腰痛退院後5回目の指圧、腹筋、大腿四頭筋のエクササイズが本気モードになってきました。
腰痛の60代女性のお宅での5回目の指圧です。
忘年会の旦那様お迎えの退院後初の車の運転では、途中で強い痛みに襲われることもなかったようで、それも腰痛再発の不安を払拭する自信になります。
入院した病院での退院後初の診察は「寒いから行かなかった」そうで、一瞬クラッとしたお言葉に『やれやれ…』という思いではありますが、それも順調に回復しているからでしょう。
今回の指圧では腰をかばうために左の腰部脊柱起立筋と左の大殿筋に圧して強い痛みを感じるこりがあり、左肩甲下筋と右棘下筋にも圧して強い痛みを感じるこりがありました。
患部の左腸腰筋の体幹の屈曲(前屈)の働きと拮抗する筋肉が体幹を伸展させる左腰部脊柱起立筋、股関節屈曲の働きと拮抗する筋肉が股関節を伸展させる左大殿筋です。
右棘下筋のこりは腰をかばってプッシュアップで体幹を起こす時に右手に体重をかけて、右胸が右肘より下がった姿勢から起こしているので肩関節の棘下筋の停止部に強い負担がかかっているようです。
左肩は内旋の状態が常になって肩甲下筋が緊張していて、右肩と左肩は対称的な使い方になっています。
「立つと腰が不安定な感じがする」ということでしたが回復は順調で新しい異常は見当たりませんでした。
全身指圧後、筋肉をつけたいとの御希望があって2種類の腹筋と大腿四頭筋のエクササイズを行いました。
仰臥位膝屈曲で足を浮かして体幹を前屈させながら股関節も屈曲させる腹直筋のエクササイズと、同じ姿勢から斜めに体幹を起こす側腹筋のエクササイズ、そして下肢伸展挙上の大腿四頭筋のエクササイズです。
「もう腰痛を繰り返したくない」と本気モードなので、腹筋は全くできないと言っていましたが腹筋中におなかに触れてみるとしっかりと筋肉が収縮しています。
腸腰筋周囲の筋肉を強化していけば、体幹や股関節の動きで腸腰筋の負担が減りますから腰痛改善につながります。
次回の指圧は1週間後にしてみるということで、週2回受けたかった指圧が週1回になることも回復が順調であることの証明です。
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