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2013年12月30日 (月)

『AEAJ No.70(日本アロマ環境協会機関誌)』より、カモミール・ローマン精油のコラーゲン産生促進作用。

 先日届いた『AEAJ  No.70(日本アロマ環境協会機関誌)』に「カモミール・ローマン精油のコラーゲン産生促進作用」についての記事が掲載されていました。

 カモミール・ローマン精油のコラーゲン産生促進作用は、インビトロ(試験管や培養器の中でヒトや動物の組織を用いて反応を観察する実験)で確認されたということです。

 また44名の40才前後の女性に1日1回、4週間にわたってカモミール・ローマン精油をホホバオイルで1%に希釈してセルフトリートメントしながら塗布してもらったところ、皮膚のキメが整う例が見られたということです(この実験ではホホバオイルのみを使用したグループでも皮膚のキメが整う例が見られたそうです)。

 この記事で注目したいのは「カモミール・ローマン精油が持つ、肌の真皮層にあるコラーゲンの産生を促す作用は、コラーゲンを塗布や服用により補うこととは根本的に異なります」という一文です。

 あらゆる薬、サプリメントは、肝臓で解毒されてから血液にのって体の組織へ運ばれます。肝臓で薬の作用は弱められ、患部へ十分な量が届くかわかからない、また、大量に投与すれば副作用が強くなります。

 コラーゲンの塗布も、自分のものではない異物が入ってくるのですから、組織が受け入れて定着することのほうが少ないと考えたほうがよいでしょう。

 動物性や植物性のコラーゲンを体内に入れて皮膚のキメを整えようと考えるよりも、自分のコラーゲン産生能力を促進することを考えていったほうが体には無理がないと思います。

 今回送られてきたNo.70には、日本アロマ環境協会が「精油の飲用をすすめていないこと」もAEAJ Newsのページに「精油を料理に使用する行為および飲用をすすめる行為について」という記事でAEAJからのお願いとして書かれています。

 私はこの考えに全面的に賛成です。

 精油を量に頼って使うことは、薬の量を増やしていくことと同じです。

 経口摂取では毒性が強くなると考えられます。

 私はあんま・マッサージ・指圧師ですから、タッチの加減だけでも施術をすることができ、アロマオイルマッサージでも1%の濃度があれば十分な効果をあげることができます。

 アロマセラピストは、精油の濃度に頼る前に、タッチの刺激量の増減、テンポの変化、手当ての持続など、工夫でき、習熟すべきテクニックがいくつもあります。

 考えるべきは、精製され凝縮された薬効を持つ精油の濃度を濃くして使って行った時に、薬であるものが毒になるかもしれないということです。

 (『カモミール・ローマンのコラーゲン合成促進作用』の論文は熊谷千津、野田信三、河野弘美、佐藤有希、塩原みゆき、山本芳邦(敬称略)によって執筆され、『アロマテラピー学雑誌vol.14』に投稿中とのことです。)

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