腰痛退院後3回目の指圧、できるストレッチがだいぶ増えました。
退院から8日が過ぎた60代女性の腰痛の御客様、お宅にうかがっての3回目の指圧では「できるストレッチ」がだいぶ増えました。
退院から5日目の2回目の指圧では伏臥位で前腕を床について体幹を起こすマッケンジー体操ができるようになり、今回は立位で骨盤を前後・左右に動かすことも、左右に回旋させることもできるようになっていました。
仕事は休んでいますが家事はぼちぼちやっているようなので、御本人は症状が悪くなったように感じていたようですが、全身指圧とストレッチ後には体の動きが軽快になったので回復は順調のようです。
特に大股のウォーキングができるようになっているので、暖かい時間に積極的に歩くことが腰痛のリハビリになります。
指圧では腋窩後壁の肩甲下筋を緩めたことで、腰痛をかばうために緊張を続けていた肩関節周囲が緩んで、股関節の動きまで硬さが緩和されました。
痛みに強いということも、目についたことはやってしまいたいという性格もあるのでしょう、立ち上がる時に思い切ってスッと立ってしまうので患部に痛みが走ることがありましたが、立ち上がる動作をゆっくりと3段階にも5段階にも分ければ、痛みを感じずに日常生活動作を行うことができそうです。
立つ、座るの動作で左腸腰筋を刺激すればまだしばらくは痛みが出ると思いますが、回復具合は順調です。
『こりトレ(ゴムチューブ・ストレッチ)』のことをお話したら買ってきてほしいと興味を示されたので、次回の指圧ではゴムチューブ・ストレッチがリハビリメニューに加わります。
セラピストは個人トレーナーですから、万人向けのストレッチを個人向けにアレンジして、関節の角度や持続時間、回数などを最適にしたストレッチメニューとエクササイズメニューをその日の体調をもとにその場で作れるように勉強を続けてください。
次回は回復具合を確かめながら、徐々に体幹の動きを増やしていきたいと思っています。
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