有馬温泉は600万年以上前の海水が温泉として湧き出している。
東京都内や埼玉県では地下1500mくらい掘れば温泉が出るという話を聞いていますが、有馬温泉は地下60kmから湧き出しているとテレビ朝日の「地球物語」という番組で知りました。
有馬温泉の源泉の温度は98℃、マントル上部に近い地下60kmの温度は600℃になるそうです。
地下60kmに水は存在しないということで、有馬温泉の水分がどこから来るのかは長い間謎だったようです。
それが今年のフィリピンの火山爆発の調査で地底深くから飛び出した蛇紋岩に海水が含まれていることがわかり、それが有馬温泉の水分の謎の解明につながりました。
フィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む時に海水が取り込まれ、鉱物に取り込まれて存在していた海水がマントルの熱で水蒸気となり、有馬の温泉となって地表に出てくるまでには600万年以上の時間がかかっているということです。
中央構造線に位置する長野県下伊那郡の大鹿村で山塩が採れるのも、海水を取り込んだプレートの沈み込みが関係しています。
有馬温泉は有馬高槻構造線という中央構造線の支線といえる活断層上に位置しています。
地震は困りますが、中央構造線上や活断層上には温泉やパワースポットと呼ばれる場所が多く存在しています。
プレートとプレートがぶつかり合う場所が大きなエネルギーを秘めているのは間違いありません。
悠久の時間を超えて地表に現れる温泉の力にあやかりたいものです。
有馬温泉で600万年前の海水の温泉に浸かりたくなりました。
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