« 肌触りのいいタッチを目指すこと。 | トップページ | 指圧で小指を浮かしてはいけないことの解説。 »

2013年11月19日 (火)

「口内炎ができて困る」と言われたら。

 先日、指圧の後で「口内炎ができて困る。どうしたらいいか?」と尋ねられました。

 こういった日常的にありそうな健康相談にはできるだけ答えられるようにしておきましょう。

 この時の私の答えは、粘膜や皮膚の再生を助けるビタミンB2やビタミンA(βカロテン)を多く含む食品を食べることと、唾液腺マッサージでした。

 ビタミンB2を多く含む食品にはレバー、海苔、アーモンド、チーズ、納豆などがあります。

 イクラやタラコなどの魚卵もビタミンB2を多く含みますが、塩分が多く、プリン体も多いので、私はお薦めの食品にはあげないようにしています。

 レバーや海苔はビタミンAも多く含んでいます。

 体内でビタミンAになるβカロテンを多く含む食品は、海苔、抹茶、パセリ、トウガラシなどがあります。野菜ではカボチャ、ニンジン、ホウレンソウなどが浮かびますね。

 海苔はビタミンB2もビタミンAもβカロテンも多く含むので、粘膜の再生に優秀な食品ですね。

 口の中の乾燥はウイルスや細菌を増殖させることになりますから、唾液の分泌を促すマッサージは口内炎予防になります。

 耳たぶの前の耳下腺を中指と薬指で、下顎骨先端下内側の舌下腺と下顎骨下両側外周の顎下腺を母指で、軽く圧迫し、輪状軽擦します。

 また、口の中で舌を大きく円を描いて動かすことも唾液分泌を促します。

 唾液は粘膜をウイルスや菌から守る「抗体IgA」を含んでいます。

 この時の相談では「口の中が乾燥する」ということだったので、マスクをして寝る、洗濯物か濡らしたタオルを枕元に干して寝る、加湿器を使う、などのアドバイスもしました。

 体に足りていない食品は嫌いで食べられないということもあるので、何品かあげられるように知識をストックしておきましょう。

|

« 肌触りのいいタッチを目指すこと。 | トップページ | 指圧で小指を浮かしてはいけないことの解説。 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「口内炎ができて困る」と言われたら。:

« 肌触りのいいタッチを目指すこと。 | トップページ | 指圧で小指を浮かしてはいけないことの解説。 »