朝は指圧、夜はとうとう病院の付き添いまで頼まれて…、依存の強いクライアントは大変です。
昨日もこれを書いている朝7時過ぎに電話がかかってきたので今もビクビクしていますが、クライアントの依存が強過ぎるとセラピストは大変です。
昨日は遠方からの御客様の予約が午前中にあったので、それまでに依存の強い御客様の指圧をしなければならなくなりました。
主訴は左脇腹の痛みと足のしびれ、坐骨神経痛の影響と考えられました。
全身指圧→ストレッチ→エクササイズ→脇腹と腰、坐骨神経に沿った「ブラックペッパー、ラベンダー、マジョラム、サイプレスのアロマオイルマッサージ」、これだけやっても足のしびれは残るものの「坐骨神経痛はそういうものだから」と何度も言い聞かせて家まで送り届けて、次の御客様の予約の時間に間に合いました(依存の強い御客様がこちらに来る時は家族が車で送ってきてくれました)。
次の御客様の指圧も終わって、あれこれ用事を済ませ、暗くなって帰ってきたら留守番電話にしてあった電話が鳴りました。
帰ってからメールのチェックをしていたので、何かあったら留守電に入っているだろうと思い返信を書いていたら、しばらくして玄関のチャイムが…。
そしてまさかの今朝の御客様が「左脇腹が痛くて足がしびれるから診てください」とのこと、留守電にメッセージを残さず家族に車を出してもらって直接飛んできたのでしょう。
こうなると後は鎮痛の座薬を使うくらいなのですが、家族にはそのことを説明して一応触診してみることにしました。
熱や吐き気はなく、腹部に触れて、また指を離して激烈な痛みはないのでやはり坐骨神経痛の影響はありそうです。
おなかを圧したほうが気持ちがいいようで、いろいろと話をしていくうちに「便が出ていない」ということがわかりました。
体は緩んでいるので「後は心配なら病院に行って診察をしてもらったら?」と申し上げると、「センセイ付いてきて!」と言うことになり、家族に連れていってもらえばいいのですから3度断ったのに譲らないので家族へ電話をかけさせてから、かかりつけの病院に連れていくことになりました。
「センセイがもう一人いるとお医者さんがやりにくいから車で待っている」と言ったのを「どうしても付いてきて」と言われ『何で私が…』と思いながらマスクをして待合室に入りました。
10分ほど待って診察室に呼ばれ、診察、触診の結果は「便秘」です。
支払いと処方箋を待っている間に家族がやってきて「迷惑かけました」と謝られ、連れて帰ろうとしていただいたのですが、このお客様は荷物をちゃっかりウチにおいてあって(「荷物を持って出ましょう」と言ったのに「帰ってきて指圧をしてもらいたい」ということで)、また帰って指圧となりました。
もう大してやることはなかったので軽く指圧をして安心させるためにバンテリンを腰と脇腹と足に塗って、ウチにあった骨盤ベルトをあげて、しっかりと腰に巻いて、車で送って一件落着です。
痛みは個人のものですから他の重症の方と比較して軽くても、本人がパニックになるほど心配すれば痛みは強くなります。
この御客様の坐骨神経痛は手術が必要なほどの状態でもペインクリニックで局所麻酔の注射をするほどの状態でもないと思います。
しかし左脇腹の痛みは精密検査をすれば他の何かがあるということもあるでしょう。
今朝も油断できません。
「セラピストはクライアントに依存される」、これは間違いありません。
ほどよい距離をとってください。
依存が強過ぎる御客様は大変です。
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