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2014年3月17日 (月)

八宗穴、前腕内側で橈側遠位橈骨動脈拍動部「列缺」と内踝下1寸「照海」の組み合わせ(大根を引き抜く時の体の使い方)。

 八宗穴の「列缺(肺経・八宗穴としては任脈の宗穴)」と「照海(腎経・八宗穴としては陰蹻脈の宗穴」の組み合わせは、大根をねじりながら踏ん張って引き抜く時のような強い体の使い方が見えてきます。

 「列缺」は前腕内側で橈側、手関節横紋から肘に向かって1寸5分の橈骨動脈拍動部にとります。

 「列缺」は、頭痛の特効穴で「四総穴」でもありますから、体の不調の緩和にとても重要なツボです。

 「列缺」は腕橈骨筋腱上にあるので、列缺を刺激する筋肉の使い方は「前腕を回外位から中間位に戻す」また「前腕を回内位から中間位に戻す」そし「前腕回内位で肘を屈曲する」ことです。

 この動きは、畑の大根を両手で持って引き抜く時に「ネジネジと手首を回し前腕回内位(手の甲を上に向けた形)で肘関節伸展から屈曲させる」ということです。

 強い力が必要なので、背中を丸め、おなかを引っ込めて体幹ごと上肢を引き上げる力に肘屈曲の力が加わるので、おなかを引っ込めた時に正中線の任脈が刺激されます。

 任脈は、股間会陰部の「会陰」から下唇の下オトガイ唇溝中央の「承漿」ですから、この大根を引き抜く時の腕橈骨筋の使い方で任脈が刺激され、よって「列缺」が任脈の宗穴(特異的な反応点)となったと考察します。

 「照海」を宗穴とする陰蹻脈の走行は、「然谷(腎経・内踝前前方 舟状骨粗面直下)→「照海(腎経・内踝直下1寸)→「交信(腎経・内踝の最も尖ったところの高さから2寸上で脛骨内側際)」→「睛明(膀胱経・内眼角内1分)」となります。

 正経十二経脈でも腎経から膀胱経へつながるので、陰蹻脈はほぼ腎経の流れを踏襲し、任脈の外5分が腎経ですから、陰蹻脈が正中線付近に作用する経脈であることがわかると思います。

 照海は後脛骨筋腱と長趾屈筋腱上のツボですから、足底屈+内反と第2趾から5趾の屈曲が照海を刺激する動きとなります。

 「大根を引き抜く時に足を踏ん張って足の外側に力が入って足趾を曲げる」と照海を刺激する筋肉の使い方になります。

 八宗穴の「列缺」と「照海」の組み合わせは、四肢に強い力を入れて踏ん張って体幹前面の中心まで緊張させた結果に現れた症状を緩和するので、肺や胸、横隔膜の症状を緩和します。

 主に足の施術をする方は、内踝から脛骨の際を上行する施術が「呼吸器系の症状を緩和する」ことをイメージしてみてください。

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