« 鷹匠の力を抜く姿勢のコツ、肩関節内旋30°、中指の伸展。 | トップページ | 扁平足の改善。立位で股関節を内転させクロスさせたほうの足趾でラップの芯を巻きこむように圧して足のアーチを作る筋肉を鍛える。 »

2014年3月11日 (火)

のどの詰まり感に鎖骨と第1肋骨間に指頭を入れて圧し下げ、「完骨」「風池」を反対側の指で圧し上げる斜角筋のストレッチのタッチ。

 ぜんそくのある60代女性、主訴は左頚部から左肩周囲の痛みです。

 左側頭骨乳様突起際の「完骨」、完骨と天柱との間の「風池」に詰まりがあって圧すと痛みがあります。

 肺尖は鎖骨の上まできていますから、猫背で咳き込むぜんそくと肩関節周囲の詰まりは関係があります。

 全身指圧後も、この「完骨」「風池」の圧痛と鎖骨周囲の詰まり感が残りました。

 症状が十分に改善されていなければオーダーメードのタッチを創作するのが症状の違いに合わせていくセラピーのタッチです。

 まずはヘッドポジションから顔を右に向けて(頚椎の右回旋)、右手中指を完骨、示指を風池に当て左手掌を肩上部に当て足の方向に圧し下げます。これは斜角筋のストレッチ+僧帽筋のストレッチになります。

 次に右手は同じ位置に当てて、左母指を横に使って鎖骨内側上部を垂直に圧し下げてから足の方向に圧して鎖骨とその下の第1肋骨の隙間を作ります。

 第1肋骨は前斜角筋と中斜角筋の停止部です。

 この当て方では鎖骨と第1肋骨の間にあまり指が入らないので、今度は左サイドポジションに移動して、頭の方向を向いて、同じように斜角筋のストレッチを行います。

 指の使い方は使いやすい指でいいです。

 私は左中指と薬指の指頭を鎖骨内側上部に引っ掛けるように当ててから垂直に圧し込み、自分の体に向けて手前に引くようにしました。

 右手母指は完骨、示指は風池に当てて圧し上げました。顔を右に向けているのは同じです。

 これを5秒圧で数回繰り返し、胸骨上部の咳止めのツボ「天突」も左中指で圧しました。

 「どうですか?」と問いかけると「詰まりがとれて楽になった」とのこと、その言葉をうかがって指圧を終えました。

 鎖骨の下に隠れた第1肋骨との間に隙間ができれば、気管も楽になり、呼吸が楽になります。

 ヘッドポジションでは当たりの浅いタッチでも、サイドポジションから指の使い方を変えてアプローチしてみると深い部位まで圧を浸透させることができる場合があります。

 前斜角筋の起始は第3~7頸椎横突起、中斜角筋の起始は第2~7頸椎横突起ですから直接起始を圧してはいませんが、頚椎の回旋も利用して、筋肉の起始を引き上げ、停止を圧し下げるストレッチのタッチができると非常に効果があります。

 「完骨(胸鎖乳突筋・頭板状筋)」「風池(頭板状筋・頭半棘筋)」の点の痛みをただ単に1点ずつ圧すのではなく、その痛みの原因となる筋肉や持病を考えて施術をしてください。

 

|

« 鷹匠の力を抜く姿勢のコツ、肩関節内旋30°、中指の伸展。 | トップページ | 扁平足の改善。立位で股関節を内転させクロスさせたほうの足趾でラップの芯を巻きこむように圧して足のアーチを作る筋肉を鍛える。 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: のどの詰まり感に鎖骨と第1肋骨間に指頭を入れて圧し下げ、「完骨」「風池」を反対側の指で圧し上げる斜角筋のストレッチのタッチ。:

« 鷹匠の力を抜く姿勢のコツ、肩関節内旋30°、中指の伸展。 | トップページ | 扁平足の改善。立位で股関節を内転させクロスさせたほうの足趾でラップの芯を巻きこむように圧して足のアーチを作る筋肉を鍛える。 »