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2013年12月 8日 (日)

口腔心身症(不安やストレスなどで口の中に症状が出る)。

 昨日暗くなってからいきなりやって来た70代女性、手にはドラッグストアで買ったビタミンB2の薬と口内を殺菌するスプレー薬を持っています。

 「センセイに見てもらおうと思って」ということで、口内炎を気にしていることはわかっていたので、お店でおそらく薬剤師の方に尋ねて買っているとは思いますが、安心していただくために間違いなく口内炎の治療に使う薬であることをお話し、御希望もあって懐中電灯で照らしながら口の中(上、下、左右、喉の奥)を覗きこみ、白く穴が開くようなアフタ性口内炎はないし、多少赤いところがあっても大きく膨らんでいるようなことはないことをお話しました。

 一緒に車を運転して薬を買いに行ったのが歯科助手のお孫さんですし、病院の検査で異常は見つからず、主治医の先生もいらっしゃるので、それでも足りない何かがあるとしたら「心にストンと落ちる安心の言葉」なのでしょう。

 不安やストレスが口腔内の症状としてあらわれる病気が「口腔心身症」です。

 以前にチェックさせていただいた病院からの処方薬には「抗不安薬」も含まれています。

 口の中を気にし過ぎて不安やストレスが痛みを感じさせ、いじり過ぎや義歯の不具合などもあって口内炎を繰り返しているようです。

 ある程度時間をかけてお話を聞いたりお話をしてあげないと帰らないので、車で待っているお孫さんも大変です。

 これが週一回くらいあるので、同じことを聞いていても毎回同じことをお話するのでは芸がないので(これってセラピストとして高いスキルが要求されることだと思いますヨ)、少しパターンを変えて次回は点眼鏡でも用意しておこうと思います。

 最悪「生命線が長いから、チャン、チャン」でもいいのです。

 その渦に巻き込まれているような気を、転じることがセラピーです。

 腰痛に悩む方は指圧で緩和できてもまた普段の生活で腰痛を繰り返し、肩こりで悩む方は指圧で緩和できても普段の生活でまた肩こりになるものです。

 同じことを何度も言われるようなら、それを言われなくなるように工夫し続けるのがセラピーです。

 飽きてはいけません。私も自分に言い聞かせています。

 雑になるな、冷たくするな、お話をするだけでも喜んでくださる方がいます。

 こんなことでも嬉しかったのでしょう、お金を払おうとされたので「次回の指圧でいただきます」と申し上げました。

 タッチセラピーの本質は何かと考えると、それはタッチそのものの物理的な刺激だけではなく、心まで後押しできるかということだと思います。

 一歩踏み出すことをためらっている人には前へ進めるように背中を圧してあげる、忙し過ぎる人にはぬるま湯になって「頑張るな」と包み込んであげる、不安の暗闇には光を注ぐ、そういう芸風でいきましょう。

 まだまだ勉強する課題に毎日気づきますが、私にできることは御客様の不安を減らす努力を続けることです。

 

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