「冷えの運動法」、昨日のアロマ指圧講座。
昨日の生活の木ハーバルライフカレッジ原宿表参道校のアロマ指圧講座は「冷えの運動法」がテーマでした。
まず足の冷え解消の運動として、椅子を壁際につけて片足を乗せ、大腿四頭筋を両手で圧して膝伸展+足底屈+足趾趾紋部で壁を圧す(趾節関節伸展)エクササイズ行いました。
これは爪先立ちと同じ筋肉の使い方のエクササイズです。
大腿四頭筋を両手で圧すことで膝がしっかりと伸展するので、足底屈で足趾で壁を圧すことができていればふくらはぎがつるくらいに下腿三頭筋をパンパンに収縮させることができます。よって筋肉のポンプの力で血行が促進され、冷えが解消し、むくみが心臓に還ります。
この感覚をふまえて、伏臥位で、施術する側の下肢の股関節を軽度内転させて反対側の下腿の上に施術する下腿を乗せて膝伸展と足底屈の形をしっかりとキープし、交差させて得た高さも利用して普段使われない下腿三頭筋を緊張させながら行うジンジャーとマジョラムを使ったアロマオイルトリートメントを行いました。
ジンジャーもマジョラムも加温作用に優れた精油です。
また、仰臥位で、股関節を内転させる大腿筋膜張筋から腸脛靭帯のストレッチと、そのストレッチの姿勢を利用してのタッチ行いました。
よく使う筋肉である大腿外側の筋肉にはストレッチをしながら弱い刺激をします。
よく使う筋肉のストレッチはその反対側の拮抗筋のエクササイズになりますから、その姿勢を利用して大腿内側の内転筋群にはテンポの良いやや強めのタッチをします。
施術する側の下肢は膝伸展で股関節内転、 反対側の下肢は膝屈曲で施術する側の膝の外側に足を着地させます。
また、足底屈+外反で足底外側を指圧すると「前脛骨筋のストレッチになる」、つまり前脛骨筋の働きは足背屈+内反ですから、その逆の形を作ればストレッチになりますから、よく使う筋肉のストレッチの形で施術をすれば普段使わない筋肉にはエクササイズの形になり、やや強めで持続を短くしたテンポの良いタッチをすることでエクササイズのタッチになります。
足底屈+足外反で行う足底外側の指圧は靴の外側が減る人にj効果的です。足底内側の着地を形状記憶させるために、足底屈+外反で足底外側を指圧します。
手の冷えには指節関節伸展で、指を目一杯外転させて(開いて)両手の指紋部を圧し合う、これが足の爪先立ちと同じ、そしてこの指の使い方は四指の外転以外は指圧と同じです。
足の冷えには腹部大動脈→鼡径動脈→大腿動脈という血流を良くするために、腹筋運動と腹部の手掌圧、鼡径部の手掌圧、股関節の伸展(後方挙上)をしてから施術を始めると効果的です。
手の冷えには頚からゆるめて、肩関節外転・外旋・屈曲・伸展で腋窩動脈の詰まりを解消してから手指までの血行促進の施術をすると効果的です。
大きな関節を伸展させて動脈の詰まりを取り除く、よく使う筋肉のストレッチをしながら「こっている筋肉には弱いタッチ、たるんだ筋肉には運動をさせるためにテンポの良いタッチ」をしていきます。
冷えは交感神経が優位になっていて血管が収縮した状態ですから、副交感神経を優位にして血管を拡げるためには「気持ちのいい刺激」をします。
今朝の産経新聞で「腰痛持ちの浅田真央さんは痛いマッサージが嫌い」というトレーナーの談話を読みました。私は痛いマッサージが嫌いなのが正常な感性だと思います。
痛みも冷えも交感神経が優位になっている状態です。
緊張させるようなタッチはセラピーのタッチではありません。
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