伸展させることで中指と薬指の「中手指節関節をしっかりと屈曲させている」ということです。
母指圧でも四指を母指に寄せてくることで「母指の中手指節関節屈曲」を安定させて、圧刺激の体重移動を可能にしています。
中手指節関節伸展で圧せば「前腕から手関節への体重移動はできません」。
仰臥位の顔の自己指圧で、両方の頬骨の中央に左右の中指と薬指の指紋部を当ててみてくだささい。
他の3指をしっかりと伸展させながら中指と薬指を立てていきます。
三叉神経第2枝の上顎神経をちゃんととらえられた人は、ツーンとした刺激を感じたはずです。
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