O脚矯正の抵抗運動(自分で行うエクササイズとは違い施術者が抵抗をかけて「最後に負けてあげます」)。
「O脚矯正」に大腿四頭筋を強化する下肢伸展挙上の自分で行うエクササイズを紹介しましたが、施術者と一緒に行う抵抗運動も紹介しておきましょう(今日O脚の御客様がいらっしゃったら使ってみてください)。
抵抗運動は、被術者が動かそうとする関節に対して施術者がそれをさせないように抵抗をかけ、肝心なのは「最後に負けてあげること」です。
大腿四頭筋の抵抗運動の時は被術者の股関節90°屈曲+膝90°屈曲で、施術者は踵の後部に片手の手根部を当てて下腿遠位を支え、もう片方の手で足底をしっかりと圧して、膝を伸ばそうとする被術者に抵抗をかけ「最後に負けてあげます」。
軽い抵抗から徐々に抵抗を強くしていくとよいでしょう(始めは簡単に負けてあげます)。
O脚では大腿を少し内側に入れて股関節軽度内転で膝屈曲から伸展の抵抗運動を行います。
コール&レスポンスが大切ですから、無理をしている感じをあまり与えないようにしながら、最終的には強い抵抗をかけて、それに打ち勝った達成感を体に沁み込ませます。
気持ち良く、やる気を起こさせるように「しむけて」ください。
また足底を着地させて膝30°から45°屈曲で被術者が大腿を内側に倒そうとすることにサイドポジションから大腿と膝の側面に手掌を当てて抵抗する大腿内転筋群の強化運動もO脚の矯正になります。
膝を浅く屈曲すると内転筋群の上部(近位)を強化し、膝を深く屈曲すると内転筋群の下部(遠位)を強化することになります。
できるだけ広く内転筋群に効いてくる角度に微調整してください。
セルフエクササイズでは足首におもりをつけて下肢伸展挙上をする方法で負荷を強くすることができますが、施術者による抵抗運動は「加減ができる」ことが強みです。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 猛暑復活は朝から。(2022.08.08)
- 朝は小雨の日曜日。(2022.08.07)
- 80代男性、主訴は肩と腰の痛み、胸椎後弯増強。(2022.08.06)
- むくみの指圧、腎と耳の関連。(2022.08.05)
- 若さと運動習慣、肌質の良さが伝わる指圧。(2022.08.04)
コメント